4月5日、河村官房長官が北朝鮮の飛翔体発射を受けて緊急会見。昨年9月撮影(2009年 ロイター/Toru Hanai) |
[東京 5日 ロイター] 河村建夫官房長官は5日正午に緊急会見し、北朝鮮が5日午前に飛翔体を発射し、太平洋へと通過し、日本の1270キロ沖の太平洋上に落下物があったと発表した。日本領土内に落下物はなく、被害の情報も確認されていないと述べた。
その上で河村官房長官は、極めて遺憾であり、北朝鮮に対して厳重に抗議すると述べた。
また、厳重に警戒していた迎撃システムは作動させず、破壊措置は実施しなかったことも確認した。
河村官房長官は、ミサイルではなく、衛星を搭載したロケットの発射でも国連決議に違反しているとの日本の立場をあらためて指摘し、北朝鮮の発射を強く批判した。
ただ、ミサイルか衛星搭載のロケットの発射だったのかは、今のところ確認できていいないとした。
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