間質性膀胱炎を知っていますか
「夜中に起き出してトイレに行く」
ある程度の年齢以上になると、とてもありふれた状況ですが、これが1〜2回ならともかく、3回以上に及ぶと、とても「心地よい眠り」というわけにはいかなくなります。
睡眠不足によるイライラから、昼間の活動に支障をきたすこともあるでしょう。
「うまく眠れない」という状況から、うつの症状をひきおこすこともあるのです。
間質性膀胱炎の主な症状は、こうした頻尿と、突然起こる尿意切迫感にあります。(以前は「過活動膀胱」といわれていた症状でもあります)
これを我慢していると、膀胱に痛みや不快感を感じます。
細菌性膀胱炎と症状は似ているのですが、検査をしても細菌は見つかりません。
当然、抗生物質を飲んでも改善されないのです。
他の症状が見あたらないので、精神的なものと言われ、「神経質すぎるからだ」と取り合ってもらえないこともあると言います。
女性に多い症状ですが、特に日本では泌尿器科を受診せず、一人で困っている人が多いともいわれます。
医師の中にも、まだ知れ渡っていない病気でもありますが、専門医をたずねれば、顕微鏡検査などでこの病気を特定することができます。
単なる精神的な頻尿ではなく、間質性膀胱炎という病気であることを知ること。
まずそこから、改善策をはじめましょう。