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- ▼-銀河鉄道の朝。 [28歳 情報番組ディレクター] (04/06 19:47)
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[69] 銀河鉄道の朝。
- 投稿者
- 28歳 情報番組ディレクター
- 投稿日
- 04/06 19:47
4月6日 19:00
飛びました、ミサイル。
なんのことはない、北朝鮮の予告通り、日本のはるか上空を越え。
私は、その時、
岩手県のT村に、いた。
通過ルートとは、少しずれていたので、私の頭上をミサイルが横切った、というのはおおげさかもしれないが。
そして、新幹線「はやて」に乗って、ようやく東京に戻り、
原稿をかき、徹夜で編集し、放送に臨む。
じっくりと考える余裕は、正直、ない。
迎撃システムのある岩手県T村の役場の取材、というのが私に与えられた任務。
T村には、テレビ局・新聞局の記者が詰めかけていた。
村に突然やってきた“有事”。
国から「PAC-3」なるミサイルを配備され、
大勢のマスコミが詰めかけ、
資金不足・人手不足のなか、24時間体勢で警戒体制をとり、
「村を守る」という使命にもえていた役場。
そんな空気を、少しでも放送に反映させることができたのか。
否。
カメラマンの撮った映像は、全国に流れた。
しかし、それは、
数多くの番組が、カメラを出していたうちの、ひとつの自治体の映像にしか過ぎない。
ご覧の通り、多く流れるのは、発射直後の混乱ぶりが、より“派手”な自治体の様子・・・
「誤報だって!誤報!!」強く叫ぶ女性。
編集される時に、選ばれる映像は、そんな映像だから。
T村の“有事”を待ちくたびれた、初日のぐったりした様子や、
入学式のさなか、ひとり中学校の職員室で発射の情報におびえている用務員の姿や、
スピーカーから流れる緊急放送に耳をかたむけることなくサッカーする少年たちの姿や、
役場の職員が落ち着いて手順を踏む様子は、あまり“テレビ的”ではなかったのだ。
某キー局の討論番組では、
「ハリネズミみたいに国を守らないといけないときに、雇用だ、福祉だと、予算を割いて、国防そっちのけというのは、いかがなものか」と、
声高に議論されていた。
そんなほうが、“テレビ的”なんだろうか。
ミサイルは、飛んだ。
「ほんとうの幸せ」を探しているカンパネルラとジョバンニが、
無事なことを祈る。
[70] Re:銀河鉄道の朝。
- 投稿者
- H.T
- 投稿日
- 04/06 20:20
今回の戦争ごっこをみて、空の上の宮沢賢治も泣いているのではないかな、と思います。麻生さんはなぜか元気だし、このまま日本は悪い方向に向かっていくのか、どうなるのか正直こわいです..。私自身も一人の人間として、ぶれずにいれるように頑張りますが、報道にも、やっぱり期待していますので、頑張って下さい!!ここに、小さな平和に続くメッセージがあります。
「ああ…ぼくは…
もう、あのさそりのように
ほんとうにみんなのしあわせのためなら、ぼくの体なんか百ぺん焼いてもかまわない…」(映画.銀河鉄道の夜から。)
[71] Re:銀河鉄道の朝。
- 投稿者
- N.H.
- 投稿日
- 04/06 22:08
『T村の“有事”を待ちくたびれた、初日のぐったりした様子や、
入学式のさなか、ひとり中学校の職員室で発射の情報におびえている用務員の姿や、
スピーカーから流れる緊急放送に耳をかたむけることなくサッカーする少年たちの姿や、
役場の職員が落ち着いて手順を踏む様子は、あまり“テレビ的”ではなかったのだ。』
テレビ的ではないから流さない。今のメディアは何を持って「テレビ的」としているのか。その「テレビ的」でない日常が存在していること(しかも、そちらがほとんど)は、多くの人はわかってることではないでしょうか。よりドラマティックなシチュエーションだけを切り取ってテレビ的とするなら、メディアの自己満足にすぎやしないだろうか。
それを続ける限りメディアは「死に体」である。
[28歳 情報番組ディレクター] さんの文面から垣間見える現在のメディアへの疑問。まっとうなメディア側の人もまだいる。その人たちが、今後どこまで冷静に見極めて番組が作れるのか楽しみにしてますよ。
視聴者は気づいてきてますよ。間違いなく。
[73] Re:銀河鉄道の朝。
- 投稿者
- ton_paris E-MAIL
- 投稿日
- 04/07 02:14
そういう風に疑問に思い続けることが大事だと思います。
筑紫さんは死ぬまで思い続けていた。それが筑紫哲也が筑紫哲也であるゆえんです。
普通の人はある程度の年齢になったり地位が高くなったらあきらめるのだと思います。
今はすべての物事が節目を迎えています。
大丈夫、テレビもきっとかわりますよ。「テレビ的」とか言ってたら
「馬鹿じゃないか?」という風にみんが思うようになると思います。
現にこのサイトでは、作っているひとと見ているひとが対話をしながら意見をちゃんと交換し合っています。
「テレビ的」なる一方向の論理はなくなりつつあるのです。
望みはあると思います。
[126] Re[2]:銀河鉄道の朝。
- 投稿者
- (TT)
- 投稿日
- 04/15 16:19
↑
いや、望みないでしょう。この人のこの前の文章よみました。
なんだか人を馬鹿にしたような文章で、知性のかけらもありませんでしたよ。
すくなくてもTBSには未来はないと私は思います。
筑紫哲也さん?誰ですかそれ?
[138] Re[2]:銀河鉄道の朝。
- 投稿者
- もげ
- 投稿日
- 04/17 08:14
>それが筑紫哲也が筑紫哲也であるゆえんです
筑紫哲也って持ち上げるのマスゴミだけじゃないの?
物事を多角的に見る事(放送法にもそうある)を放棄し
自分の左翼思想を一方的に押し付けてただけだと思うが。
人間的に下種な部類だと思うよ。異論は認めようw
[133] Re:銀河鉄道の朝。
- 投稿者
- ボコノン教徒
- 投稿日
- 04/16 02:09
岩手県T村とさりげなくぼかしてみせる一方的な匿名性。
断片的で、あまり要領を得ない、文の内容よりも、場面の切り貼りで印象づける、文の書き方(何かに似ていると思ったら、「プロジェクトX」のナレーションだ)。
>村に突然やってきた“有事”。
国から「PAC-3」なるミサイルを配備され、
>誤報だって!誤報!!」強く叫ぶ女性。
日本政府が国民の皆様にかけた迷惑がひしひしと伝わってくる名場面です。
>ミサイルは、飛んだ。
>「ほんとうの幸せ」を探しているカンパネルラとジョバンニが、
>無事なことを祈る。
関係ないイメージを持ち込んで、「ほんとうの幸せ」なるケムに巻く文の技巧。
岩手=宮沢賢治という安直な連想。
「テレビ的」ってこういうことさ、ということを、テキストにしたらどうなるか教えてくれる、まさに名文です。
プロパガンダの教科書に載っていいレベルだと思います・
[148] ツリー階層が深くなりすぎたので銀河鉄道のよるより。
- 投稿者
- 浅学ながらボコノン教徒(><;)
- 投稿日
- 04/17 20:41
>当時の政府の言い分の追認、遊就館の歴史観をなぞっているにすぎません。
当時の政府、或いは遊就館の歴史観と共通する部分があることは自動的に排除されるべきなのですか?
>ニコニコ動画で証明したおつもりですか。一部じゃない根拠も示していただきたい。
「一部でないことを証明した」つもりではありません。捏造・歪曲の可能性は排除しえませんし、浅学の自分には一次資料にあたる能力もありません。
こうした資料について、「一部」に過ぎないとお考えの理由をお聞かせいただきたかったのです。単にこちらが提示したメディアの形態を指摘されてもお答えにはならない。
自分は、「一部」「いや一部でない」と議論することは結局は水掛け論だと考えています。
>むしろ、アジアの国家元首から、日本の首相に積極的に語られてもいいのではないでしょうか。
マレーシアのマハティール首相が、いわゆる村山談話に対し「日本はあやまる必要はない」と発言しています。
この発言は捏造されているか、「積極的」ではないと評価されるわけですね?
>そういう考えなどなかったと考えてもいいのではないでしょうか。
東条首相がビルマ・フィリピンの、小磯首相がインドネシアの独立を声明したことについて、何か見解の相違があるようです。
>日本の国益、植民地解放、どこか矛盾してませんか。
状況次第では矛盾しますし、矛盾した場合は国益が優先されるべきです。矛盾せずに追求できれば最善です。
>それが後に現地の人々に役に立ったのは日本が撤退したからであり、結果論にすぎません。
撤退後に旧宗主国が舞い戻ってきて戦争になったことを考えれば、この見解に素直に同意は出来ません。
>日本語を押し付けることが正しいのか。アジアの人々を日本の戦争の兵力として使おうとすることが正しいのか。
「公用語教育の普及」「再植民地化の抑止」という観点からは、肯定できる側面があります。それによって生じる負担とのトレードオフになります。
>すさまじい弾圧を繰り返している事実を認めなければいけません。
>反日、抗日の動きだと認めれば、容赦なく殺戮している。
卑怯な言い方になりますが、戦争という特殊な状況下で生じる犠牲について評価しようとすれば、結局主観的な見解の違いにしかならない。ここに「すさまじい弾圧」「容赦なく殺戮」と表現しておられる時点でそう考えます。
>それを国際社会、またはアジアで言えばあまりに傲慢だと言わざる得ない。
恩を売ろうとすれば傲慢のそしりを免れません。しかし、事実は事実として(一部であっても)好意的な評価が存在することを黙殺してしまえば、それは曲がりなりにも掲げた理想への裏切りであると思います。
>それから、アジアの独立志向というのは何世紀にもわたる悲願だったことも忘れてはいけません。
何世紀にも渡ってそれを達成し得なかったのも事実です。
>独立の闘士たちは時に日本と妥協もしたし、戦いました。自らの力で独立を獲得している。日本が国を挙げて支援した事実はありません。
インドネシア独立戦争の主力となり、後に国軍の主力となったPETAは日本軍政下で編成され、訓練されたのではないのですか?
>しかし、独立運動に関与した兵士は帰国後、
>当時の日本がいかにアジアの人々を欺き、殺害したを語っています。
寡聞にして、こうした証言の存在を存じ上げませんでした。よろしければご例示ください。
最後に、疑問なのですが、松尾さんは日本軍政に向けるこうした厳しい視点を、他国の植民統治に向けておられますか?
日本の敗戦とともに植民地に舞い戻ろうとした列強の、敗戦した日本が独立運動にかかわることを禁止し、日本軍を使って独立を抑圧しようとした列強のどこに植民地主義への反省を見出せるのですか?
チベットはどうですか。彼等が悲願を果たせないのは「独立の闘士」の努力不足のゆえなのですか?
自分にはダブルスタンダードではないかと思えるのです。
[152] Re:ツリー階層が深くなりすぎたので銀河鉄道のよるより。
- 投稿者
- 松尾
- 投稿日
- 04/17 23:05
だから私は日本にも日本なりの正義があったと言ってるではないですか。
世界中が狂っていたと言っているわけです。
二度と繰り返さないためにも、厳しい視線を向けるのは当然ではないですか。
他国と相対化して良い悪いということに意味があるんでしょうか。
それは自国の行いを直視できなくなります。
東京裁判だって、戦勝国にとって縛りになっているわけです。
戦後、あからさまに植民地を獲得した国がありますか。
プラス面とマイナス面の両方を考えた方がいいと思います。
戦後、多くの歴史家が検証した歴史にも目を向けてはいかがでしょうか。
保坂正康さんが独立運動に関わった日本兵にインタビューしています。
それから、そういう人たちは恩給でも差をつけられ、
戦後、裁判でも争っています。そういう事実をどうお考えになりますか。
私は、あまりにも冷たいのではないかと思います。
[153] Re[2]:ツリー階層が深くなりすぎたので銀河鉄道のよるより。
- 投稿者
- 666
- 投稿日
- 04/18 01:32
全く前段階をすっ飛ばしてレスを返してしまう事をお許し下さい。
>だから私は日本にも日本なりの正義があったと言ってるではないですか。
世界中が狂っていたと言っているわけです。
戦争は最低でも2カ国で行うものです。
両方の視点で見た場合、国ごとに正義はあるものと私は考えています。
また、当時の世界が狂っていたと言っておられますが、今の状況が狂って居ない
と誰が言えるのでしょうか?
後の世に2009年現在が狂って居たと言われる日が来るかも判りませんよね。
今、出来る最善手として行動を起こした。
それだけの事と考えます。
そして、後の世に狂っていたと言われるかも判らないですけどね
>二度と繰り返さないためにも、厳しい視線を向けるのは当然ではないですか。
他国と相対化して良い悪いということに意味があるんでしょうか。
それは自国の行いを直視できなくなります。
だからと言ってマイナスの側面だけでは無く、プラスの側面も有った事を知る事
も重要と思います。
松尾さんの言ういかに世界が狂っていたかを知る為には、松尾さんがプラスと認
めていない事が当時の状況ではプラスであった事も知らなければ理解できないと
私は考えるからです。
>東京裁判だって、戦勝国にとって縛りになっているわけです。
戦後、あからさまに植民地を獲得した国がありますか。
プラス面とマイナス面の両方を考えた方がいいと思います。
戦後、多くの歴史家が検証した歴史にも目を向けてはいかがでしょうか。
戦後、植民地が獲得できなくなったのは、植民地の独立ラッシュで欧米列強の力
が削がれた事及び欧米列強にとって新興国が植民地を手に入れ力を付けるのを恐
れ、植民地支配を行わない事を国際世論として定着させた為と私は考えています。
現在、基本的にはWW2での戦勝国で作られた枠組みで動いていると言えると思い
ます。
また、WW1にて、敗戦国に多額の賠償金を背負わせたことが、WW2の引き金にも
なった事を学びWW2の時には賠償金は戦勝国は基本放棄しております。
また、WW2の引き金の一つに世界恐慌及びそれに伴いブロック経済を行った事が
原因の一つである事も学んでおり、現在の不況ではEUのみでのブロック経済等の
強硬な手を先進国は行っておりません。
こうして上げていくと少しづつ変化は有りますね。
100点の理想に比べ当時は○○点だと考えたり教えたりより、当時の状況を鑑みての
判断や現在の状況が○○点だと考えたり不満を言うよりも1点でも良い方になる様に
考えた方が前向きと私は思います。
そして、歴史家の検証した歴史と言っておられますが、現在も外交の道具として使われ
ている以上、歴史と言えるほどの重みを私は感じません。
その理由としましては、外交の道具である以上、自国に有利な検証が行われていると
私は考えるからです。
>保坂正康さんが独立運動に関わった日本兵にインタビューしています。
それから、そういう人たちは恩給でも差をつけられ、
戦後、裁判でも争っています。そういう事実をどうお考えになりますか。
私は、あまりにも冷たいのではないかと思います。
ボコノン教徒さんが書かれて居りますが、
>日本の敗戦とともに植民地に舞い戻ろうとした列強の、敗戦した日本が独立運動にかかわることを禁止し、日本軍を使って独立を抑圧しようとした列強のどこに植民地主義への反省を見出せるのですか?
との一文より、当時GHQ統治下で戦勝国に禁止されていた行動を取った人物にGHQ支配下の
日本政府がGHQを説得して出せた恩給の上限と言う事も考えられませんか?
GHQが出すなと言えば出せない状況でも有った訳です。
100%出れば理想だが、0%の確率が高い状況で差は有れども恩給が有った訳です。
そこは松尾さんには評価は一切しないと言うことですか?
状況を考慮せず差が有るから冷たいと言っていると私は思えてしまいます。
それは正に貴方の植民地に付いての評価と同じと私は思います。
欧米列強の植民地が-10とした場合、日本の植民地が-5とします。
戦争中に欧米列強から日本の植民地になれば相対的に+5となる訳です。
理想の0の独立では無いが、少しのプラスが有ったと評価出来ないでしょうか?
また、戦時中に日本より独立した国も僅かながら有ります。
開放して直ぐ独立では無くある程度の知識等の教育及び軍が国内を動く為の名分の為
植民地としていたのかも判断は出来ません。
また、現在でも国連軍が紛争地帯に行き制圧した後でも治安維持軍を置きます。
それと同等の意味も考えられます。
以上、私の思う所を書かせて頂きました。
長文失礼いたしました。
[155] Re[3]:ツリー階層が深くなりすぎたので銀河鉄道のよるより。
- 投稿者
- 松尾
- 投稿日
- 04/18 02:04
まさにおっしゃるとおりです。
現在も狂っているかもしれない。
当時、ナチスドイツがユダヤ人を強制収容して、彼らに罪意識はあったでしょうか。
おそらくなかったし、最善策だと思ってやっていたと思います。
日本がアジアに暴力を働き、資源を奪ったのも同じ事です。
当時は、間違っていると思わなかったと思います。
欧米も同じです。植民地が当たり前だった。
しかし、今から見て過去がおかしいと思えることは進歩していると考えたい。
そういう感覚は大事なのではないでしょうか。
戦後の国連の機能も忘れてはいけません。
戦後、すぐにジェノサイド条約が採択されています。
世界が人権重視の方向に進もうとしていることの表れではないでしょうか。
「日本政府がGHQを説得して出せた恩給の上限と言う事も考えられませんか?」
ということですが、そのために何十年も裁判で戦わなければいけなかったのでしょうか。他の所でも書きましたが、独立運動に参加した日本兵の死者は靖国にも
合祀されていません。手柄を横取りしているようにしか思えません。
[157] Re[2]:ツリー階層が深くなりすぎたので銀河鉄道のよるより。
- 投稿者
- ボコノン教徒
- 投稿日
- 04/18 02:11
>二度と繰り返さないためにも、厳しい視線を向けるのは当然ではないですか。
>他国と相対化して良い悪いということに意味があるんでしょうか。
他国の状況を考えずに、国内の要因だけを批判していればそれこそ内向きで意味のない議論に堕してしまうと思いますが。
>それは自国の行いを直視できなくなります。
他国の状況と冷静に比較したら自国の歴史を直視できないのですか?
自国中心主義のバイアスを意識しつつ、双方を事実に基づいて評価できれば最善かと思いますが。
>東京裁判だって、戦勝国にとって縛りになっているわけです。
申し訳ないのですが、おっしゃることの趣旨がつかめません。
東京裁判により、敗戦国の指導者を死刑にできる先例が出来ました。
結果、あらゆる戦争当事国の指導者にとって、敗北を選択するより犠牲を払っても戦い続けることがいっそう魅力的になりました。
こうした状況を指して縛りとおっしゃられるのですか?
>戦後、あからさまに植民地を獲得した国がありますか。
あからさまでなければ植民地を獲得していいのですか。たとえば「衛星国」「自治権の拡大」であるとか?
新規に獲得しないとしても、「租借期限まで植民地を保持する」「抵抗運動に追い出されるまで旧植民地を回復しようとする」「追い出される際にはインフラ投資分の補償を旧植民地に要求する」こうした行動のどこに植民地主義への反省があるのですか?
日本が朝鮮・台湾を放棄しなかったことをさして「植民地主義」と指摘なさるのに比べてあまりにも甘い基準はないですか?
>プラス面とマイナス面の両方を考えた方がいいと思います。
日本の歴史についてもそうお考えなら、日本のアジア統治についてのプラス面にも触れられてもよかったのでは?
マイナス面については自分は触れたつもりです。端的に言えば戦争遂行のために犠牲を強いたこと、掲げたスローガンを最後まで達成できなかったこと、です。
>戦後、多くの歴史家が検証した歴史にも目を向けてはいかがでしょうか。
失礼ですが、一方的にこちらが少数意見であると印象操作しているように「疑われかねない」表現は控えられたほうがよろしいかと思います。
すくなくとも自分は、クリストファー・ソーン、ジョン・ダワー、或いはダグラス・マッカーサーの議会証言などをアウトライン程度には踏まえたうえで見解を述べているつもりです。
多数、少数といった議論が水掛け論に過ぎないことは述べましたが、仮に多数であるから正しい、少数であるから無視してよいという観念をお持ちなら、それは自分が理解するところの全体主義というものです。
>保坂正康さんが独立運動に関わった日本兵にインタビューしています。
保坂氏については名前を聞いたことはありますが、著作に触れたことはありませんでした。機会があれば探してみます。
>それから、そういう人たちは恩給でも差をつけられ、
>戦後、裁判でも争っています。そういう事実をどうお考えになりますか。
>私は、あまりにも冷たいのではないかと思います。
彼等が軍籍を持ったまま独立活動に参加したとすれば、連合国側に対する戦闘活動と見做されます。そうした事態を許容しなかったのは植民地を維持しようとした連合国自身でもあります。
ですから、旧日本軍人が残留して戦闘に参加するには「自由意志による脱走」というフィクションを必要としました。彼らに恩給を支給してしまえばこのフィクションが崩れます。
個々の事情を勘案したうえで、これらの方々に補償をすることが必要だとお考えなら同意できます。しかし「恩給」という形をとるわけにはいきません。
残念な事態ではありますが、いずれにせよ個々の元軍人に対する待遇がすなわち国家政策全体の妥当性を保証するわけでも反証するわけでもありません。
自分が危惧しているのは、「他国のことは関係ない、日本の罪を謝罪すべきだ」という態度が、実は裏返しの日本中心主義ではないかということなのです。「日本が率先して謝罪する」ことに自己満足以外の意味を見出せないのですよ。
しかもそれは先の世代の日本がかけられた嫌疑です。「同じ国だから」ということに甘えて、他者に適用しない基準を用いて先の世代を断罪するならば、それは「同じ日本人だから」というフィクションに依拠した偽善ではないのですか? 反省したふりをしていて、実は非難しているだけではないですか? 無自覚に、ナショナリズムの幻想に甘えてはいませんか?
最後になりましたが、どうしても気になりましたのでひとこと。
世界中が狂っていたと、そんなにも大きな「狂気」を口にするあなたの正気は誰が保証するのですか?
「多数者の狂気」など存在したためしはありません。
私たちはそれを「正気」と呼んでいます。
[159] Re[3]:ツリー階層が深くなりすぎたので銀河鉄道のよるより。
- 投稿者
- 松尾
- 投稿日
- 04/18 05:05
私の主張は日本だけが悪いとは言っていません。
ソ連のシベリア抑留は許せない、米国の原爆投下も許せない。
結局、憎むべきは戦争じゃないですか。
誤解されては困りますが、二度と繰り返さないというのは、
死者を冒涜しているものではないということを押さえていただきたいと思います。
ナチスでバンザイ会議がありました。
彼らにとって、ユダヤ人を虐殺することは間違ったことでもなんでもない。
世界が良くなると思っていた。
結局、あの時代の日本もアジアに暴力を働いたことも同じ図式なわけです。
欧米の植民地政策もそうです。侵略だとは誰も思っていない。
侵略される側の住民たちはどうでしょう。
土地を荒らされ、言葉は強要される。憎悪が溜まる一方です。
そして、日本の一般市民はどう思ったか。
あの時代はおかしかったんじゃないか。と思えることは大事ではないですか。
戦争の煽り食らうのは結局市民です。
現在が狂ってないかと言われればわかりません。
しかし、少なくとも、過去と同じ事をやろうと思わないし、
マシになったと私は思っています。
戦後、国際連合が設立され、人権を重視する条約が多く出てきた。
あからさまでなければ、侵略していいなどとは言っていません。
結局、東京裁判で被告がさばかれた「平和に対する罪」「人道に対する罪」というのが先進国の縛りになっているわけです。
同じ国だからと言って甘えていません。
むしろ我々が歴史を引き継いで監視しなければいけないのではないですか。
世代が違うから関係ないと俯瞰するようでは思考停止にしかなりません。
歴史を学ぶ意味もないように思います。
独立支援に関わった日本兵は何十年も裁判で戦ったわけです。
そして、戦死者は靖国にも合祀されていない。不自然だと思いませんか。
それは、連合国側だけの問題でしょうか。A級は合祀されました。
何が違うのでしょうか。
日本が戦争で他国にした行為に対して率直に謝罪することがなぜいけないのでしょう。時代性はともあれ、まずそこを認めることが大事ではないでしょうか。
そして、戦争を体験した一般の人たちはどう思っているのでしょうか。
戦争で夫が死に、子どもが死に、親が死んだ。
嫌疑をかけられていると思っているのでしょうか。
私は、欧米のような傲慢な国であって欲しくないし、
そういう訳のわからない土俵に乗る必要はないと思います。
[166] Re[4]:ツリー階層が深くなりすぎたので銀河鉄道のよるより。
- 投稿者
- HO
- 投稿日
- 04/18 14:53
こんなところでまだ戦争論が続いていたのですね。気づきませんでした。私なりに気になる点を少し書いてみます。
>独立運動に参加した日本兵の死者は靖国にも合祀されていません。手柄を横取りしているようにしか思えません。
これは靖国神社の位置づけを全くご存じではないか、或いは偏見を持って見ているかを如実に示す一文です。松尾さんのこの論拠にあるのが、「あの」保坂正康氏であると聞き、松尾さんの論の展開を漸く納得する事が出来ました。保坂氏の考えは余りに偏狭です。今のマスコミの報道の在り方くらい酷いものですね。より廣い視点を持って戴きたく存じます。
そもそも靖国神社の目的とは、
「国家のために一命を捧げられた方々を慰霊顕彰すること」
です。
ですから靖国神社は日本国家保持の為に戦争等で鬼籍に入られた方をお祀りする場所です。日本国家存亡危機にその尊い命を失ってしまった御靈を安鎮する神聖な場所です。
祖国の為に命を賭けて戦った方の御靈を安鎮するのですから、アジアの何処かの国の独立運動に加担して戦死された方を靖国に祀る事は靖国神社の位置づけからすると当然と云えば当然でしょう。
貴方は混同されております。日本がアジアの解放をも求めて戦争を起こした事は事実ですが靖国神社の性格上、何処かの国の独立戦争に加担して命を落とした日本人を祀る事は別次元の話ですよ。「靖国神社=日本政府」では無いのですから。
以前は戦時中に病気で亡くなった方等を合祀していなかった場合もあったようですが、現在ではそれらの方も合祀されています。しかし明治維新後の英靈でも著名な方では西郷隆盛翁は祀られておりません。それは当時の政府に明治反旗を翻したからです。西南戦争は対政府の戦争です。
もし貴方が本当に靖国神社のあり様に疑問を呈しているならば、貴方が直接靖国神社へ詣で、神社関係者の方に貴方が疑問に思っている事をぶつけてみる事をお薦めします。2次資料ばかり追っていては眞実の究明は出来ません。
また、「手柄の横取り」なる語が一体何を指すのか私には理解不能です。
>世界中が狂っていたと言っているわけです。
そうじゃないですよ。狂っていたのは主に白人社会です。日本軍部も多少思い上がった所があったのも事実です。それは否定致しません。しかし「狂っていた」のではなく、自国の我欲を抑えきれなくなって行ったと云うべきでしょう。貴方の仰る「世界」とは当時の軍事大国しか指していませんね。抑圧されていたアジア・アフリカ・中南米などの国々も狂っていたのでしょうか?所詮、肉食人種は人間に近い生き物(哺乳類)を殺して自分が生きるしかないのです。まあこれも極論ですけどね。じゃあ日本も哺乳類である鯨を殺していると云われると困りますが、日本人の考え方として鯨はやはり魚類の延長上の生き物だとの認識があるのだと思います。
>私の主張は日本だけが悪いとは言っていません。ソ連のシベリア抑留は許せない、米国の原爆投下も許せない。結局、憎むべきは戦争じゃないですか。
憎むべきは戦争ですか?それはまた極論ですね。否、憎むべきは争いを起こす人・国家の醜い自分本位の考え方です。個人や国家の我欲(エゴ)を如何に増大させないようにするかが問題になると思います。
松尾さんの理論で云えば、民族独立戦争も全て「悪」となってしまいますよ。現在で云えばチベットに対しても非難している事になりますが?チベットが何か悪い事をしましたか?全て中国共産党の強欲な姿勢が問題だと思いますが、如何でしょう?
勿論、紛争・戦争が無いに越した事はありません。しかし身に降りかかる火の粉や、謂れのない侵略を受けた場合などはそれに反発する事の方が当然の行動だと思いませんか?自分が殺人犯に殺される場面で、それをのうのうとせずに無抵抗でいろとでも仰るのでしょうか?正当防衛なる言葉をご存じでは無いのですか?その考えは憲法九條があれば外国から侵略を受ける事が無いと思っている能天気な自称・市民団体と同一です。
シベリア抑留が許せない、原爆投下が許せないと仰いますが、それ以前に日米開戦に向かわせたアメリカ政府の姿勢や日露中立條約を一方的に破り、日本に対し侵攻を始めたロシアの姿勢を非難すべきでしょう。此処でも論点がすり替えられております。
アジア各国が日本に蹂躙されたと仰る方が今も多いですが、例えば今も一番日本を非難しているのは韓国ですね。日韓併合を日帝の侵略だとよく云っているようですが、それは事実無根です。併合を申し出て来たのは韓国側からですし、日本として韓国を併合しても何の益も無かったのです。しかし韓国をそのまま放置していれば、ロシアが南下して韓国を侵略していていました。日本は単にロシアの南下を恐れて韓国を自国よりにする為に動いただけです。事実、併合時の方が韓国の治安も上がり、インフラの整備も出来、教育機関も出来、奴隷制度の撤廃も出来たのです。韓国に取って殆ど悪いことなど無かった筈ですよ。韓国社会は酷い階級社会で併合前までは人口のほぼ半分は奴隷でした。詳しく書くと色々と差別用語が出て来るので此処では割愛致しますが、国民の半数が何の権利も持たず、公的・私的奴隷として何の人権も名前さえも持たずに労働させられていました。このような奴隷階層に居た人々が国際的に1級国民であった日本国民になりたくて日本式の名前を自ら名乗っていたのです。創氏改名はこのような側面を持っていました。この奴隷制度の解放だけでも韓国社会はかなり健全化されています。しかし日本の統治が終焉した後はまた韓国では国内動乱が続いて行きます。韓国国内にて大量の虐殺者を出していますが、今もその事実を韓国政府は公式に認めていません。
[167] Re[4]:ツリー階層が深くなりすぎたので銀河鉄道のよるより。
- 投稿者
- No TBS ? But NEWS !
- 投稿日
- 04/18 15:25
>そういう訳のわからない土俵に乗る必要はないと思います。
それは、戦前の日本がやったことでしょうに。
土俵を降りて、大乱闘をやっちゃったんだから。
土俵がある以上、そこで決着をつけない限り、場外乱闘しても袋叩きにあいます。
現在でも、国連を脱退する事・条約を無視する事の意味は変わらない筈ですよ。
で、おいらの疑問は、土俵を降りたのが一方的に悪いのか?という事。
>私は、欧米のような傲慢な国であって欲しくないし、
結果的にルールを破った日本が悪くて、ルールを修正しなかった欧米に責任は無いのか?
そもそも、欧米のルールは正義であり、公平であったのか?
ここまで書いて、パール判事の意見とあまり変わらないという事に気が付いた。
先に断っておきますが、北朝鮮については六者会合等で妥協を続けているので、一方的だとかの指摘は当たらないと思います。
[161] Re:銀河鉄道の朝。
- 投稿者
- この国のメディアは死んだ
- 投稿日
- 04/18 07:20
>T村の“有事”を待ちくたびれた、初日のぐったりした様子や
>役場の職員が落ち着いて手順を踏む様子は、あまり“テレビ的”ではなかったのだ。
は?
報道に演出なんざいらん、事実を伝えればいい。