Numeri

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 2004-4月

3/31 さらば広島

3/10 Numeriキャラバン2004 Round14

3/19 The doctor after death 7

3/9 Numeriキャラバン2004 Round13

3/8 Numeriキャラバン2004 Round12

3/7 Numeriキャラバン2004 Round11

3/6 Numeriキャラバン2004 Round10

3/5 Numeriキャラバン2004 Round09

3/4 Numeriキャラバン2004 Round08


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過去の出来事

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3/31 さらば広島

2回前か、3回前のオリンピックの時から住んでいるこの町。何千回と通った交差点をすり抜け、何千回と通ったコンビニに入る。このコンビニでエロ本を買ったこともあるし、公然とコンドームを買うカップルに鉄槌を下したこともある。

どの街でも夕暮れに包まれた風景ってヤツは寂しいもので、見てるだけでそこはかとなく一人ぼっちの気分になってくる。家庭の明かりからこぼれる団欒の声や犬の散歩をする人々や、自分には無い何かを求めてしまう。今日はそんな淋しい気持ちも一層深まる。

春から仕事が変わる僕は、三月いっぱいでこの街を、広島を離れることになる。思えば悲しいことも嬉しいことも悔しいこともエロいことも沢山あったけど、僕はこの街が好きだった。

「さて、今日でこの街ともお別れか」

闇に包まれた見慣れた街を愛車に乗って駆け抜ける。あてもなく、ただただ思い出の足跡をなぞるかのように車を走らせる。走り慣れた道、見慣れた建物、エロ本を拾った林、いつもコーラを買っていた販売機。いつも見慣れた景色のはずなのに今日だけは何かが違う。

「あれ?おかしいな?涙が・・・」

僕の頬を流れる涙。「くそったれな田舎だぜ」と悪態をついていたこの街を離れることが悲しいなどとは認めたくない僕は、オープンカーが受ける風圧で涙が流れただけだと自分を納得させるのだった。愛車のシボレーがテールランプを煌かせ、見慣れすぎたこの街を駆け抜けていた。

なんてことは全然ありません。

いやな、上記のような感傷的な引越しっていうの?少しオシャレで寂しさというスパイスを身に纏ったダンディズム溢れる男の引越しっていうの?この季節特有の風物詩っていうの?そういうの全然無いんだよね。まあ、4月から仕事が変わるから引越ししなきゃいけないのは確か何だけど、そもそも引っ越せるかどうかが謎だから。あと、愛車もオープンカーじゃねえしシボレーでもねえから。

まず、4月1日から新しい職場で仕事なんだけど、3月30日現在で新しい家が決まってないからな。うん、不動産屋に行ったり部屋探ししなきゃしなきゃって思ってたんだけど、思ってたんだけど!いつの間にかこんな切羽詰った状況になってた。

しかもな、今現在、僕の部屋は引越しの「ひ」の字すら感じられない状態になってるのよ。もう至って日常、変わることの無い繰り返しの毎日みたいな状況なの。もう明らかに2日後に新しい土地に引っ越す男の部屋じゃない。

でもな、引越しの体勢が整ってないからといって引っ越さないわけには行かなくって、今の部屋の大家にも「3月いっぱいで引き払います」とか、どの口が言ったのかわからねーこと豪語しちゃったし、ウチのクサレ親父が「トラックに乗って引越しの手伝いに行く」とかトチ狂ったこと言っちゃってるし。

そんなこんなで、親父がトラックで来るまでの数時間で引越しの体勢を整えばなりません。おまけに、引っ越す先の部屋も決まってないのに大量の荷物を抱えて新天地に行き、なんとかしなければなりません。4月1日には新しい職場に行って仕事しなければなりません。あと、なんか30日免停になるって通知が来てた。もう、なんというか、全てが切羽詰った状況。ホント、キャラバンが終ってから今日まで何をやってたんだと自分を叱責したい気分です。

さすがの僕も「何か引越しらしいことしなきゃ」とか思い立って、近所のホームセンターにエロ本を縛るロープを買いに行ったのですけど、なんかホームセンターの前に時代錯誤な不良がたむろしててな。もう5人からのリーゼント頭のワンナイトカーニバルな連中を眺めながら、何かのネタにならねえかなぁ・・とか考えながら、そんなことしてる場合じゃない、引越ししなきゃ!と我に返ったり。

エロ本を整理しようとして懐かしいエロ本が出てきたりなんかして、「あー。これお世話になったなー」とまるで昭和時代を振り返るオッサンみたいになって軽く数時間読みふけってて呆然としてたり。

そんなこんなで支離滅裂で何を書いてるのか分かった状態じゃありませんが、感傷的にこの街との別れを惜しんでる場合ではありません。クソ親父がトラックで来るまでの数時間で新しい部屋を決めて、ガス電器水道電話に連絡して、市役所に行って住民票移して、エロビデオを返却して、荷造りをしなければなりません。

ということで、この日記を書いてる自分自身が信じられないんですけど、ドタバタしながら「Numeri広島編」はこれにておしまい。新天地で落ち着いたら新たに新天地編をスタートさせますので、それまでお待ちください。

今度はどの街に行くのか。もしかしたらアナタの住んでいる町に行くかもしれません。街で見かけたら石など投げず、笑顔で見なかったことにしてやってください。それじゃあ。

Numeri 広島編 おわり


3/10 Numeriキャラバン2004 Round14

高級ホテルで目覚める朝は高貴だ。もはや売る在庫もなく、所持金も減る一方であると言うのに富山で随一の高級ホテルに泊まった僕。なんというか、この旅で一流の人間の立ち居振る舞いを覚えたような気がする。

アンニュイに目覚め、バスローブを少しだけはだけさせて朝日を浴びる。その横では苦めのモーニングコーヒーが既に用意されており、高層ホテルの窓から城下町富山を、下民どもを眺めて呟く、「さあ、今日も旅立つか」。孤独な男の高貴な旅立ちの朝。

なんてことは全くなく、普通に寝坊しました。うん、モロ寝坊。「明日は長野だしなー、この時間に起きればいいかなー」って考えてた時間を軽々と超越してました。ネグセバリバリ伝説だしヨダレ出てるし、なぜだか知らないけどパンツが半分ずれた状態で寝てたからな。もう、高貴とか程遠い。チンコ半分出てたからな。

でまあ、まだ半分寝てるような状態で富山市を飛び出し、長野を目指して車を走らせます。北陸道を通って新潟を目指し、そこから南下して長野を目指すのですけど、糸魚川って場所で高速を降りて白馬村を通ったほうが早そうなので思いつきでルート変更。すごくみずぼらしいインターチェンジを降りて長野を目指します。

あのな、もうここまで何日間も旅をしてきて疲れがピークに達してるわけだ。意識は朦朧としてくるし気がついたら変なこと考えてるし、そんな限界状態で運転をしてるわけだ。

で、この白馬村周辺ってのはスキー場が多くてな、国道脇にはスキー場の看板が山のように立ってるわけ。「ナントカスキー場、25キロ先」とか普通に書いてあるの。でな、その中でも特に宣伝熱心なスキー場があってな、海のそばにあるスキー場ってのが売りなのかもしれないけど「シーサイドバレー」っていう看板が親の敵みたいな勢いで立ってるわけ。

あっちを見ても「シーサイドバレー」こっちを見ても「シーサイドバレー」カーブを曲がれば「シーサイドバレー」、とにかくすごいの。で、旅の疲れで頭が朦朧としてるもんだから「シーサイドバレー」が全部「サイトバレ」に見えちゃうわけ。

あっちを見ても「サイトバレ」こっちを見ても「サイトバレ」カーブを曲がれば「サイトバレ」、とにかくすごいの。看板見るたびに職場のメンツが浮かんできて身悶えてたものな。嫌なメモリーを思い出して家に帰りたくなったよ。

そんなこんなで涙のドライビングをくぐり抜け、珍しく時間通りに長野に到着。遅刻することなく集合と相成りました。

14-1長野市 長野駅前
参加人数:12人くらい
売上冊数:3冊
備考
駅前に佇むピエロ。見た瞬間に分かったね、ありゃあヌメリだと。予想通りピエロさん登場で長野メンツはいきなりコミカルに。子供さんを連れて参加された人妻さんもおられまして、この子供さんが大活躍。最初は僕の姿を見てなまはげを見るかのように怯えていましたが、僕が連れてきた愛犬ぬめ(犬のビニール人形)をあげてからは大変身。僕になついてしまって大変でした。最終的には「お兄ちゃんと一緒に行くー」とか大騒ぎしていました。僕としては連れて行っても良かったのですが、普通に未成年略取とかになりそうなのでやめておきました。あと、みんなで駅前の蕎麦屋に蕎麦を食いに行ったのですけど、信州ソバは普通に美味かった。ソバ嫌いの僕でも認めざるを得ないくらい普通に美味かった。昼下がりのマッタリした時間を蕎麦屋で過ごす、どんなオフ会やねんとか思いますけど、普通に楽しい時間を過ごさせていただきました。

長野参加者の皆さんとお別れし、車を走らせて山梨県甲府市を目指します。もう前日の遅刻連発に心を痛めていた僕は改心し、甲府だけは遅刻しないと固く心に誓っていました。すげー時間に余裕を持って出発したし、高速道路を間違えないように細心の注意を払ってたからね。

甲斐甲斐しいまでの僕の努力が実ったのか、甲府開催の集合時間の2時間前には集合場所に到着していた僕。2時間前に到着するなど、もはや遅刻王の汚名を返上するに相応しいとしか言いようがありません。

「さて、集合時間までの2時間、どうやって過ごすか」

普通に到着したのはいいですけど、2時間という時間はあまりに長すぎます。普通にボケーっと待つには長すぎる時間ですからナントカして時間を潰さねばなりません。

「よっしゃ、ネットカフェでメールチェックでもするか」

そういえば何日間もメールチェックをしていなかったことを思い出し、この神が与えたもうた空白の2時間を埋めるべくネットカフェに行こうと決意します。

でな、甲府駅前をトボトボと歩いてネットカフェを探すんだけど、正直、僕は甲府って街を大きく誤解していた。なんていうかさ、甲府ってもっと都会で発展してて、アーバンでファッショナブルな街って勝手に思い描いてた。でもな、実際の甲府の街は本当に酷くて、駅前にはマクドナルドとつぼ八と仏壇屋くらいしかなくてな、もうネットカフェのネの字も存在しねえんだよ。

さすがの僕も、県庁所在地の駅前にネットカフェが存在しないなんて信じられず、ガスガスと歩きながら探すんだけど、もう歩けば歩くほど民家ばっかりの途方もない場所に行っちゃうのな。駅から徒歩数分で普通に民家ばかりの町並み。恐ろしい場所だぜ甲府は。

でまあ、さすがにこんな場所でネットカフェを見つけ出すのは無理と判断し、まだまだ本の売上金で潤っている僕はタクシーで行くことを決意します。きっと、駅前にネットカフェがないなんてことはなくて僕が見つけられなかっただけ、道のスペシャリストであるタクシー運転手なら知ってるさとタクシーを停めます。

「すいません、この近くのインターネットカフェまでお願いします」

「はぁ?」

年配のタクシー運転手が異人を見たかのような表情で言ってました。ああ、終わったな、この人はインターネットカフェなんて知らないや、知るはずもない、そう思いましたね。

「いや、あの、パソコンがいっぱいあって、マンガとか読めたりして」

僕も必死で説明するんですけど、タクシー運転手さんは要領を得ません。

「そういや仲間に詳しいヤツがいるわ。山ちゃんなら知ってるに違いないわ。ちょっと駅まで戻って聞いてみよか」

こうして、僕はネットカフェを探して駅から必死に歩いてきたんですけど、普通にタクシーに乗って駅まで逆戻り。もうなんというか、無駄とか徒労とか超越したレベルで理不尽な気がしました。駅まで戻るのに普通にタクシーメーター回ってたしな。

「おーい、山ちゃん!この辺にインターカフェってのはあるんかいな」

駅前のタクシーがたむろしている場所、そこで山ちゃんを見つけた運転手さんは窓を開けて大声で問いかけます。インターカフェじゃなくてインターネットカフェなのに・・・と思いましたが言いませんでした。パソコンの事を聞かれた山ちゃんは自分の車そっちのけで嬉しそうに近寄ってきて

「なに?どっちがいいの?Win?Mac?」

などと、僕の予想以上のことを質問し返してくるのでした。それに僕は

「どっちでもいいです」

としか答えることができず、ただただ山ちゃんの爆裂パソコントークの前に笑顔で頷くしかなかったのです。

「XXXXにならあるやろ、あそこの4階にあるわ」

山ちゃんは笑顔で運転手さんに告げると満足気に自分の車に帰っていきました。で、またもや運転手に乗せられて走ります。なんというか、この時点でタクシーメーターはえらい金額になってました(時間が経過してもメーターは回る)。

で、圧巻だったのはここから。普通に駅前にはネットカフェがなかったらしく、鬼のような遠くまで乗せられていったのです。もう、ドンドコドンドコ、下手したらこのまま海外に売られるんじゃないか?と心配になるほど遠くまで連行、やっとこさ到着した時にはタクシー料金もエライことになってました。

うん、普通に2時間ほど時間が空いていたはずなのに、気がついたらあと30分で集合時間とか切羽詰った状態になってた。

とにかくココまできたらメールチェックをせずに引き返すのもシャクなので念願のネットカフェに入ってメールチェック、そこから鬼の勢いで店を飛び出して集合場所に向かいます。大丈夫、ココからタクシーに乗ればギリギリで集合時間に間に合う、そう信じて集合場所へと向かいました。

うん、普通にタクシー捕まらねえ。

なんていうかな、ネットカフェがあった場所、微妙にカントリーな場所だったらしく、タクシーのカケラすら通りやがらない。もうそういった罠なんじゃ ないかと思うほどにタクシーが通らない。どうなってんだ甲府。

「間に合わないよ、間に合わないよ」半泣きになりながら徒歩でトボトボと集合場所に向かって歩いていましたところ、奇跡的に通りかかったタクシーに乗ることが出でき、なんとか遅刻はしたものの集合場所に到着することができたのです。うん、2時間前に到着してたのに普通に遅刻した。

14-2甲府市 甲府駅前
参加人数:22人くらい
売上冊数:0冊
備考
遅刻したくせに何食わぬ顔で集合場所に行く僕。まるで参加者なふりして普通にベンチに座ってじゃがりこ食べてました。集合場所にいる皆が「あのオタク臭いのがpatoなんじゃ」と思いながらも声をかけられない状態。参加者と僕が互いに牽制しあう微妙な状態でした。その後は飲み会に突入、なんか後ろの団体がどっからどう見ても高校生の合コン軍団みたいで騒がしかったのが印象的でした。なんかモバイルを取り出して皆でキャラバン掲示板にリアルタイムで書き込みまくるというインターネットのオフ会らしい一幕も見られ、普通に楽しく過ごさせていただきました。甲府の皆さんありがとう。

そろそろ金が無くなってきたというのに懲りずにホテルに宿泊。心もとない所持金を抱えて岐阜名古屋編へと続く。

3/10のまとめ
売上冊数:3冊
収入:3000円
支出:4万(食事代、コーラ、高速代、駐車場代、ホテル代、タクシー代、ネットカフェ代)
所持金:13万円9千円 20ユーロ 図書券1000円分

累計売り上げ数:708冊


3/19 The doctor after death 7

「ドクデスについて早く書け」という脅しめいたメールが多数舞い込んでいますので、旅日記はちょっと休憩。タイムスタンプを無視して一気に3月19日に飛びたいと思います。旅日記の方はもう少しお待ちください。

そんなこんなで、テキストサイト界隈最大のクラブイベントであるところのドクデス7にDJとして行って来ました。DJデビューだとかそういった初々しいものを超越し、クラブ自体に行った事がない僕がDJをするという無謀な状態でございまして、しかも開催日の前日に必死になってCDを購入している体たらくぶりでした。なんか、気球で太平洋を横断しようとしているオッサンより無謀だと思いました。

DJブースの中にはすっげえハイテクなボタンがイッパイついた機械があるんですけど、その機械の操作方法を開演5分前にDJ仲間であるcimさんと164さんに教えてもらいました。あんなにボタンあるのに、理解できるボタンが3つしかなかった。しかもその3つすら不完全に覚えていて、3歩あるけば「あれ、右側のボタンはなんだっけ」などと忘れる始末でした。

主催陣の方々やDJ陣の皆様の親切に支えられ、なんとかDJの真似事をするところまでこぎつけられました。本当にありがとうございます。あと、なんといってもお客さんに救われた部分が大きく、オーディエンスの熱気に後押しされてやれた部分が多々あると思います。本当に色々な人に救われた、そんなDJデビューでした。ホント、楽しかった。

ということで、また旅日記として詳細に書きますが、取り急ぎセットリストだけ。ジャンルとしてはアイドルなんですが、アイドル以外の物やゲーム音楽、姫ビッグなど訳の分からないカオスな選曲になってます。

ドクデス7 SetList
スピニングバードアイドル 4:10-4:50

1.MajiでKoiする5秒前-広末涼子
2.Empty world-boystyle
3.always-倉木麻衣
4.Yeah!メッチャホリディ-松浦亜弥
5.恋愛レボリューション21-モーニング娘。
6.far away("DirtDevils7"Mix)-day after tomorrow
7.SayYeah!もっとミラクルナイト-モーニング娘。
8.そこにあるかもしれない・・・-尼崎まゆみ
9.恋人は心の応援団-カントリー娘に石川梨華(モーニング娘。)
10.Destiny lovers(Full Ver.)-くにたけみゆき
11.LOVE&JOY-木村由姫
12.さくらんぼ-大塚愛

他のDJの皆さんはすげーかっこよかったんですけど、僕だけオタ丸出しの選曲でちょっと恥ずかしかったです。うん、間違いなくイロモノ枠だった。

しかもまあ、はしゃぎすぎちゃってプレイ中に呼吸困難、汗はドカドカ出てくるわゲロ吐きそうになるわ腰は砕けそうだわ他界したお爺ちゃんに会うわで大変な騒ぎ。どんなDJやねん。後にも先にもこんな死にそうな40分間を過ごした経験などありませんでした。

でもまあ、こんな楽しかったこともそうそうないので、主催の方々やDJさん達、もちろん楽しみに来てくださった人々に感謝しつつ、またやる機会があったならバテないように走りこみでも始めようかなー、などと思うのでした。とにかく皆さんありがとう。

あ、あと、これは自分の出番が終わってから気がついたんだけど、僕な、自分がプレイしている40分間ずっとファスナーのチャックが開いてたわ。モロンと社会の窓を全開にして必死なまでにDJプレイの真似事。うん、どんなDJやねんって話ですわな。


3/9 Numeriキャラバン2004 Round13

絶対に遅刻をしないという誓いを立て、前日の夜から小松ドーム駐車場で惰眠を貪るpato。あまりにも長時間過ぎる運転のため体がバキバキだというのに、それでも遅刻しないために前日入り、無理やり車中泊。ホント、サイト管理人の鏡だよね。

そんなこんなで集合時間の30分前に目が覚めたのでした。あと、30分間参加者さんたちの到来を待ちわびます。各所のオフでは皆が僕の到来を待ってくれているのですが、小松ドームだけは僕が誰よりも早く来て皆を待つ、そんな素敵な状態でした。

しかしまあ、何もせずに車の中で30分も待つのは至難の業。ここは朝飯も食ってないことだし何か買いに行こう、そう思って車を走らせたのでした。そもそもこれが大きな間違いの始まりでした。

いやな、小松ドームって言うと大阪ドームとか東京ドームみたいなのを思い浮かべるバカもいるかも知れないけど、ハッキリ言って全然そんなのじゃねえから。マジで、見渡す限り広大な畑の真ん中にドームが経ってるんだから。ドームの前に潰れそうな喫茶店が一軒あるだけ。マジでありえない。

そんなこんなでコンビニを探して彷徨ったのですが全然発見できず、発見して朝食を食って小松ドームに舞い戻ったころには普通に遅刻でした。うん、若干遅刻してた。ということで、「絶対に遅刻しない」そう誓って前日入りして真っ暗な駐車場で眠ったというのに、見事なまでに小松でも遅刻。遅刻大魔王の名を欲しいままにするのでした。そろそろ死ぬべき。

13-1小松市 小松ドーム
参加人数:12人くらい
売上冊数:0冊
備考
みんなで野球した。小松ドームの中に入って野球した。どういうオフ会やねん。小松ドームの中は微妙に狭く、簡単にホームランが出そうな勢いでした。夏のリアルタイム更新の時に「今子供が生まれそう」と言っておられた新妻さんがその時の子供さんを連れてこられており、なんだか妙に感慨深い気分になりました。ここで旅のお供に犬のビニール人形が投入され、「ぬめ」と命名されました。小松ドーム見学の後はチープな喫茶店で皆さんと談笑。皆さんが大人っぽくハードボイルドにコーヒーを飲んでる中、僕だけカレーライスとコーラなんていう子供としか思えないオーダーをかましてました。小松の皆様、特にあんな僻地まで自転車で来たフレッシュガイ君、ありがとうございました。

愛犬ぬめを引き連れて金沢市を目指します。微妙に道を間違ったりネットカフェを探したり、試行錯誤して待ち合わせ場所に若干の遅れで到着。ホント、遅刻大王。しかも、異常に広い石川県産業展示会館、その中でも特にマニヤックな場所で待っていたらしく、誰一人として参加者さんに会えませんでした。皆さんに会えたときは普通に1時間くらい遅刻してた。

13-2金沢市 石川県産業展示会館
参加人数:22人くらい
売上冊数:0冊
備考
ここではすごくギャルいお嬢さんが来られていて個人的にハァハァしていたのですが、お姉さんは本の予約だけしてさっさと帰っていきました。うん、すげえ見事に直帰だった。で、残された男18人で地獄のボウリング。普通は18人もいれば女の子とかいてトロトロとボール投げていやーん、パタパタ、やったー!となるはずなのに、男ばかりだからとにかく凄い。ドッカンドッカンガッパンガッパンとボールを投げる、うおおおおおおおおおおおおおおという地鳴りのような歓声。あまりに玉の破壊力が凄かったのか、僕らが使ってたレーンなんて途中で壊れたからな。どんだけ破壊力あるねん、どんなオフ会やねん。とにかく金沢の男闘呼組のみなさん、ありがとうございました。

高速道路をひた走って富山へ。高速道路を逆方向に乗ってしまい、またもや遅刻。ほんと、どんだけ遅刻したら気が済むんですか。まあ、富山ってのはとにかく田舎らしく、みんな飛行機が珍しいらしい。どうも富山県民はあんな鉄の塊が空を飛ぶってのが信じられないらしく、高速道路の至る場所に「飛行機が通過します、よそ見注意」と書かれていた。どうも、あまりに飛行機が珍しくて見るあまり、富山では前方不注意の事故が絶えないらしい。すげえな富山。

集合場所に行く前に目の前にあったエクセルホテル東急にチェックイン。遅刻してると言うのに余裕の行動です。普通にダブルの部屋とか1泊25000円の部屋に泊まった。どういう金の使い方だ。ガラス張りの透明のエレベーターに乗りながら、眼下に広がるCIC前広場を眺める。既に20名超のヌメラーが蠢いている様をホテルから見下ろし、がははははと意味不明に豪胆に笑ってました。

12-3富山市 CIC前広場
参加人数:25人くらい
売上冊数:3冊
備考
富山と言うことでお土産に腹痛薬を大量に頂きました。これを全部飲んだら逆にお腹を壊しそうなほどに。皆で居酒屋に行って盛り上がり、富山からついてきた頭の可哀想な青年と絡んだりしました。あと、制服がかわいいことで全国的に知られている高校の卒業生の子がいたりして、方々のオフレポでは「patoさんが制服を貰う約束をしてた」とか書かれてるかもしれませんが、そんなことはないですから。そういうのは書かずにシークレットにするべきです。「千葉か東京で参加する友人に手紙を渡してください」というイケメンの青年から手紙を預かり、関東で渡すことを約束します。もしかしたら凄い感動巨編になるかもしれない。ってかな、なんか富山のボウリングは未だにスコアが手書きなんだぜ、手書き。富山の思い出は手書きボウリングにつきるわ。 3/9のまとめ
売上冊数:3冊
収入:3000円
支出:6万(食事代、コーラ、高速代、駐車場代、ホテル代)
所持金:17万円6千円 20ユーロ 図書券1000円分

累計売り上げ数:705冊

売り上げがほとんどない状態、しかも無意味に高い部屋に泊まったり、買ったハイウェイカードを紛失したり、お金の神様が見たら怒り狂いそうな出費をしてるため、微妙に持ち金が減ってきました。果たして増刷分投入まで持つのか、それだけが気がかりです。そんなこんなで明日は長野甲府編。


3/8 Numeriキャラバン2004 Round12

LOGIC&MATRIXがついに復活。遊星さんがとんでもないネタを仕込んで帰ってきました。おめでとうございます。お祝いにドルフィー買いに行かなきゃって感じですね。そんなこんなで超絶に遅れ進行の旅日記、松江編からどうぞ。

ブシューというダンプの音で目が覚めました。ここは高速道路西宮付近にあるパーキングエリア。もう、夜のうちに松江まで移動しようと思っていたのですが、普通に力尽きて西宮で寝てました。大阪から出発して西宮で力尽きているあたり、僕の限界っぷりが窺い知れます。

そもそも、大阪で開催した次の日のお昼に松江市ってのが多分に無理があるのです。誰が考えたスケジュール表なのか知りませんが、もっと人間の力の限界とかそういったのを考慮するべきだと思いました。

そんなこんなで寝ぼけ眼で高速道路をひた走って松江市を目指すわけですが、中国山脈では異常なまでに雪が積もっており、普通に速度制限とか出されていました。うん、このままでは普通に松江開催に遅刻するのは確実な情勢でした。何のために夜移動したねん。

12-1松江市 松江駅
参加人数:12人くらい
売上冊数:1冊
備考
お昼の開催ということもあり、昼休憩に抜け出してきた学ランの学生さんとかいました。うん、Numeriのために学校抜けだすとか、本当に日本の未来を心配しちゃったな。既に前日の大阪販売でぬめり本はソールドアウトしていたため、ここからは先行予約分を届けるだけの旅にも関わらず、実に12人もの人が集まってくれました。たった一人、先行予約をされていた方が、事情を何も知らない彼女に代理で買いに来させるというアメリカ合衆国みたいな傍若無人な真似を見せ付けてくれました。その後は皆で近くの松江サティに移動し、トンカツ定食を食って麻雀の話をしたり皆でCD屋を冷やかしに行ったりと、どこがオフ会なんだろう・・・という動きをさせていただきました。

松江の皆さんとお別れし、一般道をひた走って鳥取市を目指します。何度も言いますが、この日の松江-鳥取-福井という旅程は多分に無理があります。ありすぎます。それでも発表してしまったものは仕方ないので黙々と鳥取を目指します。ていうか、松江は本を予約された方が一名いたので行かねばならなかったのですが、鳥取も福井も予約者はゼロ。B'zが歌い出しそうなほどにZERO。本当は行かなくても良さそうだったのですが、それでも行く僕。僕の人間性の良さとかそういうのが垣間見れるエピソードです。

やや遅れ進行で集合場所である鳥取砂丘に到着しましたところ、普通に誰もおらず、ただ一面の雪景色が広がっているだけでした。うん、誰もいない。まあ、この鳥取は僕の故郷でもあるのですが、故郷に凱旋帰郷のオフでコレですからお里が知れるってもんです。

それでも雪の砂丘に仁王立ちし、参加者の到来を今や遅しと待ち構えていましたところ、

「Numeriのpatoさんですか?」

と爽やかナイスガイな二人組男性に話しかけられました。参加者ゼロじゃなかった。

「いやー、僕ら二人大阪なんですよー。昨日大阪ドームで会えなかったんで徹夜で車運転して鳥取まで来ちゃいましたよー」

とまあ、頭のネジが緩んでいる、というよりはネジ山自体が存在しないんじゃないか?といったことを平然と言ってのける大阪二人組。本も売ってないのに必死なまでに徹夜でドライビン。人生というものを根本的に見直すべきです。

12-2鳥取市 鳥取砂丘
参加人数:4人
売上冊数:0冊
備考
「なあ、この坂を雪玉転がしたら転がっていくんじゃねえ?それですげえデカイ雪玉ができるんじゃねえかな?」そんなことを言い出したものですから、大阪二人組と三人で雪だるま作りをすることに。ありえない形状の雪だるまに「Numeri」と書かれた世紀末的オブジェ(携帯メモ参照)を作っていましたところ、「Numeriですか?」とさらに二名の方が合流されてきました。で、黙々と5人で雪だるま作り。どんなオフ会やねん。雪だるまが完成し、凍傷寸前の両手を抱えて近くの喫茶店に。そこでカレーを食ってお別れしました。

さてさて、ここから一般道をひた走って福井を目指すわけなんですが、どこをどう考えても時間通りに到着しそうにない。ワープだとか人体消失現象だとか起きない限り時間通りの到着は無理。福井集合は夜の10時で鳥取を出たのが夕方の6時くらいでした。四時間で鳥取兵庫京都と駆け抜けて福井行かねばなりません。それもほとんど一般道。どう考えても無理です。

「こりゃあ遅刻だなー」

普段はとにかく時間にうるさい僕ですが、このキャラバンで時間という概念をどこかに置き忘れてきました。もう遅刻なんて言葉すら思い浮かばなかったのかもしれません。

そんなこんなで鬼のように流れの悪い国道や、間違って乗った高速道路。同じところをグルグル回った舞鶴の道などを駆け抜けて福井に到着したのは0時を回ったころでした。うん、普通に日付が変わってた。遅刻の最高記録2時間なんてのを弾き出してしまいましたよ。

12-3福井市 中央公園
参加人数:8人
売上冊数:0冊
備考
真夜中の公園、しかも異常に寒い。おまけに二時間遅刻で本の在庫もない状態だというのに、実に8人もの方が暗闇からモソモソと出てきました。うん、レイパーみたいに茂みの中からみんな出てきたよ。コーラ1.5リットル8本入りなど、親切なのか嫌がらせなのか良く分からない差し入れを、もらったりしました。せっかくだから皆さんで酒でも飲みましょうかー、などと思ったのですが、0時を回った福井の町は戒厳令が発令されているかと思うほどに全ての店が閉店していました。街が真っ暗だったわ。仕方ないので公園でそのまま雪だるま作り。大の大人が8人も9人もいて暗闇の公園で黙々と雪だるま作り。どんなオフ会やねん。50センチほどの雪玉を数十個並べて「Numeri」という文字を作って帰ってきました。幼児とか見たら泣くに違いないレベルで壮大に雪玉を並べてきました。ホント、福井の皆さんすいませんでした。

3/8のまとめ
売上冊数:1冊
収入:1000円
支出:5万(食事代、コーラ、駐車場代、ハイウェイカード)
所持金:23万円 20ユーロ 図書券1000円分

アレだけ死にそうな思いをして回ったのに一冊しか売れないという状況。ここからは先行予約分しか売るものがないので収入はほとんどありません。大切にお金を使って増刷が出来る千葉開催まで所持金を持たせねばなりません。

累計売り上げ数:702冊

この日の開催都市3箇所全てに遅刻。おまけに遅刻の最高記録を更新したことを気に病んだのか、「明日こそは絶対に遅刻しない」そう誓ったpatoは深夜の福井の町を車を走らせ石川へと向かったのでした。

次の日の開催地である小松ドームに到着し、小松ドーム駐車場に車を停車して車中泊となりました。もう開催地に到着してるんだから絶対に遅刻しない。そんなこんなで明日は小松金沢富山編。


3/7 Numeriキャラバン2004 Round11

目が覚めると歴史的に寝坊でした。なんというか、寝過ごしたとか時間に遅れたとかを超越してて、初めから待ち合わせなんかなかったんじゃねえの?ってレベルで寝坊しました。まあ、起きた時点で集合時間を過ぎていたわけなんですが。

というわけで、遅刻なものはどうしようもなく、今更焦ってもどうしようもないので開き直って奈良を目指します。なんというか、このキャラバンで開き直りという素敵なスキルを手に入れたような気がします。

でまあ、奈良公園に到着。その時点で歴史的に遅刻したのは大確定だったんですが、もう開き直ってるもんだから普通に鹿と遊んでいました。鹿せんべいを買ってバッファローのような勢いで迫り来る鹿を相手に戦っていましたところ、「patoさんすか?」と、どう考えても普通では考えられない言葉をかけられて奈良開催となりました。

11-1奈良市 奈良公園
参加人数:20人くらい
売上冊数:26冊
ぬめりべ長者

使用済みビキニ→サンマのテープ
備考
各種ドリンク剤を混合した紅茶を頂きましたが、下手したら殺人未遂になりかねない味でした。皆で狂ったように本を買っていきましたが、何を勘違いしたのか鹿まで寄ってきていました。その後は奈良の大仏を見たりして、このキャラバンで初めて観光らしい観光をしました。昼飯を食おうということになったのですが、奈良ならではの食べ物ってのは鹿せんべいしかないということなので、普通にみんなでモスバーガーに行き、テラス席で震えながらハンバーガーを食ってました(この日は歴史的豪雪)。あ、あとぬめりべ長者でビキニ水着を貰ったお兄さんがエロそうな表情で微笑んでいたのが印象的でした。

ここからは断崖絶壁というサイトのねんまにさんと偽B−BOYさんを旅のお供にパーティーで旅をすることになりました。狭い車内に三人でギュウギュウになりながら、「俺達、いつまでも仲間でいような」と誓い合って和歌山を目指します。

誓い合ったのはいいのですが、奈良を出発してすぐに車内がウンコ臭くなり、「おめー、オナラしただろ」「おれじゃねえよ!」などと激しい言い争いに。なんというか、誓い合った舌の根も乾かぬうちに仲間割れです。

また、三月の関西では考えられないほど雪が降って吹雪いているというのに、車のパワーウィンドウがぶっ壊れるというハプニングが再発。高速走行で走る車に閉まらない窓、ベチベチと横顔に雪を受けながら、「寒い寒い」と震えながら和歌山を目指します。

ねんまにさんの運営する断崖絶壁というサイトは、非モテ童貞を売りにしたサイトですが、ご本人はそんなことは全然なく、「この間ナンパした女がしつこくてよー、一回やっただけで彼女気取りだぜ。ホント、どうしようもない。なんならいります?patoさん」とよく分からないことをアンニュイに口走ってました。あと、ねんまにさんの「ナンパ即ハメ必勝法講座」が熱烈に開かれてました。怖いですね、モテの人って。

そんなこんなで和歌山城公園に到着。そぼふる雪の中、一向は寒い寒いと連呼して城山を登ります。バカと煙は高い所が好きって言うけど、なんでキャラバンの待ち合わせは標高が高い場所が多いんだろう。

11-2和歌山市 和歌山城公園
参加人数:15人くらい
売上冊数:19冊
備考
奈良で大仏を見たのに触発され、ここ和歌山でも和歌山城を観光しようかと思ったのですが、なんと和歌山城は4時半でクローズドしてしまうとのこと。本を買いに来た人々とまたもやボウリングに行ったのですが、すげえファールに厳しいボウリング場でした。まるで軍隊教育かと言わんばかりに厳しいルールを強要され、ファールラインを1ミリでも踏むとブザーが鳴って得点を0にされる。もはやお遊びのレベルを超えたボウリングでした。どんだけシビアやねん。ちなみに本の販売の時に何度か在庫が足りなくなり、その度に偽B−BOY君に車まで取りに行ってもらってました。何度も何度も城山登山、偽B−BOY君、ちょっと死にそうになってた。

ボウリング場で皆さんとお別れし、一向は魔都市大阪を目指します。過去、僕に幾多のほろ苦い思い出をプレゼントしてくれた魔界都市大阪。関西シリーズの最終地として在庫を45冊しか持たないまま大阪へと向かいしました。

またもや高速道路をベチベチと雪を受けながら走行します。大阪市内に入って、なんか環状線を走ってれば大阪ドームが見えると言う話でしたので一同で目を凝らしながら環状線を走行していたのですが全く見えず。気がついたら環状線を二週半くらいしてました。

ええい、このままでは一生グルグルと周るハメになるわい、そう危惧した我々はエイヤッと脇道にそれ、勘を頼りに適当に阪神高速を降りました。で、降りた場所がなんかユニバーサルスタジオジャパンの近くでした。

そういったゴタゴタを経験しつつ、なんとか数分遅れで大阪ドームに到着。長かドーム内に続く道路を通過したのですが、なんか変なんですよね。なんていうか、明らかに何かがおかしいんですよね。

いやね、大阪ドームの前の通りにはファーストフード店とかあるんですけど、そこの明かりが見えないんですよ。普段なら店の照明が明るく通りを照らしているんですけど真っ暗なのな。

うん、人だかりで真っ暗になってた。

どんだけ人が集まってるねん。明らかにおかしいじゃない。やべえよやべえよ、在庫45冊しかないよ。下手したら殺されるんじゃないか。車内の三人は口々にそう言いながら慌てふためいていました。そう、大阪ドームを周回する道路を環状線の時のようにグルグル回りながら、死ぬ前のネズミみたいに慌てふためいておりました。

で、適当な駐車場に車を駐車し、45冊ぽっちの在庫を抱え、オイルショック時としか思えない集団の中に飛び込むのでした。

「こんちわー、Numeriのpatoです!」

軽やかに挨拶をし、集団の中に溶け込んだその瞬間でした。

「ちょっと、これは何の集まりだね?」

どう見てもオフ参加者とは思えない制服姿、そして威厳のある物腰。そう、間違いなく大阪ドームの警備員でした。ついに警備員来たー!って感じでした。ヤバイヤバイ。さすが魔都市大阪だぜ。いきなり警備員にキャプチャードされるとは思わなかった。

「いや、あの、これ全部僕の友達です」

「これから皆で街に繰り出して飲みに行こうかと思って」

明らかに苦しすぎる言い訳をする僕。すると警備員さんは正に遺憾、といった表情をしておられました。うん、すげえ遺憾の意を表明してた。

「あ、大丈夫です。すぐに移動しますんでー」

と、ゾロゾロと100人単位で近くの河川敷に移動。そこで大阪開催となりました。

11-3大阪市 大阪ドーム
参加人数:100人くらい
売上冊数:45冊
備考
ついに在庫全てがソールドアウト。というか、普通に100冊くらい足りなさそうなフィーリングでした。なんとか土下座などを駆使して皆様にお願い、45人の方に購入していただきました。晴れ着を着ていた人や、眉ペンでサインを書いてくれと要求してくる人、他にも有り得ないくらいバラエティに富んだ人々がおりました。さすが大阪。裏MIZUHAの憂鬱のMIZUHAさんとお会いし、ザックバランに海外オフのお話などをしました。その後の飲み会は幹事さんがシッカリといて、店まで予約してくれていて、すごくスムーズに進行することが出来ました。京都もそうだったのですが、大都市開催では人数が多すぎて店に入れないことがあるので、こうやって仕切ってくれる方がいると大変助かります。何でも事前オフもあったようで、事前オフの方々から貰っても困るプレゼントを多数頂きました。幹事の方々、色々とプレゼントを下さった方々、そして本買えなかったのに納得してくださった方々、本当にありがとうございました。

三次会のカラオケにちょこっと顔を出し、C-C-Bを熱唱して帰りました。次の日は島根県は松江市開催。誰が考えた日程だか知りませんが無理がありすぎます。そんなこんなで夜移動をかましました。

途中、西宮あたりで猛烈な睡魔に襲われ、そのままパーキングエリアで就寝となりました。

3/7のまとめ
売上冊数:90冊
収入:90000円
支出:1万5千円(食事代、コーラ、駐車場代、高速代、タクシー代)
所持金:28万円 20ユーロ 図書券1000円分

累計売り上げ数:701冊

ついに恐れていた在庫切れが魔都市大阪で発生。この後の日程は増刷分投入まで予約分を届ける旅になります。明日は松江鳥取福井編。


3/6 Numeriキャラバン2004 Round10

さて、そろそろ体力的に限界が近づいてきましたよ。もう、疲れすぎちゃって、ウコンをウンコに読み間違えたりしています。あと、ボーっと運転しているので道とか普通に間違えてます。そんなこんなで関西シリーズのキャラバン報告をどうぞ。

神戸三宮のホテルで起床。今日は大津に行くだけなのでそこまで時間的にタイトなスケジュールではない。優雅に、まるで神戸ジェンヌのような落ち着きで神戸の町を走行し、阪神高速へ向かう。

阪神高速では、先日僕が見事なまでに撮影されてしまったオービスを横目に見つつ「ああ、ここで撮られたんだよなー」と少しセンチメンタルジャーニーな気分に。で、そんなこと考えてるもんだから見事に道を間違えちゃって、いつの間にか湾岸線に乗って和歌山を目指してました。違う違う、和歌山に行くのは明日だから。

で、なんとか一般道を使って滋賀県大津を目指しつつ、途中のオートバックスで車の中でも電源を取る事が可能になる魔法の箱を購入しました。これで携帯電話やノートパソコンの充電問題も解決です。

そんなこんなで、時間的には物凄く余裕があるはずだったのにギリギリで到着。なんとか大津開催となりました。

10-1大津市 浜大津アーカス
参加人数:30人くらい
売上冊数:33冊
ぬめりべ長者
クロスっぽい甲冑→温かそうな布
上品なスカーフ→ニット帽
備考
超絶なる猛吹雪の中で本を販売。アーカス内で販売すれば温かかったのですが、それではさすがに怪しすぎるのでアーカス外の階段のところで密貿易のように販売しました。販売後は皆でウドンなどを食ったりする訳の分からない展開で、その後は微妙に解散となりました。僕はそのまま京都に向かったのでさうが、他の皆さんはボウリングなどをされたようです。子連れで買いにこられた方など、大津はバラエティに富んだ方々が買いに来られたような気がします。ちなみに疲労がマックスだった僕は絶妙にテンションが低かったです。大津の皆さんすいません。

さてさて、大津から京都なんてのは近いものです。一般道を使っても30分とかかりません。毎日こんな移動距離なら楽でいいのに・・・と思いながら碁盤状の京都の町を走っておりました。

車を駐車し、祇園あたりでしょうか、古き良き京都っぽい町並みの通りを歩いている時でした。恰幅の良い3人組の白人に声をかけられました。

「キャンユースピークイングリッシュ?」

などと僕を小バカにしたような口調で話しかけてくる白人男性。ちょっとムッとした僕は英語なんてビタイチ喋れないのですが、

「イエス!」

とすごく活発に答えてました。下手したらイエスの後にオーイヤーぐらい付け加えていたかもしれない、それぐらい元気に即答でした。で、やっとこさ英語を喋れるヤツを見つけたぜ!と言わんばかりに話しかけてくる外国人男性。コイツら、戦争に勝ったと思っていい気になってやがります。

「fjarhairiajcicjriajaaaジャパニーズ馬刺し

もう流暢な英語過ぎて何を言ってるのか分からないのですが辛うじて「ジャパニーズ馬刺し」だけは聞き取れました。

「オー!バーサーシ」

とか、何が「オー」なのか全然分からない、それどころか、なんで僕まで外国人口調なのか全然分からない返答をしつつも、「コイツら馬刺しなんて渋いもの食いたいのか、しっかしこの辺の馬刺しの店なんてあるのかなー」と考えておりますと。

「馬刺し」

遥か向こうの方の店舗に相撲取りみたいなフォントで「馬刺し」と書かれた看板があるのを発見したのです。なんだ、ちゃんとあるじゃねえか。

「イエスイエス!!コッチコッチ!」

とか、どこの国の言語なのか分からない言葉を吐きつつ外国人達を馬刺しの店に案内する僕。「ヒアヒア!」とか馬刺しの店に押し込めようとすると

「ノーノー!」

と急に白人男性が怒り出すではないですか。なんというか、「リメンバーパールハーバー!」とか言い出しかねない勢いで顔を真っ赤にして怒り出すではないですか。

なんていうかですね、身振り手振りのジェスチャー大会で分かったのですが、どうも彼らは「ジャパニーズ馬刺し」ではなく「ジャパニーズマッサージ」が体験したかったみたいです。つまり「×馬刺し」「○マッサージ」ということ。そりゃあマッサージの店に行こうとして馬刺しの店じゃあ起こるわな。

そんな京都らしい国際交流をしつつ、集合場所である夜の円山公園に行くと、真っ暗でシーンと静まりかえった公園の中に数十人からの人々がモゾモゾと蠢いておりました。変なお面かぶってるセクシャル女性とかいるし、ハッキリ言って怖かった。

10-2京都市 円山公園
参加人数:70人くらい
売上冊数:103冊
ぬめりべ長者
温かそうな布→
ニット帽→使用済みビキニ
備考
一都市あたりの最高売り上げ数を更新。100冊オーバーなんて普通に考えてありえません。馬車馬のごとく写真を撮られるわ人込みの中でサインをするわ、一般の観光客が何事かと思って見ていました。ちなみにこの後のオフ会は人数過多のために4箇所で開催されました。せっかく来てくださったので4箇所全てに顔を出したいと思った僕は夜の京都をスーツ着て鬼のような勢いでダッシュしてました。なんで僕はこんな所でダッシュしているんだろう、と漠然とした疑問を抱えつつ、飲み会から飲み会へ鬼の勢いでダッシュ。クラブを貸し切って飲み会をやっているグループがありましたが、人数が余りにも多すぎるためか椅子に座りきれず、床に座って談笑とかしてました。床に座ってもギュウギュウ詰めで入りきらず、なんか密入国してきた中国人のコンテナみたいな状態になってました。あと、ここの飲み会ではセクシャルお姉さんが脱いだらしいですよ。くそっ、別の飲み会に行っていて見れなかったぜ。

あまりに人数が多すぎ、さらに皆さん微妙に離れた場所で数箇所開催されていたので多くの方と絡めませんでした。京都に参加された方、本当にすいませんでした。

3/6のまとめ
売上冊数:136冊
収入:136000円
支出:3万円(車用電源、バッテリー、食事代、コーラ、駐車場代、高速代)
所持金:19万5千円 20ユーロ 図書券1000円分

京都開催で100冊オーバーしたため在庫がやばい状況に。ちなみに次の日の奈良開催は早朝であるため、酔いを覚ましてから(というか走り回っててほとんど飲んでいない)車で奈良まで移動。この旅初の夜移動をかましたわけですが、体力の限界らしく、奈良に辿り着く前に力尽きて寝ていました。

明日は関西シリーズラスト。いよいよ魔都市大阪に上陸します。

累計売り上げ数:611冊


3/5 Numeriキャラバン2004 Round9

鬼のような早朝に起床し、高速道路に乗っていざ香川県高松市へ。前日の深夜にホテルを飛び出し、広末涼子の実家を探し回って街を徘徊したのが痛く響いているらしく、極度に寝不足。それでもなんとか眠気を覚ましつつ高速道路を爆走します。

集合場所の高松中央公園には予定集合時間の1時間前に到着。中央公園地下にある市営駐車場かなんかに車を駐車したのですけど、これがまた異常に酷い駐車場。なんかな、狙ったとしか思えないほどに複雑な構造になってるわ、微妙に高低差がついてるわ、どこを歩いても同じような風景に見えるわ、とにかくすごい。なんていうか、この駐車場は地下ダンジョンみたいだった。

そんなこんなで、集合時間の12時には付近に怪しげな人が点在していると言う、下手したら通報されかねない異常さの中で高松オフが開催されました。

9-1高松市 高松中央公園
参加人数:23人くらい
売上冊数:29冊
ぬめりべ長者
帽子→ベッカムカレンダー
なんかピン→怪しげなビデオ
備考
Round9にしてついに、この旅最大の目的である制服女子高生が登場。これで旅の目的の大半を果たしました。ここでも5冊買われた方が出現しました。本の販売後は18人ほどで定食屋に昼飯を食べに行ったのですが、まず18人と言う人数が異常。ついでにその内訳も制服女子高生やら純情高校生、悪い大人達に女子大生にオシャレそうなカップル、そして変態テキストサイト管理人と、一見して何の集団か分からない。こんだけ多種多様な人種の集まり、宗教以外に考えられない。しかも案内された席が不自然にL字型の席で、「L字型て!」と突っ込んでいました。オフ会なのに「じゃ、俺、唐揚げ定食!」などといった言葉が飛び交う状態で、18人が黙々と定食を食べていました。どんな集団やねん。途中、純情そうな高校生二人組の片割れに「実は前々から彼女がいる」ということが発覚し、「そんな、知らなかった・・・」ともう一方の片割れが微妙にマジ凹みを見せてくれ、男同士の友情の薄さと言うものを垣間見させて頂きました。で、開き直ったその彼が制服女子高生と合コンの約束を取り付けたりしてました。Numeriのオフ会っていうよりは出会い系サイトみたいになってた。なにはともあれ、仕切って店を手配してくださった方や、集まってくださった方、遠く海外から参加された人妻さんなどなど、ありがとうございました。すげー唐揚げが美味かった。あ、帰るときにまた駐車場ダンジョンで迷った。

「君、なんか僕に体格似てるよな」

「そうですか?」

「うん、いけるいける」

「なにがですか?」

「いやな、本を20冊くらい持たせるからさ、僕の代わりに徳島に行って売ってきてくれない?patoとして売ってきてくれない?バレないからさ。売り上げはあげるし。僕は神戸に行く」

純情そうな男の子を捕まえ、替え玉オフを提案するpato。よほど徳島に行って神戸に行くと言う旅程が嫌だったようです。彼の熱烈な拒否、いやむしろ拒絶といった方が良い反応によって替え玉オフは実現ならず。今後は実現さえすれば是非ともどこかで替え玉オフをやりたいものです。

さてさて、替え玉がダメだったので大人しく車を走らせ、徳島を目指します。徳島に到着したのはいいのですが、微妙に道路が混んでるし集合場所がわからねーし、と微妙に遅刻。

なんか、徳島の集合場所は「徳島中央公園」ってことになっていたのですけど、徳島には城がないんですよね。既に城はなくって城跡になってるんですけど、城を探して街を徘徊していた僕は皆目検討もつきませんでした。さらに正式には「徳島城公園」ではなくて「徳島中央公園」というらしく、「徳島城公園」を探していた僕は完全に迷ってしまったのでした。こんなことなら替え玉に行かせるべきだった。

しかも、集合場所に到着してのはいいものの、僕は参加者さんが待ち構えていた場所とは正反対、城山の反対側に仁王立ちしていたらしく、皆が携帯片手に公園内を爆走するという異常事態になりました。

9-2徳島市 徳島城公園
参加人数:15人くらい
売上冊数:18冊
ぬめりべ長者
ベッカムカレンダー→闘魂ハチマキ
怪しげなビデオ→ハローワークの求人票
備考
最初に出会った二人の男性が本を買いつつ、「反対側にそれっぽい人が何人かいましたよ、しかも、すげーのいましたよ」というセリフを吐いてました。すげーのってなんだろー、と思いながら他の参加者さんの到着を今や遅しと待っていると、大登場。モロにアントニオ猪木のコスプレをした男性が茂みの中から登場してきました。ボンバイエといっ感じのガウンにリングシューズ、明らかに常人ではないいでたちでした(携帯メモ参照)。なんというか、登場してから帰るまで終始猪木のモノマネしてた。しかも僕が遅れてきて、迷っている間、ずっと40分間スクワットしてたらしい。全ての参加者さんに「あれ、絶対にヌメリだ」と思われたらしい。で、学ランで本を買いに来た学生に闘魂を注入する猪木氏、おまけに僕と写真撮影しよう、ということになってガウンを脱いだのですが、見事な肉体に黒のパンツ、掛け値なしにストロングスタイルの試合用コスチュームでした。しかも、しっかりと無駄毛の処理してた。あとカップルで買いに来た人がいましたが、彼氏が本を買う様子を彼女さんが怪訝な目つきで、怯えるような目つきで見ていたのが印象的でした。そりゃ、猪木がいるんだから怪しいわな。図書券1000円分でぬめり本を買った猛者が登場。最初は断ろうかと思ったのですが、「まあ、図書やしな」ということで受理。最後は遅れたお詫びとして僕が全員にラムネを奢り、猪木氏の1,2,3ダーで乾杯、どういう集まりか意味不明ですが、見事に徳島開催を終えたのでした。頭が痛くなるくらい笑った。

「本がなくなりそうだったので名古屋から来ました。神戸まで乗せていってください」

ヤクを決めているとしか思えない中沢さんの言葉を受け、中沢さんを旅のお供に伴って神戸を目指します。「暇だったから」といいつつ名古屋から来る気持ちが全く理解できない。鳴門海峡の渦潮に二人で熱狂したり、淡路島は意外にでかいことを知ったり、明石海峡大橋の綺麗さに感嘆したり、そうこうしているうちに神戸に到着。絶対に集合時間に間に合わないと思われたのですが、ギリギリで間に合いました。到着したころには夜のキリン像の前に見るからに怪しげな黒山の人だかりが。一般人が見たら泣き出すんじゃないかというほどの光景ができあがっておりました。

9-3神戸市 ハーバーランドキリン像の前
参加人数:50人くらい
売上冊数:59冊
ぬめりべ長者
闘魂ハチマキ→上品なスカーフ
リングシューズ→クロスみたいな甲冑(手作り)
備考
異常な熱気の中で販売開始。やきざかなナントカというサイトのゲイ管理人松嶋君と中沢さんに販売を手伝ってもらったのですが、いつの間にか列になってて配給みたいになってました。僕は僕でこんなもの貰ってもしゃーないのにサインや写真撮影をし、「主人がファンでして」という子連れの奥様に言われ、すごく可愛らしい子供さんを抱いて写真撮影とかしてました。なんか僕が抱っこしてるだけで恐ろしいらしく、子供さん泣きそうなのな。「なんか泣きそうですよ、大丈夫ですか」と僕も不安そうに言うんだけど、奥様は必死に写真撮影してるの。ありゃあ、出来上がった写真は子供を脅すナマハゲみたいになってんじゃねえのかな。徳島の図書券に続き、今度は20ユーロで支払う猛者が出現。まあ金には違いないので20ユーロで2冊売りました。20ユーロて。売り上げた金は全部使うという鉄のルールに従うと、旅が終わるまでにどこかで20ユーロを使わねばなりません。どこで使えるものなのか検討もつきません。松嶋君が売上金を数えていましたが、強風にあおられてお札が空を飛んでました。で、何枚かが凍てつくような冷たさの運河に落ちたのです。裸足になって「冷てー」と言いながら運河に入ってお札を拾う松嶋。それを笑いながら眺めて手伝おうとしない参加者さんたち。なんというか、神戸という街の上品さを見た気がしました。

その後の飲み会は25人もいたのに全員がオナニー盛りの男性ばかり。女性などカケラも存在しない状態で三宮に移動して飲み会となりました。なんというか、こういった男子クラスでの飲み会がお下劣サイトNumeriならではですね。

男性ばかりの飲み会ということで皆もザックバランになり、「キャバクラってのはなゲハハハハ」「セクキャバってのはなゲハハハハ」「包茎包茎ガハハハ」と、僕のお株を奪うほどのお下劣ぶりを見せ付けていた参加者さん達でした。男だらけの飲み会ってのはブレーキが効かないから恐ろしい。

しかし、僕が熱烈にお願いして頂いて48sの高橋工場長(神戸系美人)に途中参戦してもらったのですが、その瞬間から参加男性全員が急に黙り込んでしまいしました。さっきまで「チンコの皮を引っ張ると気持ちいい」とか叫んでいたのに、急に照れて黙り込んでしまい、「あの、趣味は?」とか言ってました。あれだけ下品だった参加者達がカウパーバリバリの中学生みたいになってた。ちなみに飲み代が異様に高かった。

3/5のまとめ
売上冊数:106冊
収入:104000円 20ユーロ 図書券1000円分
支出:3万5千円(食事代、ホテル代、コーラ、駐車場代、高速代、異様に高い飲み屋代、明石海峡大橋代)
所持金:9万9千円20ユーロ 図書券1000円分

累計売り上げ数:475冊

ついに関西シリーズが幕開け、そして微妙に心細くなってくる在庫数。果たしてもつのか、それともなくなるのか。微妙に恐ろしいスリリングな気持ちを抱えつつ、大津京都編に続く。


3/4 Numeriキャラバン2004 Round8

さて、朝8時起床。いよいよ中休みを終え、Numeriキャラバン四国シリーズが始まります。ここからは最終東京開催まで休みはありません。不休で16日あまり全国を駆けずり回るスケジュールになっています。もしかしたら僕は途方もない間違いを犯してるのかもしれない、と思いつつ身支度を整えて出発します。目指すは四国、松山。

そんなこんなで悠々自適に高速道路を走行しつつ松山を目指したのですが、途中で猛烈な腹痛が。おそらく、前日に漫画喫茶に入り浸り、「アイス食い放題だぜ!」と興奮してソフトクリームを食いまくったのが原因だと思います。

でまあ、当然のごとくパーキングエリアを見つける度にトイレに駆け込み、固体なのか液体なのか良く分からない茶色い何かを排出するわけなんです。これで鬼のように時間をロス。

広島は尾道から四国は今治をつなぐ「しまなみ海道」を走行したわけなんですが、これがまた異常に酷い高速道路。島と島の間を橋で繋ぎつつ、本州と四国を繋ぐわけなんですが、キッチリと高速道路が繋がっていないもんですから、橋を渡るたびに料金所。異常にカントリーな島内の一般道を走って料金所。また橋を渡って料金所。竹の子剥ぎのボッタクリ風俗店みたいにこまめに金を搾取されました。1000円位を5回は払ったと思う。これじゃあ全然高速じゃない。

しかも、年度末のお役所仕事、鬼のような道路工事がありますから、高速道路なのに片側一車線の交互通行とかムチャなことを平然とやってました。なんやねん、高速道路で交互通行って。渋滞してたやんか。金返せ。

そんな、高速道路とは思えない高速道路「しまなみ海道」を爆走し、四国に上陸。今治の町並みを走行します。ここで、また便意が猛烈に襲い掛かり、道端にあったオートバックスでウンコしたり、コンビニでウンコしたり、目ぼしい店舗がなかったので民家に駆け込んでトイレを借りようとして思い留まったり、そんな一触即発(主に腹が)の状態を抱えたまま松山入りしました。

松山の集合場所は「松山城公園」。行ってみて初めて分かったのですが、鬼のように山の上にある公園です。なんか、ロープウェイとか使わないと登れないみたい。誰だ、こんな場所を集合場所に指定したヤツは。

ブツクサ言っても始まりませんので、とりあえず何冊かの本を袋に詰めてロープウェイへ。ゴンドラに乗り込むと、そりゃ小さすぎるだろ!と突っ込まずにはいられない椅子がチョコンと4つありました。そこに座って待ってると、観光客らしいオッサンオバサンが続々と乗り込んできました。

ふと、僕の正面の席を見てみると、前の席にチョコンとキューティクルな女性が座ってました。事務員っぽい制服着て。

いやいや、おかしいやん。明らかにおかしいやん。観光客しか登らない城山に、事務員の制服を着たお姉さんが一人で座ってる。普通に考えてありえないことです。たぶんこの子、ヌメリやわ。

ロープウェイを降り、「さてさて、集合場所はでこですかな?」と道場破りに来た人みたいな堂々さで本の入った袋を担いで歩いておりますと、

「すいません、ヌメリですか?」

と、先ほどの事務員レディーが、まるで腫れ物に触るような風情で話しかけてきました。「ヌメリですか?」と聞かれているのですから、「ヌメリです」としか答えられません。僕はそのように答えました。

どうも彼女、ロープウェイの中から怪しいオーラを感じ取り、「この人絶対にpatoや」と気づいていたようです。で、話しかけるタイミングを計ってるうちにこのタイミングになったと。ちなみに、制服を着ていたのは会社の昼休憩を利用して来たからだそうです。職場ぐるみでNumeriを読んでいただいているようで、ありがとうございます。事務員レディーさん、職場の皆さん、見てますか?

そんなこんなで、じゃあ二人で集合場所に行きましょうか、と歩き出したのですが、ロープウェイを降りてからも集合場所まで登る登る。松山市民は俺のこと殺すつもりか!と言いたくなるほどの勢いで標高を高めて行きました。

集合場所に到着すると、怪しげな数人の男女が、携帯電話片手に鬼のように凝視し、UFOを召喚しそうな勢いで佇んでおりました。事情を知らない外国人とかが見たら日本のことを誤解されそうな光景でした。そんなこんなで、

8-1松山市 松山城公園
参加人数:19人くらい
売上冊数:20冊
ぬめりべ長者
ピンクローター→空港で廃棄処分→ヘビのオモチャ→扇子
辛そうな液体→タバコケース
備考
どこもそうですが、平日は大学生の男女が多いです。重い思いをして持ってきた本が足りなくなり車まで取りに行きました。そのままフモトまで降りて皆で街をフラフラ。苦しい思いをして松山城公園まで行きましたが、松山城などビタイチ見てません。みなでボウリング大会をすることに、12人いたので3チームに分かれて勝負することに。負けチームがジュースおごり。女性陣(キューティクル女子大生、美しい人妻さん)が異様に上手く、伊藤君大爆発。僕らのチームは完膚なきまでに負けました。これでは気持ちが収まりませんので、僕らのチームは土下座してもう1ゲームしようと要求。昼ごはんを賭けて再ゲームしましたが、また負けました。やってらんない。その後は皆でご飯を食べに行きました。もちろん、負けチームの僕らが勝ちチームの分も払いました。

でまあ、松山市内でご飯を食べていた時は、午後の三時だったのですが、次の高知開催は午後の七時。高知までは高速を使えば1時間半で行けるという話しでしたので、こりゃあ楽勝だなー、まだまだ時間あるぜー、松山観光とかしちゃう?と余裕ぶっこいていると

「patoさん、急がないと。高知は5時からじゃないですか」

と言う衝撃の言葉。それを受けて集合時間を確認してみると

「高知 高知城公園 17:00」

と情け容赦なしに書いてありました。うん、17時を7時と読んでたみたい。

ぐわー、絶対に間にあわねー。そんなこんなで、どんなに急いでも高知5時は間に合わないのですが、とにかく高速道路を爆走して高知を目指します。途中、「南国ICまであと30キロ」という表示と「南国ICまでトンネル19本」という表示があり、遠いんだか近いんだか分からない状態になりつつ高知を目指します。僕の尊敬する坂本龍馬の高知を、広末涼子の高知を。

高知市内に到着。鬼のような勢いでホテルをリザーブし、今夜の宿を確保。そいでもって集合場所の高知城公園を目指します。今回ばかりは那覇や松山のように持って来た本が足りなくならないよう、腕が千切れそうな思いをしながら高知城公園を目指しました。

8-2高知市 高知城公園
参加人数:11人くらい
売上冊数:11冊
ぬめりべ長者
扇子→帽子
タバコケース→なんかピン
備考
いっぱい本を持ってきたときに限って、本が余りまくる状態。これは罠です。ちなみに、本を運ぶ際に手が引っかかったらしく、何でかしらないけどおびただしい流血を伴いながら集合場所に行きました。松山で負けたのが異常に悔しかったらしく、高知でもボウリング大会。移動の際にセクシャルなOLお姉さんの車に乗って皆で移動したのですが、お姉さんが鍵がないと騒ぎ出すわ、横に乗りつけた軽自動車の爺さんが入れ歯が飛び出しそうな勢いで怒ってるわ、お姉さんは「ポケットに鍵入ってました」と言い出すわ、有り得ない状態のままボウリング場へ。高知では今ボウリングが一番ホットなプレイスポットらしく、鬼のように混雑してました。晩御飯を賭けて勝負しましたが、見事に僕チームが快勝、僕が大爆発して160とか出してました。自分でもビックリ。松山ではあんなにダメだったのに。その後は近くの居酒屋でお食事&飲み会。女子大生二人組みの異常に息の合った漫才を見たり、DJさんと音楽関係の人にDJテクについて僕が教えを乞う場面が見られたり。キューティクルな爽やか空手家お姉さんにドギマギしたり、既婚22歳サラリーマンさんに、「patoさん、カセットテープあげます、これ聞いてください、僕の結婚式でかかった曲です」と、どう反応していいやら分かりにくい逸品をもらったりと異常な状態でした。

そんなこんなで松山高知開催はおしまい。基本的に四国の人は大人しいようなイメージがあり、最初はイメージどおり皆さん大人しかったですが、ボウリングなどで打ち解けてくると異常に愉快な人たちでした。なんか、みんな仲良くなったみたいで、余所者の僕を除いてみんなでメアド交換とかしてた。けっ!

3/4のまとめ
売上冊数:31冊
収入:31000円
支出:2万5千円(食事代、ホテル代、コーラ、駐車場代、高速代、ボウリング代、ボウリングに負けた払い)
所持金:3万4千円

明日は高松、徳島、神戸。いよいよ四国を抜け出し関西シリーズが始まります。では、また明日。あ、そういやいつの間にか下痢治ってた。

累計売り上げ数:369冊


--/-- 明日からNumeriキャラバン2004再開です。

ということで、明日3月4日からNumeriキャラバン2004が再開されるわけです。明日の開催は松山、高知となり、その後は四国を巡って関西方面へと向かうことになります。

ここまで九州・沖縄シリーズを行ってきて、いくつか分かってきたことが御座いますので、その辺の部分について注意事項として伝達したいと思います。

・節度を守った行動をしてください。

少しばかりハイテンションになったりする気持ちも分かりますが、あまりハメを外さないようにしてください。特に、他者の迷惑になる、警察のご厄介になるような行動は慎んでください。暴走する気持ちも分からなくありませんが、今一度冷静になってください。

・そこまで大したものではありません。

集まり自体は、普通に本売るだけです。また、その本すらもクソのような出来です。過度の期待をされても困ってしまいますし、仕事や学校を休んで来られたりしても困ります。そこまでのものじゃあ御座いませんので、時間があったらぐらいの気概で来てやって下さい。

・時間に遅れることが多々あります。

ここまでの開催を見てもらっても分かると思いますが、交通事情や寝坊、道に迷ったなどの理由で遅れることがございます。ちなみに、最高で1時間遅れています。

・NumeriCDはありません。

CD-Rドライブが熊本で火を噴いて天に召されましたので配布するのが不可能となりました。申し訳ありません。

・来るのは普通のオッサンです。

アイドルや芸能人が来るわけではありません。追い掛け回したりとか、ちょっとやめてください。

とまあ、こんな感じです。ショボイ集いでショボイ本を売って、本当に申し訳ありませんが、出来ることなら皆さんで楽しい思いを共有したいと思っていますので、節度ある行動を切に願います。

また、これまでの九州沖縄シリーズまでのオフレポなどは、総合イベント情報サイトHAGAKURE理論にてまとめられておりますので、そちらの方を参照してください。

ということで、皆さん何を騙されて本を買ってしまっているのか分かりませんが、現在までで700部の在庫のうち338冊売り上げました。ちなみに、色々な人に進呈した分や、個人的に売ったものを合わせますと、350冊ほど消化されております。

ということで、あと350の在庫。そのうち100が予約販売分。50ほどがドクデス販売分となります。そうなると実質200ほどしか在庫が無い計算になります。

ということで、印刷所に土下座して頼み込んで(印刷所も春コミでてんやわんやの忙しさ)、400ほどの増刷をお願いしてきましたので、おそらく千葉開催辺りから増刷分を投入できるかと思います。

増刷をかまし、最初の状態でも深刻な赤字だったのにさらに赤字をかかえ、下手したら本で自己破産しかねませんが、何とかやってみようかと思います。

ということで、明日からまた、全国各地で会いましょう。それでは


 

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