【雑談】「ドキュメント『ルパン三世』とその時代」
今日「TVアニメ考現学『ルパン三世』1stTVシリーズ」を観てきた。公開終了前日だ。『旧ルパン』本編はやたらと画面がクリアで、最近作られた作品かと思うくらい。スクリーンがあまり大きくなかったのは残念。
「ドキュメント『ルパン三世』とその時代」は予想よりもよかった。大塚康生、高畑勲、宮崎駿それぞれのコメントに関して、あっ、驚く新事実はないのだけど、やはり本人の言葉で語られると違う。HPを観ていた時には、大隅正秋の功績については触れないのかと思ったけれど、ある程度は触れていた。いや、『ルパン三世』ファンとしては、もっと大きく扱ってほしいところだけど。高畑さんが大隅監督時代の話題に触れた後で、「7番目の橋が落ちるとき」の中で、比較的大隅編っぽいセリフに繋げた構成は、心がこもってると思った。
嬉しかったのは「ドキュメント『ルパン三世』とその時代」に、シネスコ版パイロットフィルムの映像が挿入されていた事。ビスタサイズの画面の中に、上下黒味を入れて挿入されたかたちだったし、古いマスターから引っ張ってきたらしく、『旧ルパン』本編に比べると、画質は甘かったのだけど、それを観て、パイロットフィルムがきちんと劇場大画面に耐えるものとして作られていた事が分かった。『旧ルパン』本編よりも、それが観られた事の方が嬉しかった。
「ドキュメント『ルパン三世』とその時代」は企画として面白かったし、今後の可能性を感じた。もしも、『ハイジ』をやるならもっと長いのを作ってほしい。
●写真追加。スタンプ押してきました
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