この時期気をつけたい紫外線と、日焼け止めの塗り方
紫外線には、A波・B波・C波の三種類があります。
そのうち地表に届いて肌にダメージを与えるのはA波(UV−A)とB波(UV−B)の2つ。
A波は日焼けを起こしたり、表皮細胞の遺伝子に傷を付けてシミや皮膚がんの原因になります。
また、B波は表皮の下の真皮にまで届いて皮膚の張りを保っているコラーゲンやエラスチンなどを破壊してしまいます。
今の時期、ぐんと増えると言われるのは、A波のほう。
B波はオゾン量が最も少なくなる8月頃に最も多くなります。
日焼け防止剤(サンスクリーン剤)には、「SPF」と「PA」の2つの表示がありますが、SPFはB波、PAはA波を防ぐ効果があります。
高けりゃいいってものじゃない、「SPF」と「PA」
両方とも高ければ紫外線防止効果は高くなりますが、その分、肌への負担も高くなります。
必要なレベルのものを用途にあわせて正しく使いましょう。
たとえば
日中ベランダで洗濯物を干したり一時間ほど買い物に出る
→ SPA10〜20 PA+
海水浴に行ったり、スポーツなどで日中に屋外で活動する
→ SPA30以上 PA+++
きちんと塗っても白浮きしないものを探しましょう
「顔が白浮きするのはいやだから」と、控えめに塗るのはどうでしょう?
防止レベルの高いものでも、少ない量を薄く塗り広げると効果は薄くなります。
分量は、容器にある「さくらんぼ大の量を顔全体に」などの表示を参考に、薄くのばすのではなく肌の上にのせていく「つけ塗り」がベストです。
指定の量を塗ったら白浮きしてしまうものは、お肌にあっていないのかもしれません。 肌を大切にしたい年齢です。品質重視で選びましょう。
なお、日焼け止めクリームは、汗をかかない時でも4時間おきぐらいに塗りなおすと効果が持続します。