筑波大学附属駒場中学校・高等学校
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筑波大学附属駒場中学校・高等学校に討ち入りに行くぞ! 今月の20日か21日か の朝、教師や生徒を無差別に刺投してやる
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筑波大学附属駒場中学校・高等学校正門 |過去校名=東京農業教育専門学校附属中学校
東京教育大学附属駒場中学校・高等学校 |国公私立=国立学校 |設置者=国立大学法人筑波大学 |併合学校=
|校訓=自由・闊達の校風のもと、
|設立年月日=中学1947年
高校1950年 |記念日名称=開校記念日 |創立記念日=5月1日 |共学・別学=男子校 |中高一貫教育=併設型 |課程=全日制課程 |単位制・学年制=学年制 |設置学科=普通科 |学科内専門コース= |学期= |高校コード=13005C |郵便番号=154-0001
北緯35度39分18秒東経139度40分50秒
|電話番号=03-3411-8521 |FAX番号=03-3411-8977 |外部リンク=公式サイト }}
筑波大学附属駒場中学校・高等学校(つくばだいがくふぞくこまばちゅうがっこう・こうとうがっこう)は東京都世田谷区池尻にある国立中学校・高等学校である。中高一貫制男子校。通称は「筑駒」(つくこま)。
目次 |
[編集] 概要
1947年に東京農業教育専門学校 (旧制)の附属中学校として設立された国立進学校。国立高等学校では唯一の男子校でもある。筑波大学の附属校であるが、筑波大学への特別な内部進学枠は有していない。東京大学への高い合格率と共に、私服校で「駒場の自由」という言葉で語られる自由な校風で知られる。現在は、文部科学省からスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定を受けている。
[編集] 沿革
- 1947年 東京農業教育専門学校附属中学校として開校。
- 1950年 附属高等学校設置。
- 1952年 東京教育大学附属駒場中学校・高等学校と改称。
- 1956年 同年中学入学者から中高一貫教育となる。
- 1962年 中学校2学級、高等学校普通科4学級体制へ移行。
- 1970年 中学校3学級体制へ移行。
- 1978年 筑波大学附属駒場中学校・高等学校と改称。
- 2004年 国立大学法人筑波大学に移管。
[編集] アクセス
[編集] 学校行事
学校行事が盛んであり、年間を通じてさまざまな行事が催される(4月から日付順)。
- 稲作
- 中1、高1のみ。1878年の駒場農学校開校以来、130年の歴史を有する日本農学発祥記念の地「ケルネル田んぼ」において毎年6月に田植え、10月に稲刈りをする。収穫した米は入学式と卒業式の折に赤飯にして、新入生および卒業生に供される。稲作の様子を幼稚園児などが見学する事もある。
- 校外学習
- 5月中旬に2~5日間、中1~高2が学年ごとに別の場所へ行き、観光や地域研究、学年内での交流などを主な目的とする。
- 現在の行き先は中1が妙高高原、中2が東京(宿泊はしない)、中3が東北地方(岩手県・青森県など)、高1が菅平高原、高2が関西地方(吉野・奈良・京都)である。中2・中3・高2は総合学習の一環として事前に数人の班でテーマを決めておき旅行中は各班で関連したところを訪問し、またほとんどの場合、後日レポート提出が求められ発表会を行う。これを地域研究という。また、この期間中は高3は特別考査や音楽祭練習、文化祭準備などを行う。そのため、高2の旅行は修学旅行でもある。
- 音楽祭
- 例年6月中旬に主に昭和女子大学人見記念講堂を貸し切って開催される合唱コンクール。中学生は課題曲と自由曲の2曲、高校生は自由曲を2曲演奏する。外部から招かれた審査員及び音楽科教諭の決める賞と一般生徒の投票によって決定される大衆賞の両方がある。
- 体育祭
- 9月末に2日間かけて校内にて開催される。通常の学校と違い、オリンピック方式(複数の競技を同時に行う)という独特の方法が取られている。中学・高校それぞれクラス毎に分かれて得点を競う。
- 姉妹校である筑波大学附属中学校の運動会で行われた騎馬戦にて怪我を負った生徒が発生したので、2005年度からは騎馬戦は中止となった。
- 芸術鑑賞会
- 教員が企画し、毎年秋に行われる。内容は毎年異なり、音楽や絵画、伝統芸能や映画など、さまざまなである。
- 文化祭
- 11月初旬に3日間かけて校内にて開催される、筑駒最大の行事。外部者も参加できる。中3以上は演劇を行う団体が非常に多い。大学受験を控えた高3が特別班を組んで中心となって活動する。
- (参考リンク)2008年度筑駒文化祭公式ホームページ
- ロードレース
- 毎年1月下旬、二子新地駅近くの多摩川土手にて行われる。中学生は4km、高校生は8kmの距離をそれぞれ走り、その速さを競う。上位20名が表彰される。
- 弁論大会(中学のみ)
- 2月の中旬の土曜日に校内7号館3階(オープンスペース)で行われる。各クラス、及び特別参加団体と称した団体がテーマを設定して自由に論じ、他クラスの生徒がそれらを聞いて質疑応答を繰り返す。各クラス2名、計18人の審査員によって選ばれる賞と生徒全員の投票によって決定される大衆賞の両方がある。
[編集] 部活動・同好会
各種の活動も盛んで囲碁、クイズなどではしばしば全国制覇を果たしている。1998年に第18回全国高等学校クイズ選手権で全国制覇を達成した。駒場棋院(囲碁部)は2003~5年に全国大会3連覇を果たしている。数学オリンピックの日本代表として活躍する在校生も多く、2005年度には日本代表6人中5人を在校生が占めた。日本が初参加となった2005年生物学オリンピック北京大会も代表2人のうち1人が在校生で銅メダルを獲得。全国化学コンクールでも多数の入賞者を出し、2005年・2008年はスーパーコンピュータのプログラミングを競うスパコンで優勝を果たすなど、各方面の大会で成果を挙げている。また、2005年、TBS系列で放映されたテレビ番組「学校へ行こう!MAX」での企画「文舞両道フリツケ甲子園(2005年9月6日O.A.)」において、有志がダンスユニット「筑6」を結成。出場校6校の中から見事優勝校に選ばれた。
[編集] 出身者
[編集] 関連学校
- 筑波大学
- 筑波大学附属小学校
- 筑波大学附属中学校・高等学校
- 筑波大学附属坂戸高等学校
- 筑波大学附属視覚特別支援学校
- 筑波大学附属聴覚特別支援学校
- 筑波大学附属桐が丘特別支援学校(肢体不自由)
- 筑波大学附属大塚特別支援学校(知的障害)
- 筑波大学附属久里浜特別支援学校(自閉症)