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山形刑務所の男性副看守長(53)が、受刑者に対し「生きている価値がない」「ハゲ」などと侮辱する発言を繰り返していたことが17日、発覚した。副看守長は同刑務所に35年間勤めるベテラン。「受刑者を励ますつもりで声を掛けたが、エスカレートしてしまった」と話しているという。すでに副看守長は別の刑事施設に異動しており、刑務所では同日付で減給処分にした。
山形刑務所によると副看守長の問題発言があったのは、2005年1月から昨年9月までの間。夜間勤務中、受刑者3人に対して「生きている価値がない」「ハゲ」「悪い顔をしているな」と侮辱する発言を繰り返していたという。
さらに、消灯時間の前にもかかわらず、受刑者の部屋の電気やラジオを消すなどの嫌がらせ行為も行った。運動の立ち会い中には、わざと受刑者の体にぶつかったり、頭を叩くなどの暴行も行ったという。受刑者の一人が別の職員に訴えて事態が発覚した。
調査に対し、副看守長は自らの行為を認めており、「励ますつもりで声を掛けたが、エスカレートしてしまった。ふざけ半分だった。傷つけるつもりはなかった」と話しているという。
副看守長は、山形刑務所に35年間勤務するベテランで、過去にこうした問題行為はなかった。受刑者とほとんど話さない看守もいるなか、副看守長は受刑者に積極的に声をかけるなど面倒見が良かったという。だが、こうした熱心さが節度を失い、悪ふざけ、さらには侮辱発言につながったようだ。
また、この副看守長は夜間勤務中、休憩や仮眠時間以外に複数回にわたって入浴。さらに、朝、受刑者を工場などの作業場へ連れて行くべきところを、正当な理由もなしに他の職員に任せるなど、勤務態度にも問題があったとしている。
山形刑務所の大森正所長は「矯正行政に対する信頼を著しく損ね、深くおわび申し上げる。再発防止の徹底に努める」とコメント。同刑務所は17日付で、副看守長を減給100分の20(3か月)の懲戒処分にした。
過去の看守による不適切行為としては06年、横浜刑務所の主任看守が受刑者に自らの食事を勝手に作らせたり、タマネギでキャッチボールをしたなどとして処分された。また、03年には長野刑務所の主任看守が、受刑者の背中に「私はバカです」と書いた紙を張り付けるなどし、処分されている。
(2009年4月18日06時02分 スポーツ報知)
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