高速鉄道、最低10路線で整備＝1兆3000億円投資へ−米大統領

　【ワシントン16日時事】オバマ米大統領は16日、景気対策で打ち出したインフラ投資の柱の1つである高速鉄道の整備計画について、カリフォルニア州やメキシコ湾岸など、少なくとも10路線が有望視されていると述べ、積極的に推進していく考えを表明した。景気対策法に盛り込まれている80億ドル（約8000億円）に加え、50億ドル（約5000億円）の予算も新たに計上する方針で、投資額は130億ドル（約1兆3000億円）に上る見通し。
　大統領は、高速道路や空港、鉄道が老朽化しており、成長を妨げていると指摘。混雑を緩和し、排ガスを減らす、「スマートな輸送システム」の必要性を訴えた上で、日本やフランス、中国の例を挙げ、米国でも高速鉄道が実現できると強調した。　

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