地球温暖化を唱える環境保護運動は、ただの政治的プロパガンダにすぎない、と語る科学者たちを紹介するテレビ番組がある。これを動画で紹介する。
『The Global Warming Swindle(地球温暖化詐欺)』(全8回)
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Google の動画は削除されたようなので、YouTube の動画を紹介します。
→ YouTube 「地球温暖化詐欺」
【 解説 】
( ※ 以下は Google 版の全5回についての解説です。上記の YouTube 版では全8回になっているので、下記の説明とはちょっと回がズレます。8/5 倍に数を増やして考えて下さい。)
第1回では、「過去にも地球温暖化はあったが、かえって有益だった」という指摘をする。特に欧州は当時、温暖化のおかげで農作物が豊饒になり、豊かな生活を送れる幸福な時代であったという。
(なるほど。「温暖化のおかげで植物が良く生育する」ということは、私も前から推定していたのだが、そのことは歴史的な事実である、と判明したわけだ。)
第2回では、「炭酸ガス濃度と地球温暖化には比例的な関係があるが、因果関係の順序が逆である」と指摘する。「炭酸ガス濃度の上昇 → 地球温暖化」ではなくて、その逆である。先に地球温暖化があって、それから数百年後に、炭酸ガスの増加がある。(地球寒冷化の場合には、上昇と下落が反対になる。因果関係の順序は同じ。)
なお、因果関係の理由は、海水温の上昇である。海水温が高まると、大量の炭酸ガスが放出される。一方、人間由来の炭酸ガス放出は、全体の1割に満たない。
第3回では、IPCC の報告が捏造されていることを示している。科学者の原論文にある「人為的な地球温暖化はない」という肝心の部分をすっぽり削除して、白を黒と言いくるめている。編集者による校閲・捏造。頭に来た著者は IPCC を奪回したが、IPCC に名前が掲載されているので、「私の名前を消してくれ」と要求したが、「第一人者のあなたの名前を消すわけには行かない」と拒否。
( 呆れはてた科学者はどんどん脱会しているが、政治関係者や環境保護団体などを加入させていく。IPCC は、もはや科学団体ではなくて、政治団体になってしまった、とのことだ。……これは第1回。)
第4回では、気象変動の予測が科学的ではないこと(当たるも八卦当たらぬも八卦であること)を示す。
( 私の言い方で言えば、「外挿法の予想はアテにならない」ということ。)
第5回では、環境保護運動が理念にとらわれて暴走していることを示す。
(ちょっと思ったが、これは「反捕鯨運動」に実にそっくりですね。合理性を越えて、理念にとらわれて、突っ走る。ほとんど狂信的。 (^^); )
【 参考 】
上の動画を見て、「なるほど、環境保護団体の言うことは嘘八百だったのか。だったら省エネなんか必要ないんだな」と思う人もいるかもしれない。だが、それもまた、間違いである。
環境保護団体の主張はプロパガンダにすぎないが、上の動画もまた逆の方向でプロパガンダになっているからだ。(いくらかは。)
この二つの対立する意見は、どちらか一方が正しくて他方が間違っているのではなく、どちらも半分ずつ正しく、半分ずつ間違っているのである。
【 追記 】
私の知っていたデータとちょっと食い違うところもあったので、疑問に思っていたが、やはり、データに「自分に都合の良いつまみ食い」があったようだ。不正確なところもあって、けっこう批判を浴びたらしい。
→ Wikipedia
その意味で、この動画の内容をそのまま鵜呑みにするべきではない。結局、賛否両論があって、どっちも鵜呑みにするべきではないのだ。
ただし、「温暖化説」の論拠が非常にあやふやだ、と示した点では、この動画の功績は大きい。
※ 結局、どう理解すればいいか? これについては、私の考えをここまでの三項目で述べてきた。
→ マイクル・クライトンと地球温暖化
→ 地球温暖化の有無
→ 環境保護と市場原理
2008年07月07日
◆ 動画「地球温暖化詐欺」
posted by 管理人 at 19:23
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| エネルギー・環境1
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