Numeri 2003-5月 5/31 韓国旅日記-Part 4- 5/29 Health and culture 5/28 韓国旅日記-Part 3- 5/27 韓国旅日記-Part 2- 5/26 韓国旅日記-Part 1- 5/24 生還祝いラジオ 5/19-5/24 韓国出張自動更新期間 5/17 オナニーのススメ 5/15 灼熱のB子 5/14 オオカミ少年 5/12 大阪出張 5/10 東京出張 5/9 パニックルーム 5/8 となりのカブレラ 5/7 patoさん一問一答 5/6 宮部君の前歯 5/5 偽名 5/4 グッピー 5/2 もののけボウリング 5/1 不謹慎という本質 2003 2002 4月の日記はこちら 3月の日記はこちら 2月の日記はこちら 1月の日記はこちら 2001 12月の日記はこちら 10-11月の出来事はこちら |
c | 過去の出来事 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
/ |
5/31 韓国旅日記-Part 4-軍人対決 今日はちょこっと韓国日記はお休み。あまり連続してもゲンナリするだけですからね。というわけで、気分を変えて通常日記です。 -------------------- 日本国憲法第二十五条 「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。」 このように、僕らの生活は日本国憲法の下に最低限度は保証されているわけです。どんなに貧困に苦しもうとも、住む場所がなくとも、最低限の生活は必ずや保障されているのです。 この二十五条が掲げる理念を遂行する目的で行われている制度の一つに「生活保護」というものがあります。 収入が少なすぎて生活していけない。怪我や病気により働きたくても働けない。そういった理由で最低限度の生活が営めない人々を国が保護しようという制度です。 簡単に言えば、最低限の生活が営めないほど困窮している人を、最低限の生活が出来るレベルまでバックアップする。足りない分の生活費などを税金から出してあげよう、というものです。 どうやら、この制度に関してちょっとした議論が巻き起こっているらしいのです。 元々、「健康で文化的な最低限の生活」という、言うなれば明確化されていない抽象的な言葉が基準となっている制度です。当然ながら、その最低限度をめぐって様々な議論があるのです。 昔から言われているのは、クーラー所持は最低限度以上の生活だからダメですとか、都市部での仕事用以外での車の所持は認められないですとか。さらに昔になるとカラーテレビはダメですとか。そういった最低限度の生活水準を超えるとする物品を所持していては保護が受けられないのです。 自治体ごとにその基準を設けて「最低限の生活」というラインを引いているようなのですが、その基準自体が何に基づいているものなのか非常に分かりづらい。 クーラーや車、カラーテレビの所持なんてのは昔の話ですので、現状がどうなっているのかは僕には良く分かりません。しかし、間違いなく現在「最低限度の生活」における所有物品で議論の対象となるのは「パソコン」および「インターネット環境」ではないでしょうか。 元々、最低限度の物品という尺度が、日本の全世帯の保有率の7割から8割以上の物品と定められることが多いそうです。つまりは、日本中で誰もが所有しているような物品が「最低限度」として、生活保護下では認められるようなのです。 しかしながら、パソコンおよびインターネット環境は、爆発的に増えたとは言っても未だに所有率は7割、8割なんて到底届きません。まだまだ多く見積もっても5割程度が関の山のようです。 そんな風に所有率の低いパソコン。最近ではちょっとはマシになってきたようですが、多くの自治体では贅沢品と判断され、ネット関連の仕事に使うという理由がない限りは、生活保護下では所有するのが難しい状況となっているようです。 しかしながら、僕はこの風潮には敢然と異を唱えたい。 僕の考えでは、パソコンやインターネット環境などというのは、もはや贅沢品にはあらず、生活必需品であるのです。生活保護制度が理念とする「健康で文化的な最低限の生活」の範疇に間違いなく入る。なのにどうしてパソコンの所有が認められにくい状況にあるのか。 これはもう、「文化的」という言葉の解釈の違いではないかと思うのです。憲法条文の「健康」という言葉はともかく、明らかに「文化的」という言葉が軽んじられているのではないだろうか。 「文化的な最低限の生活」といった憲法に謳われている内容が、「生きていくだけの最低限の生活」にいつのまにか書き換えられているような気がする。 文化という言葉には「世の中がすすんで生活が高まる状態」という意味合いもありますし、「学問、教養」という意味も含まれます。ならば、発達した情報化社会の恩恵に授かり、自分の知的好奇心を満たす行為。それを遂行するに必要な最低限の設備の所有は間違いなく「文化的な最低限の生活」ではないのでしょうか。 自分の中でちょっと気になることや、興味があることをパソコンおよびインターネットを使って調べる。むかしならば面倒だった作業をネットを使ってスイスイと行う。これこそが「生活が高まる状態」であるし「学問・教養」を満たす「文化的」な行為だと思うのです。それを満たす最低限のツール、パソコンを所有して何がいけないのか。 それに、いまやパソコンやインターネットというのは普通の生活においてなくてはならないものだと思うのです。 例えば、僕の場合における事例になるのですが、上司に 「6月の上旬に2人で東京出張に行くからな、色々と手配しておけ」 と命令されました。ココで言う「色々な手配」というのは、まず東京までの航空券、そして訪問先の企業へのアクセスの下調べ。そして周辺での宿の予約、最後に広島に戻る航空券の予約です。それを全て僕の分と上司の分やらねばならないのです。 これらを全て行おうとするならば、一昔前なら電車の時刻表や航空時刻表などを見て、旅行代理店などに出向いて手配しなければなりません。そして宿の予約も良く分からないまま代理店の人が勧めるままの選択をする。 しかし、インターネットが発達した現代は違います。 訪問先へのアクセスも、飛行機の時刻も全てパソコンで検索完了。おまけにインターネットを使って予約も簡単。航空会社のホームページに行って行きと帰りの2人分の航空券を確保。そして適当に検索をかけて訪問先近くのホテルを検索。出てきたホテルをサクッとオンライン予約。ついでに気になったので訪問先の土地の風土や名産品を検索。知的好奇心を満たす。 机から立つことなく全ての手配が完了するのです。 これこそが「文化的」な生活といえるのではないでしょうか。これを最低限満たすパソコンやネット環境の所有の何が良くないのでしょうか。 憲法が謳う「健康で文化的な最低限度の生活」。これの「文化的」の解釈をもう少し広げ、全国民に配布しろとは言いませんが、生活保護世帯でも軽やかに所有を認めてもよいのではないのでしょうか。もはやパソコンは贅沢品ではないのですから。といったお話。 あと、ちなみに、上司に命令されて、よく画面も見ずにテキトーに検索で出てきた訪問先近くのホテルをオンライン予約したのですが、後から予約完了画面を見て驚愕しました。 名前も見ずに予約したものですから、なんか予約したホテルが 「ホテル ロマンス」 とか書いてありました。しかも見るからにケバケバな外観をしていました。うん、なんかラブホテルみたい。上司と出張で泊まるホテルにラブホテルを予約してどーする。 アレか。ピンクの照明の部屋に上司と入って「今日も出張疲れましたね」とか言いながら、スケスケのガラスでベッドから丸見えの風呂とかに入るのか。トイレもドアがなくて丸見えとかでな。そいでもって、丸い回転ベッドとかでグルグル周りながら寝るわけか。上司と。しかも休憩ではなく宿泊で。 すげえよな、最近は。ラブホテルすらオンラインで予約できるんだから。 で、ラブホテルとは気づかずに予約完了画面をプリントアウトした書類を 「ホテル予約しておきましたから」 とかニヒルな顔で言いながら渡したもんだから、ウンコ上司のヤツがそれを読んで大興奮、というか大激怒。 「オマエはワシとラブホテルに泊まる気か!?」 とか大声で言っちゃってさ。職場のヤツら全員にばれてしまったよ。 オンラインで簡単に出来るからこそ「ビジネスホテル」と「ラブホテル」を間違えやすい。前時代のように旅行代理店などで予約するのならばこういった間違いは起こらないだろう。簡単で手軽故の落とし穴か。 こういった間違えやすい行為にハラハラしながらも、間違えないように気をつけて行動するのも「最低限の文化的行為」。そういった意味でもインターネットを使った日常生活は最低限行うべきと言えるのではないだろうか。 ちなみに僕は、ちょっとしたケアレスミスで予約ミスをしただけなのに、「上司とラブホテルに泊まろうとした男」として職場中で話題になり、あらぬ噂が女性社員を中心に駆け抜けました。 噂というものは一人歩きするもので、廊下を歩くたびに「上司とラブホテル泊まるなよー」とか「あいつはゲイで年増好み、最悪の嗜好の持ち主」だとか「上司を縛ってレイプしようとしたらしいな」とか、ビックリマンもビックリな言葉を投げかけられて揶揄されます。 そしてオフィスではヒソヒソ話の主役。給湯室では話題の中心。とまあとてつもなく精神衛生上よろしくない状態です。精神的にかなり不健康。そのうちブチギレして、男性社員を斧で狩り、女性社員をB子以外レイプしそうな勢いです。このまま上司とラブホテル疑惑が解消されないと、僕の精神や肉体は異常をきたし、かなり不健康な状態になりかねません。 憲法で謳われている「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」。ずらずらと上で「文化的な最低限の生活」について述べましたが、僕は今現在「健康な最低限の生活」が脅かされつつあります。 誰か保護してください。 保護しないまでも、誰かあの噂をストップさせてください。
5/28 韓国旅日記-Part 3-食生活と合成写真 アンニョンハセヨ! というわけで、何とか無事に韓国から帰国してまいりました。初の韓国訪問に感動し、非常に韓国ナイズされたpatoさんでございます。それでまあ、日本から最も近い外国である韓国ですが、やはりそこは海外です、風土も違えば文化も習慣も流行も違います。それ故に、海外ならではの面白いハプニングも経験してきました。まあ、そのへんのエピソードはおいおいと日記にまとめていこうかと思います。 そして、僕が韓国滞在中に自動に更新されるようにセッティングしていたNumeriですが、どうやら23日の夜の時点で止まっていたようで・・・。本当は24日は60回くらい更新するようにセッティングしていたのですけどね。 というわけで、自動更新が中途半端に終わってしまったお詫びとして、今宵は「patoさん生還記念レィディオ」を行います。 「patoさん生還記念レィディオ」 放送開始 1時くらいから 聞き方はこの辺を参考にどうぞ。 5/23-12 ランナウェイ 嬉々としてガスガスと更新している僕ですが、たまには更新が嫌になることがあります。全てのモチベーションが低下し、もうパソコンの前に向かうのも嫌だ、文章を打つのも嫌だという状態になることがあります。 ネタがないとかそういうのではないのですけど、なんとなく気持ちが乗ってこないことがあるのですよね、たまに。 そんな時はザックリとサイトを放置してしまえば良いと思うのです。「休止中」と表記しておけば、閉鎖でもないし文章も書かなくて済む。それが一番楽なのだと思います。 けれども、僕は大胆に「休止です」とかいって1週間もサイトを放置できるような性格ではありません。そういうのは閲覧者さんに対しても、サイトに対しても、自分に対しても真摯でないと思うからです。ですから、やっぱりどうしてもいつかは更新せざるを得なくなるのです。 それでもどうしても嫌なときは僕は逃げます。 この間も、彼女の部屋にいたのですが、更新するのが嫌で逃げ出しました。彼女の自転車に乗って孤独のランナウェイ。見知らぬ街をあてもなく走り抜けていたのです。 ただ更新がしたくなくて。更新から逃げ出したくて。 暗い闇を走り抜けると、あるファミレスがある交差点に辿りついたのです。僕はすごく思いつめていて、息を切らせて小汚い野良犬のように夜の街をさ迷っているのに、ファミレスの明かりは幸せそうに明るくて、店内で肉を食べる人は幸福な笑顔で。 ああ、あの人は更新しなくていいんだ そう思うとなんだか無性に泣けてきたのです。僕は一体何のために更新するのだろう。誰のために更新するのだろう。 とても思いつめ、もうNumeriを閉鎖しようと思い始めた時でした。ふと交差点の信号機を見上げると、そこには 「更新橋」 と書かれた信号機の表記が。 地図で言うとこの辺を自転車で走っていたみたいです。 それを見た瞬間、なんだか天から更新しろと命令されているように感じてしまったこの僕は、自転車をこぎながらネタを考え出したのです。 先ほどとは異なり、軽やかな足取りで自転車のペダルを踏みしめ、明日はどんなネタを書こうかとニヤニヤしながら彼女の部屋へと帰ったのです。 5/23-11 Numeriニュース 今後ネタになりそうな我が職場での出来事をピックアップ。 5/23-10 過去ログサルベージ14 切ない思い出話がNumeriの真骨頂だ!という方もいるのですよ。そんな方はこんな話が好きなのかもしれません。 あのつくことば。(2002/04/22) 集団があればアイドルが存在する。人がある人数だけ集まれば自然とリーダーとなる人物とアイドルとなる人物が存在するようになります。国家という視点で見ればもちろん総理大臣がリーダーであるし、アイドルは沢山存在します。しかし、そんなマクロな視点だけでなく、ミクロな小集団でもリーダーとアイドルは存在するようになります。 例えば、職場。小さなオフィスの中にでもリーダーはいますし、アイドルもいます。僕の職場のアイドルは多分偽巨乳A子さんではないかと。それに最もアイドルが生まれやすいのが学校ではないかと思います。クラスのアイドルや学校のマドンナ。これらは全てミクロな世界でのアイドルと言えるでしょう。 僕の通っていた小学校にもそんなアイドルがいました。とてもとてもカワイイ子で、名前は若菜ちゃん。クラスどころか学校のアイドルでした。今思うとかなりの美少女だったなぁ。 で、なんかその学校のマドンナ若菜ちゃんは僕の隣の席だったんですよ。学校中のアイドルが僕の隣の席ですよ、隣の席。狂おしいほど隣の席。 やはり若菜ちゃんは美少女ですからモテました。田舎の小さな学校でしたが、クラスには40人ぐらいの生徒がいたでしょうか、そのうち半数が男子。20人の男子のほとんどが若菜ちゃんのことを好いてたね。間違いない。それだけ若菜ちゃんは大人気だった。そりゃ隣の席に座ってる僕は皆に恨まれるってね。 で、僕も当然その若菜ちゃんに恋をしてたのかってところに話が及ぶんですよ。学校中のアイドル、クラスの男子全員が惚れる若菜ちゃん、そんな子が隣に座ってるんですから当然惚れるとか思うでしょ。ところが意外にも僕はあまり好きではなかったんですよ。あんま興味なかった。 だから、隣の席と言っても別にこれと言って得した気分ではなかったですし、ほとんど若菜ちゃんと話をしたことがありませんでした。僕ってばとってもクールな小学生だったんです。 そんなある日、事件は起きました。 若菜ちゃんがいくら美少女と言えども例外ではありません。こんな綺麗な顔してオシッコして容器に入れて登校してくるのです。かばんにオシッコつめて登校してくるんです、美少女が。小学生でありながらなんか興奮した思い出があります。検尿って僕にとっては狂おしいほど興奮する行事だったんです。 なぜか検尿の日は張り切って妙に早起きしてしまう僕は、早朝からオシッコを採取し元気に学校へと行きました。きっとこんな早い時間に行っても教室には誰もいないでしょう、僕が一番乗りに違いありません。なぜか一番乗り好きな僕。 やったー一番乗りだー、という勢いで教室に入ると、既に先客がいました。なんか教室には若菜ちゃんが1人ボツンと座っているんです。 美少女が朝の誰もいない教室に1人佇んでいるのです。とても絵になる。僕も自分の席に座り普通に朝の準備をしていました。カバンを開けると中にはビニールにくるまれた検尿容器が。ああ、そうだ、今日は検尿の日だった。提出しなきゃ、とか思って自分の尿を持って黒板の所までいきました。検尿の提出用の袋は男子と女子で別々になってました。 男子の方は当然ですが空っぽです。男子は僕しか来ていないのですから。女子の方は・・一つの検尿容器が入っていました。間違いありません、若菜ちゃんの尿です。 学校中のアイドルの尿 ・・・・たまらん。なぜだかわからないがムチャクチャ興奮する。なんか若菜ちゃんと尿が全然繋がらないんです。ドキドキしながら検尿を男子用の袋に入れました。少し手を伸ばせば・・・若菜ちゃんの尿が・・・・。っていうかこうして僕の尿と若菜ちゃんの尿が隣り合って2人っきりで存在していることが信じられない。普通ならゼッタイに交わるはずのないものだ。尿尿、若菜ちゃんの尿。 いっそのこと盗んでやろうかと思ったのですが、ヘタレな僕は手を出すことができませんでした。っていうか若菜ちゃん、俺のこと見てるし。 で、大人しく自分の席に戻り、朝の準備の続きをしていました。 そうこうしていると若菜ちゃんの友人の女子が登校して来ました。若菜ちゃんはしばらく友人と話をすると、そのまま友人と一緒にトイレかどっかに行ってしまいました。友人はこの時何故か検尿を提出していませんでした。 つまり、この瞬間、この教室には僕と僕の尿、それに若菜ちゃんの尿だけとなったわけだ。まさしく神が与えたもうた空白の刹那。なんとも狂おしい。 ドキドキ・・・・若菜ちゃんの尿・・・盗んじゃおうかな・・・・ まてまて、盗んだら確かに興奮するかもしれない。しかし、盗んだ尿を何に使うのだ。この当時オナニーなんて知らなかった僕はどうしていいのか分からなかった。まさか飲むわけにもいかんしなぁ。などと悶々としていました。 ダメだ・・・・このまま教室にいては僕はどうにかなってしまうかもしれない。 用もないのに教室を出てトイレに向った。トイレに向う道中、クラスメイトの山田君とすれ違った。危ない所だった、あのまま若菜ちゃんの尿に手を出していたら間違いなく現場を山田に目撃されただろう。そして僕は社会的に抹殺されただろう。やはり悪いことはするもんじゃない。尿を盗むなんて。 朝したばかりなのに無理やりトイレで小便をし、僕は教室に戻った。教室に帰れば誰か来ているだろう、山田もすれ違ったことだし、もう僕と若菜尿2人きりではない。ならば妙なことも考えないはずだ。 教室に入ると、まだ若菜ちゃん達グループはトイレから帰ってきていませんでした。女のトイレは長い、いったいトイレで何やってんだ。で、教室の片隅に山田君がいるだけでした。 僕も自分の席に着き大人しく座ってるんですが、ふと検尿提出袋に目をやると様子がおかしんです。男子の袋には尿二つ、僕と山田君のです。そして・・女子の袋は空っぽでした。 間違いありません、山田のヤツ、若菜ちゃんの尿を盗んでます。 コノヤロウ、尿なんか盗むのは変態のやることだ。とか思うじゃないですか。僕だって怒るじゃないですか。いっそのこと山田のヤツを締め上げて若菜ちゃんの尿を取り替えそうかと思いましたよ。 そこに若菜ちゃんと友人達が教室に戻ってきます。なんだか山田を追及するタイミングを逃してしまいました。そうこうしているうちに皆が登校して来て、一気に教室は騒がしくなり検尿袋も山盛りになります。 そして先生が来て、誰が提出したのか容器を一つ一つチェックして名簿につけていきました。その後に提出してない人の名前が呼ばれ明日は持ってくるように注意されます。 その未提出者の名前の中に若菜ちゃんの名前もありました。 当然です。若菜ちゃんの尿は山田のバカが盗んだのです。未提出として処理されるはずです。それを聞いて若菜ちゃんは僕の隣で驚いた顔をしていました。 さあ、普通ならここで若菜ちゃんが「私は提出しました」とでも先生にカミングアウトし、「なに!?」ということになるだろう。誰かが盗んだのかもしれないと言うことになり、大騒ぎになる。犯人探しが始まるだろう。で、先生は全員に目をつぶらせ、「盗んだやつ、正直に手を上げろ、大丈夫だ、このことは先生とその人だけの秘密にするから」とかやるに違いません。そして手を上げる山田。先生は「みんな目を開けていいぞ、山田、後で職員室に来い」とか言うはずです。それで山田が変態の烙印を押されるだけで全てが丸く収まる。 なのに若菜ちゃんはただただ俯いているだけでした。 ココで自分が騒げば皆に迷惑がかかる。盗んだ誰かが変態にされてしまう・・・。そんなの可哀想・・。そう思ったどうかは知りませんが、若菜ちゃんは犯人をかばって黙ってるかのように見えました。その時、僕は初めて若菜ちゃんのことを好きになったのです。 さあ、困ったのは若菜ちゃん。盗まれたとカミングアウトすることもできない。でも明日は提出しなければならない。なのに容器は既にない・・・。困惑したことでしょう。 世の中は優しい人、良い人が困惑するようにできています。なんて不条理な社会でしょうか。若菜ちゃんが心を痛め悩んでいる影で山田は尿を見て興奮しているのです。飲んだりとかもしてるかもしれません。なんて不条理なことだろうか。 次の日、若菜ちゃんは検尿を持ってきました。どこかから容器を手に入れたみたいです。しかし、なんか直接保険の先生に提出しに行ったみたいです。その時、一瞬だけチラリと若菜ちゃんの検尿容器が見えたのですけど、なんか魚の形をした醤油の入れ物みたいでした。 ほら、寿司とかについてくる小さな醤油入れあるじゃない。魚のカタチしたヤツ。なんかそんな黄色の魚が見えたような気がしました。 美少女若菜ちゃん、尿、魚型醤油入が全然繋がらないんです。 それから僕は尿を醤油入れに入れてくる彼女の狂い加減、そして犯人に対する優しさに惹かれ多くの男子同様に彼女を好きになりました。なんて素敵な人だろうか。 自分がもてることをまったく鼻にかけていない若菜ちゃん 全てが狂おしいほどに好きでした。 しかし、その数年後、若菜ちゃんは父の仕事の都合で転校していきました。こうして僕の尿を巡る若菜ちゃんへの儚い恋心は消え去りました。その想いを伝えることもなく・・・・。
20歳になり、同窓会がありました。 期待通り、二十歳になった若菜ちゃんは一層綺麗になっていた。可憐な女優のようになっていた。男達は狂ったように若菜ちゃんに駆け寄り、自分のことをアッピールします。若菜ちゃんの周りにまるで花びらのように男達が群がります。そう何層も何層も花びらを持った華麗な華のように。 僕はそんな輪に入らず、遠巻きに彼女を見ていました。そしてどことなく寂しい気持ちを抱えていた。 今日ココに来たのは若菜ちゃんじゃない 若菜ちゃんは変わってしまった。群がる男どもを見て自分の魅力を再確認し、誇ってるかのように見えた。あの頃の若菜ちゃんは、自分でもモテモテなのを自覚していただろう、しかしそれを鼻にかけるような素振りが全くなかった。そして優しかった。 しかし、今は「レベルの低い男は話しかけないで欲しいわ」などとトイレで友人に言うほど高飛車になっていた。僕はトイレの前を通った時に偶然このセリフを聞き愕然となったのだ。 ここに若菜ちゃんはいない 転校してから二十歳までに若菜ちゃんに何があったのか分からないし知ろうとも思わない。ただ、ほっといても男が群がってくるような恵まれた人生だったのだろう。なんとも言えぬ気分だ。 もう帰ろう 僕はそっと会場を後にすることにした。すると出口付近に二十歳になった山田がいた。僕は山田と一緒に会場を出て駐車場へと向った。 「彼女・・・変わったよな・・・」 「うん・・・あんな感じになっちゃうとはな・・・・」 「お前・・・・若菜ちゃんのオシッコ盗んだだろ」 「・・・・・・・・・・・・・なんで知ってるんだ・・・?」 「知ってるさ、ずっと黙ってた」 「2人で飲みに行こうか?」 「そうだな、じゃあ口止め料代わりにお前の奢りな」 「・・・・・・わかった・・・・」 山田はシュンとなっていた。この夜は2人で居酒屋で大いに盛り上がった。 「で、結局、お前はあの尿をどうしだんだ?飲んだのか?」 ビールを飲みながら尿の行方について山田を問いただしたが結局答えは得られなかった。 人はその記憶を永遠に美化し続ける方が幸せなのかもしれない 5/23-9 過去ログサルベージ13 これも評価が高かった日記です。 IT化社会(2002/04/26) 「最近、なんでもパソコンになりつつある嘆かわしい」 とラジオで郵便局長が言っていた。最近はEメールや携帯メールなどで手軽に連絡をとる人が多く、めっきりと手紙をしたためる人が減ってるようだ。郵便局長さん嘆いてた。 IT化され便利になれば昔ながらの趣は失われていく。例えば、手紙を出して相手からの返事を待ちわびるもどかしい時間や、別れ話の書かれた手紙についた涙の跡など、手紙ならではの趣は失われつつある。今はピッと打ってバシッと送って終わりだもん。趣もクソもない。しかし、人間とは常に趣を作り出す生き物であって、そのうちIT社会に適応した趣が普通になってしまうのではないかと僕は思う。 で、郵便局長さんの話に戻るのだが、局長さんもこう言っていた「手紙を書くという行動は相手のことに思いを馳せながら行う行為です、大切にしなければならない」と。そりゃあ局長さん的には手紙を出してくれなきゃ困るわけで、こうも言うはずなんですが、よくよく考えると、とても説得力がある。 手紙を書いて出すという行為は、携帯のメールやEメールを出す行為に比べて面倒くさいし、時間がかかる。メールで済むならば手紙など書きたくないものだ。けれどもその「めんどくさい」というところにポイントがあるのだと思う。 面倒なのを乗り越えて、葉書を買い、文章を自らの手で書く。間違えないように注意して書く。このまわりくどい行為が実は大切で深いのだろう。それだけに手紙に込められる思いも深い。大切なことはメールではなくなるべく手紙で書こうと思った。 現代では手紙だけでなく、多くの行為がITに侵食され始めている。今は何だってインターネットを使ってできるし、なんでも手のひらサイズの携帯でできてしまう。どんな情報だって積極的に動きさえすれば簡単に手に入る。 図書館や学校、印刷された刊行物なんかはそのうち簡単になくなってしまうかもしれない。そして多くの趣が失われていく。その反面どんどん便利になっていく。なんとも複雑な心境だ。 いやいや、便利になることは良いことかもしれない。とりあえず使いこなせる人間にとっては便利であればあるほど手軽であればあるほど喜ばしいことだ。でも、世の中にはパソコンや携帯を全く使いこなせない人間が山ほどいる。 機械が苦手で、ボタンが三つ以上になるともうダメとかいうひとなんて僕の周りにも山ほどいる。 うちの親父は銀行のATMすら使えない。 うちの上司は携帯すら持ってない 友人のS君はパソコンなんて貴族の持ち物だと思っている。 そういった、いわゆるITに乗り遅れた人たちにもIT化の波は容赦なく襲い掛かる。親父は銀行に行くと「ATMで振り込んでください」と冷たく言われるそうだ。上司は「携帯が使えないなんて原始人じゃん」と子供に馬鹿にされるし、なにより連絡が取れないと皆に文句を言われている。S君は就職活動中なのだが、PCもメアドすら持ってないらしくかなり苦労しているようだ。 ここまで世間の風潮がITに傾き、なんでもITでが浸透してしまうと、上記のような人たちでも次第にITに傾きざるを得なくなってしまう。どんな頑固な人でもだ。当たり前だ、ITでないと何も身動きが出来ないのだから。 親父は必死にATMの練習中だし、早苗に教えてもらってPCの勉強もしてるらしい。 上司は遂に携帯を買ったらしい。だけど自分の電話番号すらわからないらしい。 S君は遂にパソコンを買うと言い出した。 みんなIT界の住人になろうと必死になっているのだ。僕は彼らにずっと自分を貫いてアナログな人間でいて欲しかったのだが、世間の風潮はそれを許さなかったらしい。皆挫折しITの軍門に下ることを決意したようだ。 特にS君の張り切りようは凄かった。 「中古のノートPCを知り合いに安く譲ってもらう!」 と息巻いていた彼は、これから広がるであろうPCライフに目を輝かせて期待していた。なんとも頑張って欲しい。 「おれ、パソコン買ったらインターネットとかやるよ」 彼はそう言っていた。心の底から頑張って欲しいと思った。それからも彼は自らのITライフ構想を語りつづけていた。 ホームページを作ってみたい などと彼の夢物語は途方もない場所まで行っていた。 「どんなPC買うの?バイオとか?」 彼の他愛もない夢物語にウンザリしていた僕は遮るように質問した。 「なんか、機種とか分からないけど、ノートPCを7万で打ってもらえる。中古だけど新品だと30万もするらしいからお得だよね」 などと鼻息も荒く言っていた。
一週間後、彼は遂にPCを購入した。 めくるめくITライフを堪能し、楽しいネットライフでも送っているのだろうと思い、 「どうだい?パソコンの調子は?」 などと声をかけた。しかし彼の表情は暗い。 買ったはいいものの、なんか使い方が分からないらしく、インターネットすらまだ出来ないらしいのだ。 「それは大変だな。OSはなに?98とか?Meとか?」 とか僕も親身になって相談にのるのだが。 「わからない。なんか色々メニューがある画面がある」 などと要領を得ない。さすがにIT化へ第一歩を意気揚揚と歩みだした彼にこの仕打ちは酷い。なんとか助けてあげたい。皆で助け合って理想的なIT社会を築こうではないか、などと変に義憤に駆られた僕は彼の家まで行って、彼にパソコンを教えてあげようと思いました。 彼のアパートに行き、部屋に上げてもらう。 「いや〜機種とかウィンドゥズとかも全然わからないんだよね。もうお手あげ」 彼は少しはにかみながらも照れくさそうに笑っていた。しょうがないやつだ。俺が今助けてやるからな。まかせろ、ちょっとはパソコンに詳しいんだ、俺。 彼が出してきたノートパソコンは想像を遥に上回る物体だった。 なんか黒っぽい物体。でも形状はノートパソコンっぽい。ちょっと古めかしい。なんか画面の後ろの方には印刷する部分までついてる、プリンタ一体型ノートパソコン。そして本体上部に煌く「書院」の文字 ワープロやん これ、ノートパソコンじゃなくてワープロやん。文字打つだけやん。 いやね、今時のワープロって確かインターネットも出来るよ!とかいって便利そうじゃないですか、でもこの物体はダメ。古すぎてインターネットどころの騒ぎではない。ってかモジュラー挿すところがない。 試にワープロを立ち上げてみたところ、白黒の液晶みたいな画面で「文書作成」「文書呼び出し」「住所録」とだけ表示された。ありえない。 こんなマシンでインターネットなんて不可能。 それどころかメールすら不可。iモード以下。 「早くインターネットに繋いでよ!ワクワク」 モジュラー片手にSが嬉しそうにインターネット海原を待ちわびている。心が痛い・・・。お前はこんなワープロを7万も出して買ったのか?ゼッタイに騙されてるぞ。5千円でも高いくらいだ。俺なら逆に金貰ってもいらない。 このワープロではインターネットはできない。 メールも出来ない ホームページなんか作れない 出会い系サイトなんかできない ホテルの予約など不可能。電話の方が早い。 彼の描いた未来予想図はこのマシンでは不可能です。それを彼に教えるのにどんなに苦労したことか。説得するのに3時間かかったね。 「じゃあ・・・この機械ではダメなの・・・?」 知人に騙され7万出してウンコワープロ買わされたと理解した彼は涙目で言った。心底心が痛んだ。 とりあえず、彼は未だにIT化社会の波には乗り切れず、それどころか開き直ってそのワープロの使いつづけている。といっても住所録を作るぐらいだが。でも、そのままの彼でいて欲しいななどと所詮他人な僕は思ってしまう。 なんか彼が古めかしいワープロを打っている姿は趣があっていいのである。 5/23-8 過去ログサルベージ12 B子の前の事務員さんだったA子さんですが、彼女もB子に負けず劣らずネタの宝庫でした。 巨乳デリカシー(2002/02/18) 今日も元気にお仕事お仕事。週休二日?何それ?といった感じで御座います。なんか最近は休みなしの18時間労働とかカーストも真っ青の労働を強いられています。働けど働けど我が暮らし楽にならず、ローンも増えるばかり。 で、今日も元気に早朝から職場に行ったんですよ。そしたらね、職場の事務員さん(A子さん推定年齢22歳)が既に来ていたんですよ。僕はいつも職場には一番乗りをモットーに生きているのですが、今日は負けてしまいました。なんか悔しい。 チクショウ、負けちまったぜ、と恨めしそうにA子さんを睨んでたんですけど、なんか様子が違うんです。なんていうか・・・いつものA子さんじゃないんです。どことなく違和感がある。 なんかね、A子さん巨乳になってるんです。 もうね、全然巨乳なの。昨日までAカップ(推定)だったA子さんがFカップ(推定)になってるんです。たわわに乳が揺れてるんです。明らかに動揺するじゃないですか。 昨日まで洗濯板だった彼女の胸が今ではパイズリも可能なポテンシャルまで登りつめているんです。なんかデスクワークしながら乳が机の上に乗っかってるんです。 ここで冷静になって思考してみます。 現実的に考えて、一晩でAからFまで乳が膨張することはあり得るのでしょうか。思春期の女になりたての乙女ならあり得るかもしりません、よく知りませんが。でもA子さんはもう22歳(推定)なんです。すでに思春期も成長期も初潮も終わってるはずです。つまり、あの乳は本物ではない。成長するはずがない。 となると寄せて上げるブラかもしれない。いやいや、AからFだぞ、いくらなんでも肉を掻き集めるのにも限界があるだろうに。そこまでやろうとしたら太腿辺りからも肉を調達する必要があるだろうに。ということはこの仮説も違う。 じゃあ、パットでも入れてるのか。しかし、AからFまで押し上げるほどのパットがこの世に存在するのだろうか。そんなもんがあるなら、もはやなんでもありじゃねえか。しかし、あの揺れは本物の乳のものだ。きっとパットではない。 じゃあ豊胸手術だろうか。乳房の下を切除しシリコンを導入。お好きなバストサイズがあなたの思うがままに。これはあり得る。しかし、たった一晩で実現可能なのだろうか。っていうかA子さんは昨日も夜まで仕事をしていた。帰り際に「お疲れさま」と素敵な笑顔で言っていた。その足で手術に向かったのだろうか。・・・ありえない、あの笑顔はこれから豊胸手術しに行く女の顔ではない、第一、あんな時間では病院だってやってないはずだ。 様々な想いが駆け巡ります。もう僕の乳に関する知識では彼女の一夜にしての巨乳劇の謎が解明できません。 ・・・・・・本人に直接聞いてみようか いいや、だめだ。そんなことしたらセクハラになりかねん。ただでさえヌードポスターをデスクに飾ってて白い目で見られているのに。聞けるわけがない、でも気になる。聞きたい。僕の中で天使と悪魔が葛藤するんです。 悪魔「聞いちまえよ、聞いちまえよ。オッパイ大きいねって聞いちまえよ。あわよくば揉ましてくれるかもしれねぇぞ」 天使「ダメよ!そんなデリカシーがないこと絶対にダメ!A子さんは貧乳を気にしてたのよ、コンプレックスなの。そんなA子さんに胸に関すること聞くなんて絶対ダメ。カツラの人にカツラの話をするようなものよ」 悪魔「イヒヒヒヒ、柔らかそうな胸だな〜おい。質問しながら揉んじまえよ。鷲掴みにしちまえ、剥ぎ取って吸っちまえよ、グヒヒヒ」 天使「ダメよ、もっと女心をわかってあげて。たかが乳されど乳なの。A子さんだって悩んだあげくのことなのよ、デリカシーのないことしちゃだめ、セクハラよ」 もうグルグルグルグルと天使と悪魔が戦ってるんです。気になるけど聞いたらセクハラだ。どうしたらいいのだろうか・・・・。僕は天使と悪魔に相談してみました。 「なあ、君達の意見は極論過ぎるんだよ。どっちを選択しても僕には辛すぎる。あいだを取ってみたらどうかな。それとなく聞くとかダメかな?」 悪魔「お前にしては名案じゃねぇか、やってみろよ」 天使「そうね、わざと気付かない振りするよりはいいかもしれないわ」 満場一致で「それとなく乳の話題を振ってみる」に決定。早速僕は行動を開始します。それとなくA子さんに近づき、ブラインドの隙間から外を眺めながら訊ねます 僕「A子さん、狂牛病ってどう思う?」 A子「大変だよね」 ダメ!全然ダメ!話題が乳から遠すぎる。狂牛病→牛→乳のつもりなんだろうけど連想ゲームじゃねぇんだから、もっとオッパイっぽい話をセクハラにならないように気をつけて展開させねば。 僕「昨日ね巨乳物のAV見たんだけど、すごかったよ」 A子さん「・・・・・」 セクハラ決定。直球過ぎます。天使も悪魔も呆れ顔で僕のことを見てますよ。もうどうしようもありません。こうなったら直球ついでに聞くしかありません。当たって砕けろです。 僕「A子さん、胸大きくなってるけどどうしたの?腫れた?」 A子さん「最低・・・・・デリカシーないんですね。セクハラですよ、それ」 とA子さんは怒って部屋から出て行ってしまいました。あんなに悩んでセクハラにならないように気を使ったのに、結局セクハラになってしまったようです。それっからずっとA子さんは口をきいてくれません・・・。女心って難しい。 結局A子さんの一夜の巨乳劇の謎は解明できませんでした。 5/23-7 デスクトップ この自動更新システムってのは、並列して沢山のフォルダを準備する必要があったりなんかして、けっこう面倒くさい。かなり準備するのが大変。 しかも19日からの更新分を全部この自動更新でやってるものだから、並列して作成したフォルダが鬼のように。フォルダ5どころの騒ぎではない。
なにやらもう、わけがわからんくなってきた。 5/23-6 過去ログサルベージ11 まだネゲットすらしていない究極の非モテ時代。ネット恋愛についてこんなことも書いていました。 ネット恋愛 (2001年12/11) 今日は「ネット恋愛」について少々述べてみようかと思います。そもそも、わたくしは「ネット恋愛」どころか普通の「恋愛」すら語る資格はないのですが、まあ気にせず俺流で語りたいと思います。 なぜ急にこういう事を言い出すかといいますと、私の友人がネット恋愛をしてるらしいのです。それはそれで羨ましいのですが、別に珍しいことではありません。しかしですよ、私や、今ここをご覧になっている閲覧者の方などはドップリとインターネットの世界に染まっているわけですから、「ネット恋愛?ふーーん」ってなもんでしょう。しかしですよ、一般的なライトユーザーからするとまだまだ「ネット恋愛」は社会的認知度が低いようなのです。 その友人も、僕とかには「ネットで彼女を見つけた」などとカミングアウトするのですが、普通のネットをしそうにない友人などには「バイト先で出会った」などと嘘をついているらしいのです。何故かネットと縁が薄そうな人には「ネット恋愛をしている」と告白するのをためらってしまうようなのです。 また、昨年、僕の従兄弟の姉ちゃんが結婚したんですけど、相手はインターネットの出会い系サイトで出会った青年でした。仲人が二人の馴れ初めを「インターネットで知り合い、互いに数度メール交換をしていくうちに・・・」などと紹介したのですが、それを聞いてたおばちゃんが「んまっ!ネット恋愛ですって!」などと驚いていました。 このように、我々からしたら一般的で珍しくも何ともない「ネット恋愛」ですが、完全にインターネットが普及してるとはいえない現代社会では、まだまだその認知度は低く、特異的な恋愛形態と思われているようで、「ネット恋愛」であることを他人に打ち明けられないネット恋愛カップルや、「ネット恋愛」と聞いただけで怪訝な表情をする人など多くいるのです。 しかし、落ち着いて考えてみてください。ネット恋愛ってそもそもなんですか?ネットを主戦場として繰り広げられる恋愛ですよね、きっと。そりゃあ恋した二人がお互いにネット環境にあればネットは最良のコミュニケーションツールです。ガスガスとネットを使うでしょう。別に可笑しくも何ともないです。じゃあ、ネットで出会ったカップルが行う恋愛が「ネット恋愛」ですか?たまたま出会いがネットだっただけでしょう。じゃあ、うどん屋で出会ったカップルは「うどん恋愛」って言うんですか?ちゃんちゃら可笑しいですよ。笑止。 僕の見てきたネット恋愛カップルは普通のカップルでしたよ。たまたま出会いがネットであっただけで、お互いにネット環境にあるので便利だから恋愛時のコミュニケーションもネットで行う。ただそれだけなのです。もっとネット恋愛カップルの人たちはネット恋愛であることに誇りを持って欲しいですし、それを聞いた人も特別な恋愛形態であると感知しないで欲しいです。 そりゃあね、ネットで知り合って、顔も見たこともない、声も聞いた事ない相手に対してガンガン恋心膨らましちゃって、チャットSEXに狂ったり、ネットストーカーになったりする人もいますよ。でも、そういうのはネット恋愛界においても特異的なものじゃないですか。滅多にある事じゃありません。ただ、こういったネット恋愛の負の部分が特筆して一般に浸透してしまっているために、ネットに対する認知度が低い人にとっては、ネット恋愛はオタクっぽいですとか異常恋愛であるかのように思われてしまうのだと思うのです。ネット恋愛って大抵は異常恋愛でもなんでもなくて普通の恋愛ですよ。 ただ、やはり世間体的にネット恋愛の地位が上がるのは難しいと思うのですよ。どんなにネットが一般化してきても古来から「ネットはオタクがするもの」という信仰があるように、「ネット恋愛は異常恋愛」という信仰もなかなか覆されるものではないと思うのです。 ちょっと前に、ネット恋愛を扱ったドラマがあったじゃないですか、深田恭子と竹なんとかがやってたやつ。「一通の間違いメールから始まる恋もある」とかってやつ。見ていないんですけど、アレはよかったですね。やはりトレンディドラマでカッコイイ俳優さんとかが演じると何でも良く見えるものです。事実、あのドラマの後、ネット恋愛に憧れる婦女子が急増したらしいです。竹なんとかみたいなナイスガイにネットで会えると思っちゃったんでしょうね。 やはり、このようなドラマなどによる波及効果を狙わないと、いつまでたっても「ネット恋愛」の地位は向上しないと思うのですよ。だから、前回のドラマから随分と時間が経った今、ここで再度ネット恋愛を扱ったドラマをやる必要があるのですよ。
ただし、前回のようなオシャレでスマートな描写はいただけない。当事者からしたらあんなもん嘘八百である。もっと忠実に現実に即した内容でネット恋愛を描写すべきなのだ。 そうだな、配役は主役を反町あたりにして、女役は深田恭子で行こう。 反町は安アパートに独り暮らし、未だにネット回線はアナログモデムでテレホーダイタイム以外はもったいないので繋がない。23時になると反町はむっくりと万年床から起き上がりネットに繋ぐ。頭なんか寝グセでボサボサだが誰も見ていないのだ、気にすることはない。 そして、反町は足繁くチャットに通う。もちろん女性がいる部屋にしか入らない。ヤロウだらけのチャットなどご免だぜ。 そして、チャットは盛り上がり、ついついテレホタイムを完走してしまう。もう外は夜が明けて薄明るい。反町はお目当ての娘にメールを書いて眠りにつくのだ もちろん、合間合間の出会い系掲示板のチェックも欠かさない。 そんなこんなでオフ会に参加する反町。 そこで、とても好みの女性(深田恭子)を見つけるのだ。もう大ハッスルの反町。しかしライバルも多い。ネット仲間はみんな恭子を狙っているのだ。ウカウカしてられないぞ反町、もっと頑張るんだ。 反町はオフ会後もメールやICQなどを駆使して口説きまくる。もうしつこいほど口説きまくる。 で、やっとこさ第6話のラスト辺りで、やっと彼女に電話番号を教えてもらい、歓喜のまま次週に続く。 その後、順調に電話などで恋愛を発展させるわけだが、 反町君焦りのあまり二人っきりで会おうとしつこく誘ったために、ネットストーカーと勘違いされ第8話で逮捕される。 まあ誤解であることが判明し、釈放されるわけだが、その後もイロイロなゴタゴタがあり、 二人の恋の行方は最終回まで縺れ込む 最終回は、反町が根性を見せるため、なぜかデスクトップPCを担いでフルマラソンに出場。 完走して恭子を感動させる そして、二人は結ばれるのだ。ハッピーエンド。 もう、二人のピュアで真っ直ぐな恋愛にお茶の間も釘付けだ。これならネット恋愛の地位も向上するだろう。若者はこぞってネット恋愛に走り、広く一般的にネット恋愛は認知され最もトレンドな出会いはネット恋愛と週刊誌も騒ぐだろう。これでネット恋愛カップルも堂々と友人にカミングアウトできるし、結婚式で仲人が「二人の出会いはネットで」といっても誰も驚かない。そういう理想の社会ができるのだ。素晴らしいことである。 ってか、俺は何でこんなにもネット恋愛の味方なんだい? すいません、興奮のあまり何か間違ってました・・・。 ネットだろうがなんだろうが関係ない、くたばれカップル! 5/23-5 過去ログサルベージ10 男らしさ (2001年12/5) 唐突なようですが、男らしさって大切だと思いませんか?それと同等に、女らしさというのも大切なのですが、じゃあ、「男らしさ」「女らしさ」っていうのは何なんだよ!というツッコミが入りそうになるのですが。これは正直いって僕にはわかりません。分かりかねます。 ただ、男らしいというのは常に男性の中に憧れとしてあるわけですよ 「おニイちゃん、男ならバーンと気前良くいかなきゃよー」 とか電気屋の人に言われて巨大な冷蔵庫を買わされたりとか、すべては「男なら」というフレーズが 「よーし、俺も男だし、いっちょ買ったるかー!!」 などと訳の分からない決意を奮い立たせるわけですね。 このように、「男」というのは男性にとって重要なウェートを占めるわけですよ。 中学校の時、年に一回ほど、身体測定という行事があった。これは、誰しもが経験していると思うが、とっても面倒なもんである。 この身体測定では極めて非日常的なものであり、普段見る事は出来ないドラマが数多く存在する。一つに、服を脱ぐというのが要因であろう。 いつもは制服なんかを着ている学校で、突然パンツ一枚の裸になるのだから非日常的である。 とんでもなく体毛が生えはじめている猛者や、 色白なもやしっ子 まで様々だ。女性だって胸が膨らみ始め、なにかと友達同士で「智子の胸おっきー」などと触りあったりするのだろう。 なかにはパンツに変なシミをつけてる奴だっている。 しかし、こんなサムライどもを超越する、ドラマを演出した男がいた。 ヤツの名はM。こいつが結構、ガキ大将チックなヤツで、いつもリーダーシップを取っていた。 結構、暴力的な所もあり、タイプ的にはジャイアンのようなカンジなんだけど、なぜか皆には慕われていた。 身体測定内のプログラムに内科検診というものがあり、医者が来てチョロっと診てくれる。 内科検診に向う道中、Mは 「ガハハ、医者のクソジジイなんか俺がぶん殴ってやるぜ!!」 などと訳の分からない勇ましさを披露していたのだが、突然、内科検診の部屋に入った途端に元気がなくなった。俺は、おかしーなーなどと不審に思いながらも、とっとと服を脱ぎパンツ一枚になっていた。全員がパンツ一枚になったのだが、なぜかMだけズボンをはいた状態で佇んでいた。それを見た保健のクソババアが 「M君、どうしたの?恥ずかしがってないでズボンを脱ぎなさい」 とまくしたてたのだ。しかし、Mは譲らずズボンを脱ごうとはしなかった。 「はやく脱ぎなさいっ!!」 クソババアがコメカミに血管を浮き立たせて怒り狂う。 次の瞬間、誰もが予想だにしなかった、ドラマが起きる。一同に旋律が走った。 中学生ぐらいになると、パンツはトランクスタイプだったり、ブリーフタイプだったりするのだが Mのパンツは違っていた。タイプで分けるならばブリーフなのだが 色がピンク色さらに薄っすらと花柄のプリントが!!さらにトドメとばかりに、フリルのような物がパンツ全体にあしらってあった。もう一見して860%女物の下着であることは間違いないのである。その場にいた全員が 「それ母さんのパンツだろっ!!」 と心の中でツッコミを入れたのは間違いないだろう。 もし、俺が身体測定の時に誤って母さんのパンツなんかはいてきちゃったら、恥ずかしくてもう生きていけない。一目散にその場から逃げ出し、家に帰って転校の手続きをとっていることだろう。しかし、Mは違った。 ここからが男の見せ場である。彼は何も恥じることなく、さも平然に真っ直ぐ前を見つめていた 「ん?母さんのパンツだよ、悪い?はき心地いいんだぜ」 とでも言いたそうな表情である。 フリルつき花柄パンティーをはいたガキ大将の仁王立ち これにはとても「男」というものを感じてしまった。やはり男らしさは非常時であるほど大切である、そんなことを痛感した事件であった。 5/23-4 優勝宣言 今シーズンのプロ野球ペナントレースで広島東洋カープが優勝したら、カープの勝ち星と同じ人数を招待して僕の奢りで焼肉屋に行きます。マジで。 5/23-3 作成者 サルのような脳みその我がウンコ上司の脳内にも文明開化の音が鳴り響いたらしく、最近では彼はもっぱらCDを焼くのにご執心でございます。 5/23-2 過去ログサルベージ9 なぜだかこれはとても評判が良かった日記です。 常識という非常識(2002年5月4日) 僕の知らないことが自分以外の人の間では当たり前のように常識だったらどうしよう。と思うことがある。 オナニーする時はチンコに味噌を塗る。それも白味噌。 こんなバカな常識があるはずもないのだが、本当にあると仮定しよう。しかもそれは当たり前すぎる常識で、誰も疑問にすら思わない。話題にすらしないとしたらどうだろうか。他言してはダメだと決められていたらどうだろうか。 男の子は、12歳になると親父からオナニーの仕方を教わる。これはお母さんには内緒の男同士の儀式だ。もちろん家族にもばれぬよう、秘密裏にコッソリとオナニー技術授与の儀式が行われる。 父は白味噌を手に庭の片隅に置かれた物置にやってくる。すでに12歳となった少年は物置内でこれから起こる父との秘密の儀式に胸を弾ませている。 「お父さん、こんなに夜遅くにどうしたの?物置なんかに呼び出して」 「敏明は今日で12歳だ。これからお父さんはお前に大切なことを教えなくてはいけない。心して聞いてくれ。そしてこのことは誰にも言ってはいけないんだぞ」 「うん・・・・わかった」 いつもとは違う父の雰囲気に尋常でない気配を悟った少年は、ギュッと唇をかみ締めた。父は、そんな気丈な息子の振る舞いに、幼かった息子の成長を実感し、少し目頭を熱くする。 「さあ・・・敏明・・・ズボンを脱ぐんだ・・・。」 「うん・・・・」 恥ずかしそうに半ズボンとブリーフを一緒に脱ぐ少年。それに少し遅れて父親もベルトを外しズボンを脱ぐ。少年のチンコはまだチンゲが生え揃ったばかり、恥ずかしそうに皮だってかぶってる。それに引き換え父のチンコは完全体のチョモランマ。息子は父との差を目の当たりにする。 「さあ、チンコを出すんだ」 そう言うと父は息子のチンコに持参した白味噌を塗り始める。丁寧に丁寧に、それでいて激しく、チンコのしわの隙間にまで白味噌を充填していく。 「今日はお父さんが塗ってあげるけど、次からは自分で塗るんだぞ」 「次から・・・?」 少年には父の言葉の意味が分からなかった。次からということは次回もあるということだろうか。しかも次回は自分で塗る。そんなに何度もこの行為をする必要があるのだろうか。考え出すときりがない。少年の小さな頭では答えが見つけ出せるはずもなかった。 「さあ、今度は塗った白味噌をチンコに染み込ませるような感じでこするんだ、ほら、こうやって」 父は激しく優しく息子のチンコをしごき始めた。 「ああっ・・・・」 少年の脳髄に走る快感。いままで経験したことないような感覚だった。いや、正確には経験したことがある感覚だった。 幼稚園時代、登り棒につかまり、はるか上まで登った。そして不意にチンコを棒に擦り付けたような感覚。やけに内股気味になってしまうような、なんともいえぬ快感、そして背徳感。そんな感覚に似通っていた。 「んはっ・・・お父さん・・・き・・・気持ちいい・・・」 シュゴシュゴと音を立てる父の指と少年のチンコ。そして1ターンごとに飛び散る白味噌。狂おしいほど少年は叫んだ。 「さあ、ここからは自分でこするんだ」 そういうと父は少年のチンコから手を離し、少し意地悪く笑いながら少年を見つめた。 「僕が・・・・自分で・・・・?」 少年は恐る恐る左手でチンコを掴んだ。利き腕は右なのだが、右手は仲の良いクラスメートの女子と登下校の時に繋ぐ手だ、その手でチンコをしごくのは女子に悪いような気がしたのだ。 「ダメだ。チンコを握るのは右手だ」 そんな少年の一欠けらの良心を見越してか、父は鬼のように厳しく言い放った。 「でも・・・右手はみよちゃんと・・・・繋ぐ・・手だから・・・」 か細く少年は言った。けれども父に通用しないであろう事はわかっていた。きっとこの人は認めない。 「ダメだ。それを興奮に変えられるようになれ。みよちゃんをチンコ握った手で触ってやれ」 予想通り。いやそれ以上のことを父は要求してきた。少年はもはや諦め、右手でチンコを握った。そして徐々にピストン運動をはじめる。 き・・・・気持ちいい・・・・・!!!! 父にやられるよりも数段の快楽が少年の身を襲った。 「父さん!自分でやったほうが何倍も気持ちいいよ!」 「当たり前だ。オナニーはセルフセックスではない。自己表現だ。自分でやらずしてなにがオナニーかっ!!」 父の渾身のオナニー哲学も、もはや少年の耳には届いていなかった。ただただ自分の右手とチンコから生み出される快感に身を任せていた。 ほとばしる白味噌。物置内の熱気も嫌がおうにでも高まる。そして隙間からは満月の光が筋のように侵入してきている。少年はこの狂おしさを一生忘れないだろう。 見ると父も自分のチンコに白味噌を塗り、しごき始めている。 ハァハァ・・・・ 互いに見せ合うことでお互いの羞恥心をあおり、ピストンのビートも増していく。 ハァハァ・・・・ 少年の心の内、体の内から熱いものがこみ上げてくる。間違いなく今まで味わったことないような感覚だ。 ハァハァ・・・ 父もまた大きな男根を震わせてビートを増す。 ハァハァ・・・・ハウァ!!! 2人はたまらず、ついにフィニッシュを迎えた。一気に物置内に男の匂いがたちこめる。少年は人生初めての経験に呆然とし、快楽の余りヒザがガクガクとしている。無理もないだろう。 「大丈夫か?・・・・・これがオナニーだ。」 「オナニー?」 「ああ、オナニーだ。自分で自分を気持ちよくする行為。それがオナニーだ」 「うん・・・わかった・・・オナニーっていうんだね」 少年はここで始めて一連の行動が「オナニー」と呼ばれる行為であったとことを知らされる。そして父は急に真面目な顔になってオナニーに関する注意事項を伝達する 「この行為はゼッタイに他言してはならない。家族にも知られてはダメだ。特にママには内緒だぞ。」 「うん、内緒なんだね。僕誰にも言わないよ」 「そうだ、女子には特に注意だぞ。男子は12歳になれば皆お父さんに教わるから知ってるんだけど、これもまた言っちゃだめだ。知ってるもの同士で会話するのも憲法によって禁止されてる」 「・・・・言っちゃったらどうなるの?」 「親戚の山田おじちゃんいただろ。あの人飲み屋でホステスさんにオナニーの話しちゃってなぁ・・・逮捕されて死刑だよ。聞いたホステスさんも死刑。厳しいんだ」 「死刑になっちゃうんだ・・・大丈夫。僕誰にもいわないよ!」 「よーし。それでこそ俺の息子だ!あ、あとゼッタイに白味噌を塗るのを忘れるなよ」 「うん、わかった」 「当分白味噌は物置に置いとくから、オナニーする時は物置にきてやるんだぞ」 「うん!」 少年は初めて父と共有する秘密を持ったことから、自分が少し大人になったようにさえ錯覚する。そして2人はその後も物置で何度となくオナニーをするのである。そう、まるで河原で親子がキャッチボールをするかのように。 というような「オナニーは父から伝授される」「白味噌を塗る」「他言したら死刑」という常識があった場合。当然男の子は父から聞かされているためこの常識を知っているわけです。 しかし、ウチの親父はバカですので、たとえ上記のような常識があったとしても絶対にやりません。つまり本当にこのような常識があった場合、僕だけ知らずに育っている可能性が多分にあるのです。 皆は狂おしく毎晩毎晩チンコに白味噌を塗りオナニー。父から伝授された方法でオナニー 僕は何も塗らず、自己本能で体得した方法で毎夜オナニー 普通なら僕が間違っているので、誰かとオナニー話になった場合に、「お前、そのやり方ゼッタイにおかしいよ、なんで白味噌塗らないのよ?常識ジャン」とかいわれて邪道な自らのオナニー方法を恥じ、その夜から僕も白味噌を塗ったりするのですが、いかんせん他言したら死刑ですので、誰も僕に本当のオナニーを教えてくれないのです。 そして僕だけ本当のオナニーを知らずに生きていくのです なんとも悲しい・・・。 などと本気で心配したりする事が僕はたまにあります。上のような白味噌オナニーは極端な例でありえないのですが、もっと微細な常識でも、実は僕だけ知らないということがあるのではないかと思うのです。僕だけが知らない何か。そして皆には当たり前過ぎる常識。 不安でたまらない・・・・。 5/23-1 ウンコ日記 今流行のヤプース日記をつけてみたいと思った。携帯から更新できる、さらには画像まで載せることができるといった特性をフルに利用して、ウンコ日記をつけたい。 排便したら尻を拭く前にウンコを撮影。すかさずアップロード。 おやおや、今日はpatoさんウンコが柔らかめね。大丈夫かしら。 うんうん、今日は健康健康 あらら、コーンが混じってるわ 今日はもう下痢ね。patoさん漏らさなきゃいいけど。 ここ7日間ぐらいアップされてないわ便秘かしら。 patoさんの健康状態が一目瞭然。だから何だと言われたら仕方ないのだけど、まあ文字通りウンコのような日記なわけだから大目に見て欲しい。 とにかく、いつか「ヤプース版ウンコNumeri」やってやる。 5/22-6 キチガイラブ そうそう、Numeri公式ソング第六弾となる「キチガイラブ」の歌詞を書いたよ!例のごとく作成時間は5分と魂の入った力作だ。その僕の心の叫びともとれる歌詞をとくとご覧あれ。 キチガイラブ 5/22-5 そろそろめんどうになってきた 5/22-4 過去ログサルベージ8 patoさんの日記はいつも長文ですよね。とよく言われますが、初期の頃はこんなウンコのような日記も。 煩悩のカタマリ、2ショットチャット(2001年11/2) 「おい、2ショットチャットって知ってるか?」 ネット上でリアルタイムでお話できるチャット。
母性本能に訴えかけるタイプです。優しい女性ならコロリと
カタカナばかりで軽さをアッピール。割り切った交際を匂わせます。
コイツは同類の臭いがします。
こんな人には「自信」を持って欲しくありません・・・。 5/22-3 過去ログサルベージ7 比較的評価の高かった日記を中心にサルベージしております。 恋心(KOI-GOKORO)(2002年2/7) 中学の頃、教育実習の女子大生が我がクラスに国語を教えにやってきた。とても美人でおっとりした先生だったが、中学生の僕から見た大人の年頃の女性というのは、いい匂いがしてセックスアピールがあり、色っぽく、すごい興奮した思い出がある。 なんというか、それまで「好きな子」というのは何度かいたが、同様に相手の子も子供であるためこれといった性的ななんとかがあるわけではなくセックスアピールは感じなかった。好きだけど、その先には何があるの?といった感じでせいぜい学校帰りに2人で帰るぐらいで興奮したもんだった。 そこに教育実習の彼女の登場である。初めて異性にセックスアピールというものを感じた。女の色香を感じた。思えばこれがはじめての大人の恋だったのかもしれない。本当の意味での初恋。なんというか上手く言えないのだが「好きだ」と初めて思った初恋の相手ではなく、「やりたい」と初めて思った初恋の相手である。 そんなこんなで彼女に恋心を抱きつつあった僕であるが、彼女のいた2週間はそれはもう夢のような時間だった。放課後は用も無いのに職員室に行って彼女と話したり、お昼に彼女と一緒にご飯を食べたり、それはもう楽しかった。彼女の授業時間は授業どころではなく常に勃起しながらうけたものである。 ライバルも多かった。クラスの半分以上の男子は彼女に恋心を抱いていた。彼女が胸を強調するような服を着てきた日にゃ、それはもう大変な騒ぎで、皆が勃起しながら彼女の授業を受けたもんだった。みんな彼女とやりたがっていた。 夢のような時間は矢のように過ぎる。いうまでもなく彼女の本職は女子大生である。二週間したら彼女は大学に帰ってしまうのだ。好きな相手が遠くに行って自分の前から消えてしまうというのは童貞中学生には受け止め難い事実で、みなが悲しみつつも自分の無力さを呪うようなやるせない感覚に襲われていた。 「先生のこと好きなのに」「先生は遠くに行ってしまう」「やりたい」様々な想いが童貞中学生達の中を駆け巡り彼達は最終兵器とも言える行動に出る。普段なら絶対にやりそうにない行為であるが、全員が1人の異性を好いているという集団心理が働き僕達は後ろめたさを感じることなく行動に打って出た。 職員用更衣室に忍び込み、彼女のロッカーを全員で漁る。 この目標を掲げ、僕ら20人からの童貞中学生は彼女が部活動のバトミントンに参加している隙に職員用更衣室に忍び込んだ。犯罪行為も皆でやれば怖くない、極めて人間らしい感覚を自覚しながら、性的興奮とスリルで今までに無いくらい勃起したのを今でも覚えている。 なんというか、学校の廊下までは至極日常的な空間なのだが、一歩更衣室に入るとそこは異質の空間で感じたこと無いような静寂と空気が漂っていて興奮したもんだ。それは20人の童貞たちも同じようだった。 彼女の名が記されたロッカーに近寄り、躍る心や背徳感を抑えながら扉を開ける。皆が注目の瞬間だ。この緊張感だけで射精しそうな感覚に襲われてしまった。なんとも癖になりそうな感覚だった。 ロッカー内には彼女の普段着が綺麗に畳んで置かれていた。今日の授業で彼女が着ていた服だ。魍魎と化した童貞たちは歓喜の声を上げその服を手に取り、皆匂いを嗅いだり股間に擦り付けたりしていた。興奮したとはいえ、友人達の目の前でここまで性に忠実に行動できる友人を羨ましいと思った。 さらに奥には、汗をかいた時の為の備えだろうか、下着とタオルが申しわけなさそうに置いてあった。しかも黒のゴージャスな下着だった。職人が作ったようなレース模様の目の細かい黒の下着だった。クラスメイトの女子がつけてるようなガキっぽいやつはブラとは言わないんだ、あれは胸当てだ、これこそが真のブラジャーだと興奮した。 僕も彼女の下着を手に取り、匂いをかいだり股間に擦り付けたり、変な液とかをつけたりしたかったが、多くの友人が見てる前で性の奴隷となることはできなかった。今一歩踏み出せないでいた。しかしKは違った。 彼は本当に自分の欲望に忠実に黒の下着を弄り、匂いをかぎ、股間に擦り付けていた。それどころか学生服の上からブラをつけたりパンツを履いたりしていた。皆が「バカだなKのやつ」と彼の行為を笑っていたが、本心では「羨ましい」と思っていた、複雑な表情だった。 その瞬間だった。廊下で下着の持ち主、つまり彼女の声がしたのだ。大ピンチだ。 窓から逃げるもの、物陰に隠れようとするもの、皆がパニックになりつつも冷静に行動した。僕と下着を着けたK、その他7名ほどの童貞たちは逃げ遅れた。もう彼女が更衣室の目の前まで来ている。窓から逃げているような時間は無い。とっさに僕達はロッカー内に隠れた。 おばちゃん先生などのロッカーに各々身を潜めた。僕とKは少し大きめのロッカーに窮屈ながらも2人隠れた。Kは既に黒の下着は脱いでおり、確実に証拠は隠滅したのだが、いまだ興奮している様子だった。ロッカー内の暗闇に響く彼の激しい吐息が何十倍もの騒音に聞こえた。 彼女は何も怪しむ様子も無く、更衣室に入ると自分のロッカーの前で着替え始めた。ロッカーのちょっとした隙間みたいなと所からその様子は丸々と見えた。見ると向かい側のロッカーの隙間からも血走った瞳が彼女を見つめていた。他の童貞たちもこのチャンスを見逃さない。 しかし、僕はKと2人でロッカーに入っている。狭いし、覗ける隙間の取り合いである。なんとも不便だが位置的に有利だった僕は覗き穴をほぼ独占状態だった。 しかし、暗闇に響くKの荒い呼吸は徐々に激しさを増していく。おかしいな、そう思って暗闇の中を目を凝らしてKの様子を見てみた。憧れの女教師の生着替えショーの興奮に耐えかねたKはチンコを出してしごき始めていた。なんてやつだろうか、どうして彼はここまで自分の中の獣に忠実なのだろうか。しかし、密室内で密着されてオナニーされちゃたまらん。変な液とかかかってしまったら目も当てられない。 僕は身を捩じらせ、彼のチンポが自分に当たらないように逃げた。なにが悲しくて狭いロッカー内でクラスメイトのチンコを触らねばならないのだろうか。しかし、そこはぎゅうぎゅう詰めのロッカー、どんなに頑張っても彼の生暖かいチンポとピストン運動が体のどこかにあたる状態で、なんとも気味悪かった。 耐えかねた僕は、断腸の思いで彼をロッカーから弾き出した。ええ、そんなことしたら覗きがばれます。彼女にばれます。Kは確実に捕まります、僕の身かて危険になります。しかし、そんな危険を考慮しても彼のチンポの感覚は耐えがたかった。 憐れKはチンポ丸出しの状態で憧れの女教師の前に躍り出てしまった。 時が止まった。 Kは右手でチンコを握った状態で猿のような表情で女教師をみている。 しかしそこでKは意外な行動にでる。なんというか極度の緊張感や興奮、そして逃げ場の無い圧迫感から彼は壊れてしまった。 「先生、チンコチンコ・・エヘヘ」 彼は開き直り彼女にわざわざチンコの説明をしながらにじり寄った。まさに窮鼠猫を噛む。追い詰められた手負いの変態は何をするか分かったものじゃない。 当然、先生も悲鳴の一つでも上げ、それを聞きつけた体育教師(筋肉バカ)が更衣室に乗り込みKは逮捕されるだろうと思った。そして現場も調べられ俺たちも捕まるだろうと思った。しかし彼女は思いのほか豪胆だった。その清純そうな見かけとは裏腹に彼女の肝っ玉はすわっていた。 「あら、カワイイチンコね」 彼女ははにかみながら、指先でKのチンコを指でつまんだ。ハッキリ言ってKのチンコは毛も生えていたし剥けている完全体で、僕らから見ればかわいくなんかなかった。しかし、彼女から見ればカワイイチンコなのだ。さすが大人の女性は違うなと思った。 僕はこれで一件落着。きっと今日の事件は先生とKだけの秘密となって自分は捕まることはないと思っていた。ホッと胸を撫で下ろした。しかし、他の変態童貞たちは違っていた。 今、チンコを出して先生に迫ればチンコを触ってもらえる とんでもない勘違いをした彼らは次々とチンコを出してロッカーから飛び出した。彼女はKだけでも相当に驚いたことだろう、生徒に舐められてはいけないと気丈に振舞っていたのだろう。しかしもう彼女は限界だった。次々とチンポ出した中学生がロッカーから飛び出してくるのだ。その数チンコ7個。しかも触ってもらえると勘違いしている彼らは半笑いなのだ。もう彼女は泣きそうだった。 よくもまあここまで欲望に忠実に生きれるものだ。僕は自分の身を危険に晒しながら性欲に忠実に行動することはできなかった。あまりに赤裸々な彼らを羨ましいと思った。 先生はさすがに耐え切れなかったようで、事切れたかのように泣き出した。そして大騒ぎしだしたのだ。もちろん、それを聞きつけて体育教師(筋肉バカ)が駆けつけ、更衣室はちょっとした騒ぎになった。野次馬も大量に流入してきた。僕は捕まった7人の童貞たちに注目が注がれている隙にロッカーからこっそり抜け出し、あたかも今駆けつけたかのように野次馬に混じった。 捕まった7人の童貞たちは、体育教師(筋肉バカ)によって頭の形が変わるぐらい殴られていた。なんか彼も今日は張り切っていた。きっと彼も女教師に惚れていて、怒りと羨ましいという感情から殴る拳にも力が入っていたのかもしれない。 その数日後、彼女は大学に帰っていった。 僕達の書いた寄せ書きと花束を持って泣きながらお別れ会をした。彼女は「本当の教師になってこの学校に帰ってきます。」と言っていたが、あんな事件があってもなお教師になりたいと思う彼女を凄いと思った。 彼女がいなくなり、捕まったKを含む覗き魔たちがクラスの女子から変態と嫌われる以外はいつもの日常が戻った。彼女に出会う前の変わらぬ日常であるのに、今ではなぜか寂しい。きっとそれは初めて感じる「失恋」というものかもしれない。僕は言い知れぬ虚無感と心に穴が開いたような感覚に襲われた。初めて感じる変な感情だった。 夕焼け落ちるグラウンドを見て涙が出てきた。 きっと本当に先生のことが好きだったんだろう。叶わなかった僕のホントの初恋。こんなことなら僕もチンコ出して触ってもらえばよかったと今でも後悔している。 5/22-2 帰ってきた高志と芳江 「へー、patoさん韓国に行ってるんだー」 「どうしたんだい?芳江?」 「あのね、なんかpatoさんが韓国にいってるみたいなの」 「へぇー、あのバカでも韓国にいくことあるんだ」 「でね、なんか自動更新とか言って、何回も何回も過去ログとかアップされてるの」 「韓国行ってる時のほうが普段より更新頻度が高いわけね」 「そうなの」 「そんなことよりも、な?芳江?」 「なによ?」 「そろそろベッドに・・・」 「やーよ、今patoさんの過去ログ読んでるんだから」 「そんなカスみたいな文章読まなくていいよ、どうせ手抜き更新だろ」 「ま、確かにね」 「だから、な?今日は長持ちさせるから」 「もう!しかたないな!」 「あ、やべ、ゴムねえや」 「大丈夫だよ、今日は安全日だから」 「マジで!?」 「うん」 「いぇーい、それじゃあ・・・」(ガバッ) 「あ・・・」 「ばいばーいpato君。韓国でたちの悪い肺炎とかもらってこないでねー」 「あふん・・・・」 こんなカップルがいましたら至急連絡ください。殺します。 5/22-1 過去ログサルベージ6 第1回patoさん恋愛相談室(2002年3/2) はい、みなさんこんにちわ。今週も恋愛相談室のお時間がやってまいりました。悩める恋心、切ない恋心、不安・焦り・別れ。そんな恋愛にまつわるエトセトラをpatoさんに相談するコーナーです。コメンテーターは勿論、恋愛の伝道師・恋愛パトリオットと評判のNUMERIのpatoさんです。さあ、今日も恋に悩める乙女達の相談が多数届いております。早速1番目の相談者の方からどうぞ〜。 Q.こんにちわpatoさん。私は今、付き合って3年になる彼がいます。私も今年で28になりますし、彼も31になるので結婚を考えているのですが、私の親が反対しています。理由は彼に定職がないからです。彼は教員目指して教員採用試験を受験しつづけていますが、いつまでたっても採用にはならず、非常勤勤務を一年契約でしていて不安定です。私の両親は定職のある安定した人との見合いをしつこく勧めてきます。でも彼のことが好きなんです。彼以外との結婚なんて考えられません。私はどうしたらいいのでしょうか?(みずえさん) A.別れなさい Q.私は、恋人としてお付き合いをしている「彼氏」はいませんが、体だけの付き合いの「セックスフレンド」が5人います。5人ともすごく優しくしてくれるのですが、なんか私の体だけを求めいるような気がします。セックスが終われば会話もなく、彼はすぐに帰ってしまいます。いつも1人になると淋しくて淋しくて泣いてしまいます。私は本当は一緒にお買い物に行ったり、テレビを観たりする真の恋人関係を求めているのだと気がつきました。けれども、今更私は綺麗になることなんてできません。多数のセックスフレンドたちの性欲の捌け口にされ汚れてしまった。今更本当に好きになった人が出来ても、こんな汚れた私では愛する資格があるとは思えません。もうこんな淫らなセフレとの関係を断ち切り、本当の恋愛をできる自分を取り戻そうと思うのですが、夜になると・・・淋しくて・・・・ついつい彼らに体を許してしまうのです。バカですよね、私って・・・ほんと、なにやってるんだろう。こんな私ですが真の恋愛は出来るでしょうか?セフレとは別れた方がいいのでしょうか?(あゆさん) A.別れなさい Q.こんにちは、patoさん。私は今、東京と福岡で遠距離恋愛をしています。会うのは2ヶ月に一度、彼が飛行機で福岡まで来てくれます。電話も毎日しています。でも、最近彼の様子が変なのです。電話をしても会話が弾まないし、「忙しい」と言ってすぐに切ろうとします。携帯の電源を切っていることも多いです。また付き合い始めの頃は毎週のように福岡にきてくれたのですが、最近は2ヶ月に一回、ひどい時は3ヶ月も会わないことがあります。さらに、久々に会ってセックスをしても彼の精液が異常に少ないのです。「淋しくてオナニーしちゃってさ」などと言い訳をしていますが、東京に女がいて精液を吸い取られているのではないかと疑ってしまいます。友人のまこちゃんは「男なんて浮気するもんよ」と言ってました。本当に男の人は浮気をするものなのですか?彼は浮気をしていると思いますか?私はこれからどうしたらいいのでしょうか?不安です・・・(よしみさん) A.別れなさい はい、今日は悩める三匹の子猫ちゃんたちの恋愛相談に応えていただきました。patoさんの優しさを垣間見るような解答でしたね。きっと三人ともアドバイスどおりに行動して「相談してよかった」と思える日がくるはずです。 みなさんもpatoさんに恋愛相談してみませんか?ただしpatoさんは女の子の相談にしか答えないから要注意ですよ!ではまた次回まで、さようなら〜。 5/21-4 たぶん たぶん、パソコンを所持せずに韓国へと飛んでいるので、今頃は回線求めて韓国の町をさ迷っている頃だと思います。 5/21-3 急所 またもやこの間の野球大会のお話になるのですが、二回戦だか三回戦で隣の部署の連中と対戦したときでした。 僕はピッチャーで馬車馬のごとくボールを投げて打者を打ち取っていたわけですが、試合も佳境となってきたころに、バッターボックスに隣の部署のマドンナ、R子さんが入りました。 実は、ウチのチンポヘッド君は、このR子さんの大ファンでして、いつも隣の部署で高嶺の花のごとく君臨するR子さんに淡い恋心などを抱いていたのでした。 セカンドを守っていたチンポヘッド君は、R子さんが打席に入ったことにいたく興奮しました。彼女に自分の素晴らしいところを見せたい、自分の華麗なフィールディングを見せたい。そして惚れさせたい。そう思ったようです。なんか彼、興奮のあまり血管が浮き出ていて卑猥だった。 ってか、女性はバットに当たっただけでヒットだから、フィールディングもクソもないのに。 それでまあ女性がバッターですから、僕はチョロリと軽やかに球を投げたのですよ。 そしたらR子さんフルスウィング。スウィングの風切り音がセンターまで届くのではないかというほどフルスウィング。その白百合のような腕でフルスウィング。お前はB子か。 しかも、チンポヘッドの望みどおり、R子さんのスウィングで繰り出された打球はチンポヘッドの守るセカンドへ。 しかしながら、有り得ないほどのフルスウィング。当然ながらその打球の勢いも物凄いものがあり、チンポヘッドが全く予測しなかったトリッキーさでセカンドに襲い掛かります。 その勢いを全く予想だにしていなかったチンポヘッド。全く反応しきれず。それでも容赦なく打球は襲い掛かる。その勢いはさながら猛虎のよう。 でまあ、棒立ちのチンポヘッドのチンポに打球が当たったわけだ。 チンポヘッドのチンポに鬼のような打球がメガヒット。チンポヘッドは全身がチンポみたいなものだけど、本当のチンポにギガヒット。 これは男にしか分からない痛みだと思うけど、相当なものだよ。呼吸とかできなくなるもんな、マジで。急所に打球が当たるほど痛いものはない。 でまあ、その場にうずくまるチンポヘッド。その絵図はまさに床に投げ出されたバイブのようでやや卑猥。 チームメイトが心配して駆け寄ります。 「急所当たったろ、大丈夫か!?」 そう声をかけるのですが、当のチンポヘッドは 「チンコなんて急所じゃない」 と平気なご様子。いや、平気ではないのだろうけど、脂汗流しながら必死で堪えているご様子。 おそらく、憧れのR子さんの打球がチンコに当たったなんてカッコ悪いこと認めたくなかったのだと思う。華麗なフィールディングを見せつけようとしてチンコに当たったなんて認めたくなかったのだと思う。その心意気やよし。 しかしながら、余程痛かったのか、余程傷ついたのか、たぶん後者の要因が主体だと思うけど、試合後にチンポヘッドのヤツは泣いてました。チンポヘッドから液体が出てくる様はかなり卑猥でした。 チンコに打球が当たっても我慢は出来る。でも、憧れの女性にぶち当てられたというカッコワルイ事実だけは我慢できないものなのです。 人間の急所ってのは、金的でもミゾオチでもなくて心なんだなと思った事件でした。 5/21-2 過去ログサルベージ5 性の低年齢化 (2002年2/22) 性の低年齢化が進んでいます。異性を意識しだす年齢や実際に性行為を初めて経験する年齢等が確実に低下しています。ぶっちゃけていいますとマセガキがどんどん増えているということです。昨今では初体験が中学時だったりするのも別段驚くべきことではなく、場合によっては小学生の場合もあるようです。嘆かわしい限りです。 僕が小学校6年生のときなんて、大切に大切に純粋培養のごとく育てられました。テレビでキスシーンが出ただけでチャンネルを変えられたりしたものです。ですから、当時の僕はセックスのセの字も知りませんでした。なんかチンコを女性に入れると知ったのが中学に入ってからでした。でも、お尻の穴に入れると思ってました。女性にもう一つ穴があるとは考えもしなかった。 しかし今はどうでしょう。ガキでありながら溢れんばかりの性に対する知識。そして乱れる性。下手したら小学生が駅弁ファックとかアクロバティックなファックやアナルとかしてるかもしれません。この国はこんなにも狂ってしまったのです。実に子供が子供らしくないのです。 いやね、なんで急にそんなこと言い出すかというと、今日とんでもないマセガキを目撃してしまったんですよ。ホントに嘆かわしい。 夕方ぐらいに僕はコンビニに晩御飯を買いに行ったんです。通を歩いていると僕の前を小学1年生ぐらいのガキが2人で歩いていました。男女カップルで。手をつないで。なんかね、小学一年生って言ったら6歳とかその辺じゃないですか、6歳でカップル、手を繋いでるんです。とんでもないマセガキですよ。べべべべべ別に羨ましいわけではありません。 で、そのガキどもを尾行するかのように追跡し、彼らの会話を盗み聞きしてたんです。 「ナギサちゃん、僕ナギサちゃんのこと好きだよ、愛してるよ」 「ナギサもコウ君のこと好き」 とか愛を囁きあってやがるんです。6歳が。手を繋いで。 なんとも最近のガキどもはマセガキです。この幼さでこうも簡単に愛情表現できるなんてすごいことです。僕がこれぐらいの年齢の頃は好きな子に逆に意地悪して「ブース、ブース」って言うぐらいが関の山でした。明らかに最近のガキは違う。 で、お互いに愛を確かめ合った2人はさらにとんでもない会話を始めるのです。 「ナギサちゃん、僕のこと好きならおまんこ見せてよ」 ギャース!とんでもないこと言ってます。ダメです。その年でおまんことかどこで覚えてくるんですか。とんでもないセリフを臆面も無く言ってやがるのです。聞いてる僕のほうがドキドキして勃起してるぐらいです。するとそれを受けてナギサちゃん 「いいよ、コウ君なら見せてあげる。でもコウ君のおちんちんも見せて」 ゲラーディアス!お前達6歳で性器を見せ合うんですか。そんなのありですか。その後どうするんですか。なんだか本気で興奮してきました。6歳児に興奮させられる25独身男。心底情けないです。 「でも今はダメだよ。エッチそうなおじちゃんが見てるもん。後でね」 エッチそうなおじちゃん=ボク こいつら明らかにボクを馬鹿にしています。ボクを蔑んでいます。6歳児に蔑まれる25独身男。心底情けないです。ボクは悔しかったのでナギサちゃんを捕まえて家に持って帰ろうかと思ったのですがさすがに犯罪なのでやめました。その代わりにちょっと意地悪してあげることにしました。 僕は2人に近づき、彼達の目線に合うようにしゃがみこみ言いました。 「なぎさちゃん、ダメだよ男の子におまんこ見せちゃ。むやみにおまんこを男の子に見せるとね、おまんこからアサガオが生えてきちゃうんだよ」 ちょっと6歳児に真剣に「おまんこ」「おまんこ」言ってる自分が情けなかったです。 「えー!!!ほんとにー!?嫌だー!!ナギサ、おまんこからアサガオ生えてきたら死んじゃうー」 とナギサちゃん、マジで信じてしまったよう。マセガキといえども所詮は子供のようです。 「だからね、ゼッタイにコウ君に見せちゃダメ、わかった?」 「うん、ゼッタイにコウ君には見せない」 それを受けてコウ君。ものすごく残念そうな顔してました。「余計な事言うなよコラ」とでも言いたげな顔で僕を睨んでいました。怖いです。しょうがないのでコウ君にも助言してあげました。 「コウ君、今日家に帰ったらね。お母さんにおちんちんから白い液が出たって言ってごらん。そしたらお母さん大喜びして何でも買ってくれるよ」 「ホント!?」 途端にコウ君は目を輝かせていました。多分、確実にお母さんに言ってると思います。 何にせよ、優しいお兄さんに助言してもらった2人は嬉しそうに小走りで去っていきました。多分、コウ君の家は今晩はパニックになってるでしょう。ナギサちゃんは当分他人に性器を見せないでしょう。なんかちょっといい事したみたいで気分がいいです。 ま、今度から嘆かわしい性の低年齢化を防ぐため、マセガキを見たら嘘を教えてやろうかと思ってます。大丈夫ですよね、これって法に触れないですよね。 そのうち「○○地区に変質者が出ます、25歳前後で変態的な風貌が特徴です」とか書かれたプリントが小学校で出回らないように気をつけたいと思います。 5/21-1 過去ログサルベージ4 感情のショートカット (2002年2/26) なんか女性ヌメラーから「抱いて♪」とかメールが来て、嬉しさのあまり指定された場所にノコノコ出かけていったら、凄い怖そうなお兄さんたちがいて、「金を出せ」とか脅されて、ああ・・・また騙されたんだ、なんて思いながら、僕はそのお兄さんと郵便局に郵便貯金を下ろしに行って、15万円払って、怖いお兄さんが「素直なやつだ」とか言いながら巻き上げた金を数えながら「ま、約束だししゃあない」とか意味不明なことを言って僕にフェラしてきて、あまりのテクニシャンぶりに昇天させられる、というような夢を見ました。とっても鬱です。 しかし、全然冒頭部分と関係ないですけど、カッコ文字ってあるじゃないですか。(笑)とか(爆)とか(汗)とかさ。チャットとかメール・場合によってはテキストなんかの文末に感情を表す記号として用いられますよね。コレってどうなんですかね。 笑とか汗とか爆とかってのは言うまでもなく文字な訳で記号ではないんですよ。つまりそれ自体は文章に組み込んで初めて意味を発するわけなんです。それを一つの意味に固定化し記号のように使ってしまうカッコ文字。便利な反面危険なような気さえします。 なんというか、刺々しい内容の文章を柔和させるために文末に(笑)をつけて誤魔化したりする用法があるかと思います。 A.あなたなんか嫌い B.あなたなんか嫌い(笑) Aの方は好きな子に言われたらそれこそ死にたくなるぐらい絶望的なんですが、Bだとなんか冗談っぽく聞こえて安心します。つまり、文末の(笑)が前部の文章全てを柔らかく装飾してしまっているのです。逆を言えば文章を殺しているのです。 得てして、こういったカッコ文字、僕は勝手に「感情のショートカット」って呼んでるんですが、文字のみで想いを伝える場合、当然のことながらソレ自体が短く簡略化されればされるほど誤解が生じやすくなるわけです。つまりコレは危険なのではないかと常々考えるわけです。 しかし、感情のすれ違いだとか意思の伝達だとか小難しいことを抜きにして、一般ユーザーがどのような印象を受けるのかってのが大切なわけなんですよ。我々のように喋るよりもキーボードで打ったほうが早いようなディープなユーザーではなく、もっとライトなユーザーや非ユーザーにとってです。つまり、一般的な印象はどうなのかということです。ここに興味深いデータがありますので引用します。 「渋谷センター街にたむろする頭の可哀想な若者100人に聞きました」 (笑)や(爆)などの文字を使っている人をどう思いますか? 1位 オタクっぽい 67人 2位 カッコ悪い 18人 3位 憧れる 5人 4位 どうでもいい 4人 5位 見たことない 3人 6位 読めない 2人 7位 っていうかボードに行きたい 1人 大半の人々が(笑)(爆)などのショートカットをオタクくさい、カッコ悪いと感じているのです。これはよくない。ヘビーユーザーは当たり前のようにショートカットを使い、ライトユーザーはそれを蔑む。これはIT化社会においてスキルの格差より重大な問題ですぞ。平等にITの恩恵にすがろうという社会において意識のズレがあってはならない。 しかし、一気にショートカットの使用を止めるというのも非現実的であります。なんといってもこれは便利ですから、ワザワザ止めようとは思わないでしょう。だったらライトユーザーにも受け入れやすいオタクっぽくないショートカットを考えればいいのです。 そこで登場するのが動物です。動物をショートカットとして用いる。どっかでもちょっと書いたような気がしますが。さすればギャルなんかは「カワイー」とか思うはずです、決してオタク臭いとは思わない。さらにショートカットに込められた深い意味を熟慮する楽しみもあります。笑や爆などでは決して得られない奥ゆかしさ、趣があるのです。ま、この辺は説明するより実際に例を示した方が早いかと思いますので以下の用例をお読みください。 用例1 普通の用法 --------------------------- 男「僕、ようこちゃんのこと前からずっと好きだったんだ」 女「あら、私はタカシのことなんて嫌いよ」 男「そんなぁ・・・頼むよぉ」 女「頼まれたって困る」 --------------------------- このように非常に真剣にチャット上で恋愛交渉をしてるかのように感じます。多分、この後二人は友達関係を維持することすら難しくなり離れ離れになってしまうでしょう。しかし、もしこれがお互いに冗談半分で言ってるとしたらどうでしょうか?文章のみでは伝わらない。そこで皆さんはショートカットを用いるわけです。 用例2 従来のショートカットを用いる用法 --------------------------- 男「僕、ようこちゃんのこと前からずっと好きだったんだ(爆)」 女「あら、私はタカシのことなんて嫌いよ(笑)」 男「そんなぁ・・・頼むよぉ(泣)」 女「頼まれたって困る(汗)」 --------------------------- どうでしょう。非常に真剣みが薄れ、お互いに冗談半分で恋愛交渉してるかのような印象を受けます。これならばお互いにこの会話の後も良い友達として付き合えそうな感じがします。しかし、これは一般人から見てオタク臭い。というわけで、一般人に浸透しやすいように動物を使ったショートカットを用いてオタク臭さを消去します。ギャルなどはカワイイカワイイと大騒ぎするはずです。 用例3 新ショートカットを用いる用法 --------------------------- 男「僕、ようこちゃんのこと前からずっと好きだったんだ(犬)」 女「あら、私はタカシのことなんて嫌いよ(猫)」 男「そんなぁ・・・頼むよぉ(猪)」 女「頼まれたって困る(モグラ)」 男「いいじゃん いいじゃん、付き合ってよ〜(ムササビ)」 女「だーめ、私彼氏いるんだから!(エンゼルフィッシュ)」 男「え!?そんな初耳だぞ。どこのどいつだよ!?(タスマニアタイガー)」 女「タカシには関係ないもーん(エリマキトカゲ)」 男「なんだよそれー、じゃあさ、一回でいい一回でいいからやらせてよ。お願い、頼む(コウノトリ)」 女「やだー。タカシなんだかキモイもん(ウーパールーパー)」 男「そんなぁ(リュウグウノツカイ)」 女「じゃね、今日はごちそうさま。美味しい食事だったわ(ムフムヌクヌクアプアア)」 男「くぅー、この悪女め!バカヤロウ!(ニッポニアニッポン) --------------------------- いかがだろうか?とてもオタク臭が抜け、のどかでかわいい印象すら受ける。とても会話として上質だ。ショートカットに包括された意味合いも分からないこともない。なんて素晴らしいのだろうか。 さあ、みなさん。オタク臭いショートカットなど忘れて僕が推奨する動物ショートカットを使いましょう。さすれば文字だけが飛びかう殺伐としたインターネット空間の清涼剤となること間違いなし!保証しますよ まあ僕は使いませんが(ジュゴン) 5/20-4 さて さてさて、全てが順調にいっているのなら、僕は今頃韓国の夜を満喫しているわけなんです。これらの全ての文章は出発前に全て書き上げて自動更新してるに過ぎません。 そして、全てが予定通りであるのなら、そろそろ出発の5日前に1週間レンタルで借りたエロビデオ7本が、旅行中に韓国で返却日を迎えることに気がついて茫然自失になっている頃だと思います。 たぶん、帰国する頃には延滞金も莫大なものになっているはず。 7本×6日×250円(延滞金)= 計算するのも恐ろしい。 SARSよりもなによりも、エロビデオ延滞金の方が深刻な問題です。自動更新みたいに自動返却とかないかな。 出発前に書いているこの文章で気がついているのなら、出発前に返却すればいいだけの話なのですが。 5/20-3 B子スパーク さてさて、昨日中途半端で終わっていたB子スパーク話の続報です。 この間の話で恐縮なのですが、職場の野球大会がありました。またもやボウリング大会と同じく部署対抗で大野球大会。一日5試合とかありえない強行軍によるトーナメント大会。春にしては強すぎる日差しを受けて、すっかりと真っ赤に日焼けしてしまいました。 僕は、1番バッターでピッチャーとかいう訳の分からないポジションをやらされていました。しかも、5試合でデットボール13個というクラッシャーぶり。最後の方はバッターを狙って投げてました。 しかしまあ、そんなことはどうでもいいとして、問題はB子です。 ヤツのスパークぶりはそれはそれは凄まじいものがあり、野球大会が珍しいのか、バットが大好きなのか良く知りませんが、とにかく大はしゃぎ。ホント恥ずかしいくらい大暴れでした。僕が麻酔銃を持っているのならば、首筋にズドンと打って大人しくさせたいほどでした。 「けっぱれー!」 とか訳の分からないことを大声で叫んで応援するのは別に構わないのですが、問題は彼女が打席に入ったところです。 我が職場の野球大会は、守備につくのは9人までと決まってますが、打席に入るのは全員と決められています。当然、女性であっても普通に打席に入らねばなりません。 けれども、普通に考えて女性が打てるわけないじゃないですか。僕のような何も考えない馬鹿が本気で剛速球とか投げてくるのに、普通はか弱き女性が打てるわけないではないですか。 だから、我が職場の野球大会は女性特別ルールがあるのですよ。女性が打席に入った場合はピッチャーは下手投げすること。さらに、女性はバットに当たっただけでヒット扱い。とまあ、至れり尽くせり。 こんなルールがあるもんだから、女性は打席に入るだけでほとんどヒット確定なんですよね。 しかし、ウチの猛り狂う猛獣ことB子。しかも大はしゃぎで大スパーク中のB子。もうとんでもなくリミットブレイクしちゃってるもんだから、打席に入るや否やバットを突き出してホームラン予告。あんた何者ですか。 さすがに、アゴが割れてるといってもB子も女性です、普通はピッチャーが緩やかに投げた球を「いやん」とばかりにコツンとバットに当ててヒットとなるわけです。まるで予定調和のごとくヒットになるわけです。 なのに誇らしげにホームラン予告。サバンナの王者獅子のごとくホームラン予告。B子、大スパーク。 それだけならば、調子に乗ったB子の大暴走として笑い話になるのですが、B子のヤロウ、普通にセンターオーバーのホームラン打ちましたからね。 ガコーンとか、松井みたいなフォームで完璧にボールを捕らえてました。 いくら、ピッチャーがヘロヘロのボールを投げていたとはいえ、いくらB子がスパークしていたとはいえ、さすがにそれは有り得ない、そう思ったのです。 B子の活躍のおかげで、我が部署は準優勝でした。 5/20-2 過去ログサルベージ3 合コンの真実(2002年1月9日の日記) 合コン、それは男と女の出会いの社交場。そこで繰り広げられる骨肉の争いは目を覆うばかりである。あるものは同じ女を取り合い、あるものは実りがないと嘆き、あるものは割り勘要員として呼ばれたことに気が付きお呼びでない自分を恥ずかしく思う。 連夜盛り場で繰り広げられる合コンと言う名のドラマ。それ故、ネタになりやすいのも確かである。今日はそんな合コンにまつわるお話です。 ワタクシ、学生の時分はとても合コンに燃えておりました。といっても内向的な性格ですので数度参加した程度ですが、出会いを求めて合コンに参加するなど私にとっては月への一歩よりも大きな一歩でして、初めて合コン参加を決めたときは興奮して眠れなかったのを今でも覚えております。 さて、そんなこんなで参加した初の合コン。これは私の友人であるA君が幹事だったのですが、A君はとっても男前で、かなりのやりチンでした。まあ、ナンパ師ということですね。そんな男性がなんで僕と友達だったのか今でも謎ですけど。このようにとかく軽いA君が音頭を取った合コンです、きっと集まる女もガードが緩いに違いありません。きっと。 たぶん、安西ひろこみたいなギャル風女性が集まります。盛り上がってくると王様ゲームとかします。酔った女性が半裸になったりします。「王様と4番がキス」とか言われて、僕と安西ひろこがキスしたりします。きっとします。で、盛り上がった僕と安西はフェードインします。きっと安西は凄いテクニシャンで僕はすぐに逝かされるんです。合コンバンザイ そんな妄想を抱いていたら、待ち合わせ時間に遅刻してしまいました。 とりあえずA君と連絡をとり、僕はちょっと遅れて会場である居酒屋にたどり着いたのです。するとまあ、さすがA君です。会場にはイケメンの遊び人風の男性数名と安西ひろこみたいなギャルが集まっていました。女性も男性も今風の風貌で、なんかファンションについて語り合っていました。 ショップの話とかで盛り上がっていましたが、僕にはサッパリでした。洋服屋の話はしないでください。で、既に殆どの男女はカップリングが終わっているらしく、個々に気にいったパートナーを見つけてはシットリと語り合っていました。中には今にもハメ撮りしかねない勢いの二人もいました。さすが合コンです。 で、気がついたのですが、普通合コンというのは男女の数を同じにして、余る人物がいないようにするはずなのですが、どう見ても男が一人多いのです。ええ、早い話、僕が余っているんです。もうねアホかとバカかと。僕はただの割り勘要員ですか。ふざけないでください。俺にも女をあてがえってばさ。 あまりにも腹が立った僕は女と乳繰り合っていたA君に言いました。俺が余ってるじゃねえか、非イケメンだからってバカにするんじゃねえぞと。非イケメンとはいえ生きている人間なんです。オケラだって生きているんです。呼吸しているんです。それをこんな仕打ちとは、酷すぎます。 するとA君、「しょうがないだろお前が遅れてきたんだからさ」。とまあ冷たい対応。もうご立腹ですよ。このヤリチンめ。しかし、A君は続けます。「大丈夫、向こうの女も一人遅れてくるらしいからさ」とのこと。さすがA君、しっかりとしてる。 で、数分後に遅れて女が入ってきましたよ。皆さんのご想像どおりですよ。他の女はみんな安西ひろこみたいなギャルなのに、遅れてきたソイツだけブランカなんですよ。勿論、その他のギャルは他のイケメンがキープしてますので、僕がブランカの相手をするじゃないですか。たまんないですよ。 しかもね、他のイケメンとギャルのカップルが一組、また一組と気付かないうちに消えていくんですよ。どっか休めるところでも行くんですかね。フェードインですかね。そこでA君から衝撃のルールが語られるんです。 「最後まで残ったやつがここの払いだから」 マジですか?ってことは早いトコ相手を見つけて夜の街に消えていかないと3万強はかかるであろう居酒屋の支払いをしなくてはいけないのですか?バカも休み休みにして欲しいです。じゃあなんですか、僕はこのまま居残って全ての払いをするか、ブランカと夜の街に消えるしかないんですか。どうやらA君にはめられたようです。 するとですよ、そのルールを聞いたブランカが僕の耳元で言うんです 「ねえ、二人でどこかに行こうよ」 黙れブランカ。人間になってから言いやがれ。とか思うんですけど、僕かて支払うのは嫌じゃないですか。仕方なくブランカと二人で夜の街へと消えていったんです。
深夜の繁華街をブランカと共にふらつく僕。 「ねえ、わたし酔っちゃったみたい」 ブランカは濡れた瞳で歩きながら僕に擦り寄ってくるんです。乳を僕に擦り付けてくるんです。しかも、なんだかホテル街に誘導されているんです。食われちゃうの?僕、食われちゃうの、ブランカに。恐怖で血の気が引けるのがわかりました。 「ごめん、今日は気分が悪いから帰るよ」 といって、僕は逃げようと思いました。ハッキリ言ってホテルに連れ込まれたら勝ち目がありません。電撃スパークで骨の隋までやられることでしょう。すると、さっきまで酔っていたはずのブランカは突如我に返り、 「女の私に恥かかせようって言うの!?」 とキッと睨みつけて言うんです。あんた女だったんかい。メスかと思ったぜ。そして無理矢理にでも引っ張って僕をホテルに連れ込もうとしているんです。 生命の危機を感じた僕は、「ごめん」とだけ言い残してブランカを振りほどき、走って逃げたのです。 タッタッタッタッ 夜の帳が落ちた繁華街を颯爽と駆け抜ける僕の足音。それに重なるかのようにもう一つの足音が聞こえるのです。嫌な予感がして僕は振り向きました。 「まてー」 そこには、鬼のような形相で両腕を広げ、口からヨダレを垂らしながら僕に押し迫るブランカの姿がありました。血の気が引けるとはまさにこのことです。ああ、合コンにさえ参加しなければ今ごろはコタツに入ってミカンでも食いながら茶を飲み、テレビ番組でも見てたことでしょう。合コンにさえ参加しなければ・・・。そう思うとなんだか僕は泣けてきました。いい年した青年が泣きながら繁華街を走っているんです。 僕はかなり走るのは速いんでが、いとも簡単にブランカに捕まってしまいました。やはり非人類には体力的に敵わないようです。そして僕とブランカは揉み合いになります。 しつこく僕を捕らえようとするブランカ。必死に逃げようとする僕。ブランカは泣きながら言いました。 「貴方は私のもの、逃げるなんて許さない。許さない。今日は私と朝まで過ごすのよ。貴方は私のもの、貴方は私のもの」 ああ、どうやらこの人はただのブランカではなく電波なブランカなんだ。だったら手加減はしない。徹底的にやらせてもらう。一応はブランカといえども女の子だと心の奥底で認めていた僕。何度かもみ合いになっても僕は本気で力を出したりはしませんでした。しかし相手が電波なら別です。 「お前とは付き合えないって言ってんだろっ!」 もみ合いになりながらも僕はブランカを投げました。ええ、背負い投げです。なんといっても僕は柔道経験がありますから。ものの見事に投げが決まりました。 そして道路上で放心状態になっているブランカを残して、僕は夜の街へと消えていくのでした。 気をつけよう、合コンには魔物が住んでいる。 5/20 可能性の原石 最近、お茶の間のアイドルオタクを何かと騒がせているのが「あややの透け乳首」。紅茶のCMかなんかで、青い服をシースルーして乳首がチョコリンと出ているという疑惑のアレね。 5/19-3 過去ログサルベージ 年越し峠(リアルタイム更新より) 地元の友人なんかによく言われるのだが、俺はほとんど地元に帰省してこない、いわば「地元を捨てた男」らしい。田舎の地で育ち、仲間と共に過ごした青春時代、そんなセピア色の思い出を忘れて、都会の絵の具に染まってしまった男。そのように言われている。 5/19-2 B子 我が職場のB子は、興奮状態に陥ると異常に調子に乗る癖があります。僕は個人的にはそれを「B子スパーク」と呼んでいるのですけど、もう、これがまた目を覆わんばかりに酷い。 この間なんか、僕がちょっとB子に頼みごとがあって 「B子さん、この書類ヨロシクね」 と言ったところ、B子のヤツ 「がってんしょうちのすけ!!」 とか踊り出さん勢いで言っていたからね。 B子大スパーク ホント、誰でもいいから彼女を止めて欲しい。 5/19-1 SHIBUYA この間、渋谷に行きました。 5/18 過去ログサルベージ さあ、やってまいりました。 今週は、patoさん韓国出張のため、まるまる過去ログサルベージ期間です。自動更新により過去ログがモリモリとサルベージされていきます。今現在では荼毘にふされているため読むことができない過去ログですので、モルモルと読むがいいと思います。 若き日のpatoの文章を読んで笑うも良し。 既読の文章を読んで当時を思い出すも良し。 僕も手抜きができて良し。 といいとこずくめの過去ログサルベージでございます。 リアルタイムで更新をしまくるリアルタイム更新からと、初期のNumeriから一つずつサルベージしたいと思います。 ----------------------- 「ターニャの思い出」(リアルタイム更新よりサルベージ) 中学生ぐらいの時。俺たちのグループは狂ったようにプロレスに夢中になっていた時期があった。毎週深夜に放送されるプロレス中継は欠かさず見てた。その放送の次の日などはプロレス談義に華が咲いたもんだった。毎週発売されるプロレス雑誌も欠かさず買っていた。全員で一冊を買って読めばいいものを、なぜか全員が一冊ずつ同じ雑誌を買って読んでいた。そして読みながらプロレス談義に華が咲く
。 ショボイ田舎にも年に一回はプロレス興行がやってくる。このときはまさにお祭り状態、所詮は中学生 限られた小遣いの中で、より良い席を確保しなければならない。まあしかし、チケットぴあ、とか小洒落たものはこの田舎には存在しない。近くのスポーツ用品店とかでチケットをゲットするのだ。もう発売日の朝には、スポーツ用品店に電話をかけまくりである。そんなことしなくっても、そんな熱狂的なのは俺たちだけで いくらでもチケットなんか取り放題だったんだけどね。 ちょっと話が横道にそれてしまったので本題に戻すと、毎週、木曜日がそのプロレス雑誌の発売日だったんだよね。で、俺たちはいつも学校が終わると雑誌を買いに行き 俺の家に集まってプロレス座談会をしていたんだけど、ホントにマニアって怖いよねー、 いっつも熱い議論になっちゃって、殴り合いの喧嘩になりそうになる。まあ、その原因は、藤波の方が強いとか、 絶対に長州の方が強い、とか マニア以外の方にはどうだっていいような内容なんだけどね。まあ、そういったどうでもいいことで盛り上がれるというのもマニア仲間の良い所でもあるのかもしれない。 で、ある日も討論に華が咲いていたんだけど、急にA君が突拍子もないことを言い始めたのだ。中学生と言えばもうお年頃だ。そろそろ色気づきはじめて、異性のことが気になりだしてくる年齢でもある。 現にクラスのなかにも異性をバリバリに意識したクールガイグループが出現し始めている。彼らはすでに子供から脱皮し、異性と惚れただの腫れただのやり始めているのだ。まあ、しょうしょう大人び始めたというところだろう。それに引き換え俺たちはどうだろうか。いつまでたってもプロレスに夢中。 しょうこりもなくプロレスに夢中なのだ。このままでは良くない、いつまでもプロレスに夢中になってる場合ではないのではないか? そういったA君の提言だった。 俺たちグループの中でももっともプロレスにハマっていたA君。その言葉に誰もが驚いた。いったい彼が何を思って、そういう考えに至ったのかは謎である。とにかく、いつもの定例プロレス座談会はA君の一言によって、 「どのようにして少年から脱皮するのか」 という いささか難解なテーマに変わってしまっていた。俺たちは悩んだ。どうすれば俺たちは大人へと脱皮できるのか。 ここでまたA君から建設的な意見が提案される。クラスの女子がだめなら、クラス以外の女子と仲良くすればいい。まあ、クラス以外と言っても同じ学校の女子はだめだ。つまり違う学校の女子とお近づきになれば良いのだ。今日のA君はかなり冴えている。そして趣味が同じ女子なら尚ベター。仲良くもなり易いだろうという作戦だった。 そしてこの作戦を実行するには・・・・ 文通である なぜかこの結論に達してしまった。今、皆が持ってる買ってきたばかりのプロレス雑誌、これの文通募集欄をみて、住所の近いプロレス好きの女子と仲良くなろうという計画だった。最初はいつまでもプロレス好きの少年では良くないという考えの元で出発した計画だが、結局、プロレス好きの女性と文通をするという なんか堂堂巡りのような気がしなくもないが、とりあえず文通をすることにした。 条件に見合う女子をプロレス雑誌の文通希望欄から探した。住所が近く、同じぐらいの年頃の娘。かなり限定されてしまう条件だが、幸か不幸か該当者が見つかった。 彼女のペンネームは『ターニャ』 文通は、まず俺たちが最高の挨拶手紙を書くことからはじめる。やはりプロレスマニアの世界でも女性とは希少な存在である。こんな文通相手募集の投稿を女性が載せた日にゃ 血潮のたぎったサムライたちの手紙が殺到するのは目に見えている。その中でもとりわけ光る手紙を書かねば返事は望めないというのが現状だ。そこで、俺たちは考えた。 とりあえずは目立つこと、これが最優先である。そして普段使わない頭をフル回転させ、目立つ方法を考えた。 封筒にはあり合わせの、うちの会社の社名が入った茶封筒を採用した。 これでかなり目立つこと請け合いだ。そして便箋の使用を止め、奇をてらって作文用紙を採用してみた。もうこれで好感度はうなぎのぼり間違いないだろう。極めつけは写真の同封である。これはみんなで話し合った結果、なるべくカッコイイ写真の方がいいだろう、ということで クラスで一番かっこよくモテモテなT君の遠足の時の写真を無断で使用させていただいた。T君の知らないところで、かってに文通相手として彼の写真は使われることになった。そして完成。 みんなで出し合った金で切手を買い、ポストに投函した。 数日後、目立つという作戦が効いたのか、返事が返ってきた。かわいらしい、女の子らしい封筒でだ。 さっそく、緊急集会が我が家で開催される。皆のドキドキの視線を感じながら、俺は封筒を開いた 中にはかわいらしい丸文字でゴチャゴチャ書いてあった 「茶封筒に作文用紙で手紙なんてびっくりして思わず返事を書いてしまいました」 作戦成功だ 「写真見ました、すっごくかっこいいですね」 この件には誰もが胸をいためた。少々詐欺のような気がしてきたからだ。そして、あとは、彼女の好きなプロレス選手のことや学校であったことなどがとりとめもなく書かれていた。まあ、ターニャ節炸裂!といったところだろうか。俺たちはドキドキしながらも早速、返事の作成にとりかかる。二通目も大切だ、しっかりと彼女の心を鷲づかみにしなければならない。こうして奇妙な文通は一ヶ月ほど続いた。 そのうち誰かしらが、彼女の写真を見たい、といいだしたので 手紙に写真を同封して欲しいです、みたいなことを書いて送った。返ってきた返事は「NO] 恥ずかしいから写真は見せられないらしい。その恥じらいがますますキュート!ほとばしるビート!もうSなんかは彼女にゾッコンみたいな感じだった。 なんとしても彼女の写真を見たい 何度も何度も手紙に写真送ってよと書いてだした。なぜ、こんなに彼女の写真にこだわるかというと4通目ぐらいの手紙のときだっただろうか、ターニャはどうやら小泉今日子に似ているらしく、 学校ではキョンキョンと呼ばれているらしい、ということが判明したのだ。腐っても鯛、枯れてもキョンキョンである。話半分に聞いたとしても、相当にカワイイのは間違いない。そりゃあ誰だって写真を見たくなる。それが人の道というものだろう。しつこくしつこくアプローチした結果、 ついに写真が送られてきたのだ。文通開始から40日目の奇跡である。 写真が入ってるため、今回の封筒はいつものより少し重量がある。俺たちはドキドキしながら封筒を開けた。そこにはとんでもないものが写っていた 運動会の時の写真なのだろうが、何がすごいって、そりゃあもう 写真中央にドーンとゴライオンみたいなヤロウが写ってた。ゴライオンはブルマをはいて、リレーのバトンを右手にカメラ目線でニッコリとしている。そして写ってるのはゴライオン一人だけ。 どうやらこれがターニャに間違いないようだ。どこがキョンキョンなのだろうか。 まあ、小泉今日子とは同じ哺乳類といことで似ているのかもしれない。 とにかく、泡を吹いて倒れそうな衝撃に襲われた。以後、文通に関して言葉を交わすものは誰一人いなかった。というか、ここにいる全員がターニャのことを記憶から消去したのだ。ほんととんでもないヤロウたちだ。人間外見じゃない
とはいっても、キレイ事だけでは世の中渡っていけないな、そう思わせる事件でした。 はい、とても素敵な作品でしたね 次は初期のNumeri日記からpatoさんの初オナニーを描いた衝撃の問題作「オナニー元年」の登場です --------------------------------- 貴方がオナニーを覚えたのはいつですか? 最近では自慰行為そのものを性教育の1項目として取り上げる場合もあり、指導者などは性欲の正しい発散方法を教えるのに躍起になっているようです。 私自身は、13歳の時にオナニーを覚えました。若干平均よりも遅いでしょうか。オナニーを覚えた年、つまりその人にとってのオナニー元年ですが、オナニー元年における性的振る舞いは思春期の性格形成において非常に重要であります。オナニー元年に清く正しいオナニーライフを過ごすことが出来れば、その後のオナニーライフも充実したものとなり、性犯罪に走りにくいという研究結果も報告されています。 もちろん、オナニー元年における初めてのオナニーに用いたオカズ、いわゆる初オカズも重要なウェートを占めます。この際にエロさ満点のセクシー美女の掲載されているエロ本や、エロビデオ等を用いてしまいますと刺激が強すぎます。初めての体験で極上のオカズを用いてしまうわけですから、その後も高級なオカズでないと抜けないというオナニーグルメのような状態に陥ってしまいます。やはり最初はクラスの女子などを想像して抜くイマジネーションオナニーであるのが理想的です。 オナニー元年にイマジネーションオナニーを多用すると想像力が飛躍的に伸び、右脳が発達して創造的な才能が開花するといわれています。かの有名なアルキメデスもオナニー元年はイマジネーションオナニーを多用したといいますし、最近では英才教育の一環としてイマジネーションオナニーを薦める教育学者も増えてきました。 とまあ、長々とオナニー元年の重要さについて述べてきたのですが、ほとんど嘘です。でも初めてのオナニー体験と言うのは重要であると思うのです。多分、当人のその後の性癖を決定付ける重要な指標となりうるのではないでしょうか。まかり間違って初オナニーのオカズが男性だった少年はホモに目覚め、好きな子のウンコを手に入れてしまってそれで初オナニーをしてしまった少年はスカトロに目覚めると思うのです。 僕自身は至って普通のオカズでした。ええ、クラス一の美少女をオカズにし、イマジネーションオナニーでオナニー界にデビューしました。それからはエロ街道まっしぐらでしたね。公園などでエロ本を拾ったり、貰った下着で抜いたりと。でもあくまで初オナニーはイマジネーションなんです。 で、そのデビューオカズに使われたクラス一の美少女ってのは、僕の家の近所の開業医の娘さんで、清楚なお嬢さんだったんです。そんな清楚な彼女を毎晩毎晩、イマジネーションの世界で汚しました。陵辱しました。 そのうち、彼女に対してある種の罪悪感を抱くようになってしまったんです。まあ、なんていうかオナニー初心者に陥りがちな状態ですね。オナニーは罪であるというような想いが沸きあがってきたのです。今では罪悪感もクソもなく、むしろ汚してやったと誇るほどですが、僕だって少年時代は未熟だったんです。 日に日に募るオカズへの罪悪感。だけどオナニーはやめられない。だって気持ちよすぎるんだもん。オナニーし反省し、オナニーしの繰り返し。このままではよくない。僕は人間として間違っているのではないだろうか。この想いが沸点に達したとき、僕は決意したのです。オカズにしていた彼女に謝ろうと。
彼女は毎日夕刻には愛犬の散歩に出かけます。そのコースで待ち伏せし、僕は話し掛けました。 「やあ、今日も散歩かい?」 「あ、pato君。また会ったね。」 なにぶん、近所でしたから出会うこと自体は珍しいことではありませんでした。そしていよいよ本題に移るのです。 「じつわ・・・今日は謝りたいことがあるんだ」 「うん、なあに?」 彼女は物凄いカワイイ笑顔で僕を見つめているんです。僕はこんな天使のような笑顔を汚してきたのです。 「じつわ・・・毎晩キミのことを思ってオナニーしてたんだ・・・ごめん」 ありったけの誠意を込めて。今も思うとバカな告白です。すると彼女は 「それって・・・告白・・・?」 なんと、愛の告白と勘違いしてしまったようなのです。アホか。何処の世界に「君でオナニーしてるんだ」って愛の告白する輩がいるんだよ。 「いや・・・えっと・・・そういうわけじゃ・・」 僕がもごもごしていると、彼女が続けます。 「ごめんね、pato君とは付き合えないよ」 なんとまあ、僕は告白もしていない、オナニーしていると伝えただけなのに振られてしまったんです。このダメージはかなりでかかったですよ。ええ、泣きましたね。 このようなほろ苦いオナニー元年の思い出があるからでしょうか、僕は未だにオナニーの際には少し後ろめたく、それでいて悲しい想いを引きずりながら、息子をしごいているのです。そう悲しみを背負いつつも、やめられないのです。 みなさんのオナニー元年はどうでしたか? ---------------------------------------- とても切ないストーリーですね。 というわけで、衝撃の手抜きキャンペーン「過去ログサルベージウィーク」ですが、patoさんが帰国する24日まで我慢してやってください。では、あとは多分毎日12時くらいに自動更新されますので。それじゃ、いってきます。 5/17 オナニーのススメ さてさて、そろそろ洒落にならないくらい忙しくなってきましたよ。次々と舞い込む多数の仕事に出張、デスクの上に積み上げられた書類の山、そしてB子の化粧の厚さ。 いや、最後のは全然関係ねえんだけど、ありゃないぜ。B子塗りすぎ。ファンデーションだかおしろいだか知らないけど、明らかに塗りすぎ。粉吹いてるやんか、顔と首の色が違うやんか。アイシャドーが漆みたいになってるやんか。 とまあ、B子のコスメとは全然関係ないのですけど、とにかく忙しいです。というわけで、今日もバッチリ手を抜くべく、以前に某所に寄稿して見事ボツにされたコラムを再利用したいと思います。 題して「オナニーのススメ」、熱く麗しく、まるで魂の咆哮のように書いた文章ですが、なぜだかボツにされました。ですから、推敲とか全然やってなくて、とにかく話の組み立てがメチャクチャですが、いつもの日記のプロトタイプだと思って読んでやってください。どうぞ。 ----------------------- 「オナニーのススメ」 こんな時代だから、僕らはオナニー。 この世に生を受けた以上、充実した人生を過ごさねばならない。その充実した人生の先には何が待ち受けているかは知らないが、それでも僕らはただ闇雲に進んで行かねばならない、それが人生。 人間とは何と悲しい生き物なのだろうか。姿の見えない「幸せ」というものに向かって突き進んでいかねばならず、ドロップアウトすることも許されない。馬鹿の一つ覚えのように前に前に。振り返ることも許されず前へ前へ。 そもそも、僕らの人生の先に待ち受けている「幸せ」とは、一体何なのだろうか。僕らは一体、何に向かって走りつづけているのだろうか。 沢山仕事をし、地位と名誉を手に入れる。 誰もが羨む贅沢な暮らしをする。 こんなものが僕らのゴールなのだろうか。それはそれで、なんとも寂しいものだ。 好きなものを買い、欲しいものを手に入れる。高級車に乗り回し、一流ブランドに身を包んで3つ星レストランで食事をする。そんな物質的豊かさを求める時代は、既に過ぎ去りし20世紀の遺物ではないだろうか。 藤子不二雄氏のSF短編集に、「種の衰退期」という話が登場する。これは、闇雲に新しい発見を求め次々と銀河系を開発し、まさに種の最盛期を謳歌していた人類が、徐々にフロンティア精神を失っていくというお話だ。未知なる物への挑戦、好奇心、意欲、そういったものを失った人類が、全ての宇宙開発を辞め、ただひっそりと「種」が衰退するのを待っていく。 「物質的豊かさ」の終了は、この「種の衰退期」にとても良く似ている。戦後の高度成長期やバブル期などの日本人としての「種」の最盛期が終わった今、我々日本人種はゆっくりと衰退する期間に入っているのかもしれない。 「物質的豊かさ」を求める風潮は終わり、種全体が物欲を失っていくと考えると、この出口の見えない平成大不況は当然のものに思えてくる。そう、来るべくして訪れた大不況、そして永遠に終わることなく我々は滅びていくのかもしれない。 そして21世紀。「物質的豊かさ」の時代が終わった今、我々はゆっくりと「精神的豊かさ」の時代に向かっている。物質的に満たされるよりも精神的に満たされることを優位に考える風潮、「癒しブーム」の到来は、そんな風潮を如実に反映している。滅び行く種である日本人には、なんともお似合いの風潮なのかもしれない。 そもそも「精神的豊かさ」とは、「物質的豊かさ」以上に実態が見えにくいもの。一体どんなものが精神的豊かさにあたるのだろうか。 安心できる家族に安心できる仲間達と、平和に楽しく過ごす。 これは、かなり「精神的豊かさ」に近いものかもしれない。あわよくばこれが正解なのかもしれないが、これは断じて違う。精神的豊かさという面では不正解なのだ。 そう、精神的豊かさという面で「幸せ」を捉えた場合、そこには譲ることの出来ない本能という部分が間違いなく介在する。この本能という部分を抜きにして「精神面の豊かさ」を語ることはできない。 人間の本能とはまさに種の存続であり、生殖行為である。つまりは、どんなに精神的豊かさを求めようとも、最終的にはセックスにいきついてしまう。セックスとは人間にとって譲ることの出来ない本能の部分。それを満たすということは限りなく精神を豊かさにすることなのだ。 たくさんの異性にもてはやされ、たくさんの異性とセックスをしまくる。そのために自分を着飾り、ファッショナブルに街を闊歩する。分かりやすく言葉を砕いて言うと、何人もハントしまくってやりまくる、それが精神的豊かさなのだ。近い将来、きっとそういった時代がやってくるだろう。 そうなってくると、非常に悲劇なのが我々のようなどちらかといえばモテない人種の人間。そういった人種にとって、精神を満たす行為がセックスの充実ではこれはもう悲劇としか言いようがない。 街を歩いてもハントなんてできないし、風俗に行っても風俗嬢に嫌われる始末。それならば起死回生の一発を狙って幼児を狙うのだってまあ分かる。とにかく、セックスを満たすことが豊かさの象徴となるのなら、我々は常に精神的貧困層に属さねばならなくなる。 女をとっかえひっかえやりまくり、チンポ乾く暇ないわーという富豪の横でヒモジイ思いをする我ら貧困層。精神的な貧富の拡大は深刻な問題となるだろう。 しかしながら、今これを読んでいる比較的モテない層の人々は悲観してはいけない。今現在でもそのような風潮であるが、たとえセックスの充実を幸せとする風潮が到来したとしてもそう長くは続かない。セックスを良しとする時代はそう長くは続かない。 おそらく、近い将来、セックスは我々の生活から姿を消すだろう。HIVなどに代表される感染症の大流行に加え、もっと凶悪な性感染症が大流行するだろう。 主にセックス行為によって感染するこれらの病気を食い止めるには、もはやセックスを禁止せざるを得ず、政府は「性行為禁止法」の施行に踏み切るだろう。 一切の性行為を禁止し、厳しく取り締まりを行う。違反者は厳罰。子作りは全て体外受精によって行い、それに伴って子供を作るのも許可制へと移行する。各地で起きる幼児虐待や、パチンコに熱中するあまりに車内に子供を放置して熱中症にする親が絶えないため、選ばれた人間しか子供を作れなくなるだろう。 そうなってくると、チャラチャラとオシャレだかにうつつを抜かす現代の若者どもは困り果てるわけだ。オシャレをしトークスキルを磨き、異性にもてるように必死で努力をした若者どもは、その先にある「セックス」という行為の消滅に困り果てる。そうなるといよいよ我々の時代の到来だ。 セックスが完全に消滅しても、性欲はなかなか取り去ることができるものではない。そうなると脚光を浴びるのがオナニーなのだ。セックスに重きを置く風潮からオナニーに移り変わるパラダイムシフト。精神的豊かさはオナニーの充実に置き換えられるのだ。それこそが我々の時代の到来を象徴している。 一般的にモテるヤツらがオシャレだとか合コンだとかに燃えてる時代から、ただただオナニーばかりをしてきた我々は年季が違う。確かにモテ男でも若干のオナニーは経験しているだろうが、所詮は付け焼刃、我々の敵ではない。きっと、性行為が禁止された時代ではアダルトビデオも消滅するため、彼らは何を使ってオナニーして良いか分からなく途方に暮れるだろう。 しかし、我々は違う。オナニースキルが異常に高い我々は、エロビデオなんか頼らずともいくらでもいける。いくらでも精神を満たすオナニーをすることができる。モテ系のヤツらとはキャリアが違う、スキルが違う。 そして、さらに時代が経過すると、もっとオナニーの一般化は進み、完全に自慰という読んで字の如く自らを慰める行為から極上のエンターテイメントへ昇華される。 プロオナニープレイヤーなんかが数多くのメディアで取り上げられ、街にはオナニーカフェが乱立する。誰もが気さくにオナニー。履歴書にもオナニー検定準二級などと書くことができるようになる。そう、オナニーが上手な人はまさに尊敬の対象となるのだ。 スノーボードが全くブームでなかった頃、変な板で雪の上を滑るスノーボーダーたちは奇異の目で見られたものだ。しかし、ブームが到来した後に状況は一変した。ブーム前からスノボーに興じていた人間は、ブレイク後に参入した人間よりもスキルは高く、尊敬の対象となったのだ。 それと全く同じ理屈で、きっとオナニースキルが高い人間が尊敬の対象となる日がやってくる。一秒間に8回ピストンができるだとか、精液が21メートル飛ぶだとか手を触れずにいけるだとか、そんなことがもてはやされる時代がやってくる。 その時代の到来に備えて我々はオナニーに興じる必要があるのだ。今はまだ、やりまくりのヤリチンが精神的に豊かな時代かもしれない。けれども、きっときっとオナニーが精神的豊かさの象徴となり、幸せの象徴となる日がやってくるのだ。 こんな時代だから僕らはオナニー。 オシャレや、異性との交際、果ては仕事や金銭面での充実なんかに目もくれず、ただただオナニーに興じていく。それこそが衰退していく我が種に最もふさわしい。 さあ、ズボンを脱いでチンコを握り、激しく擦ろう。来るべき未来に備えて。 -------------------------------- こりゃボツにされるわ。ひどすぎ。 5/15 灼熱のB子 「B子さんの大ファンです、もっとB子さんの話を書いてください」 「B子さんがどんな人なのか興味あります」 「B子さん、カワイイ!」 「B子さんについてpatoさんはひどいこと書いてるけど、実際は知的で美人で素敵な人だと予想しています」 ここにきてB子人気大爆発。僕のメールボックスにインしてくるB子賛辞のメールたち。えーっと、貴様らはアホか。幻でも見てるんじゃねえか。 あんなB子がヌメラーさんに大人気というだけでもあり得ないのに、さらには美人だとか知的だとか聡明だとか早漏だとかありえない。ホント、世の中には神も仏もあったもんじゃねえよな。あんなB子が大人気だなんて。ホント、知らないことってのは恐ろしいことだよな。 とにかく、僕は、B子ファンもしくはファンになりかかっている人に目を覚まして欲しい。もっと落ち着いて、自分の判断で真実という名の果実を見極めて欲しい。あんなもんのファンになっちゃイカン。ダメ、ゼッタイ。 というわけで、皆さんに真実を見て目を覚まして欲しいといった意図から、今日はちょっと殺し合いをしてもらいます。じゃねえや、今日はB子スペシャルで書いてみようかと思います。 我が職場のマッスル事務員B子。女性でありながらケインコスギのようなマッスルを誇り、ボウリングでは男性並みに重いボールを軽々と投げて180というスコアを叩き出すクリーチャー。ちなみにアゴは綺麗に二つに割れている。 そんな往年のSDDを髣髴とさせる外見とは裏腹に、声は持田真樹風のキューティクルボイスという歩く腹話術師みたいな特徴を持つ。趣味は公称では登山ということになっているが、実際には朗らかに大自然の中でハイキングといったものではなく、限りなくロッククライミングに近いらしい。 オマケにヤツは人間性にもやや問題があり、バレンタインデーに僕にだけチョコをくれなかったくせに、ホワイトでーには返せと言い出す始末。しかもV6の岡田君の熱狂的ファンで、岡田君以外の男性は全てチンコのついたキノコだと思っている。 それでもなぜか、我が職場のヘルス大好き鈴木君、略してヘルスズキと秘密のオフィスラブ進行中で、いつもコソコソ隠れては二人だけの蜜月に精を出し、愛の短歌を詠みあげながらまさに精(子)を出している。しかもなんか、「お弁当作ってきちゃったー、えへへ」などと乳幼児の頭部くらいはあろうかという大きさのオニギリを二個携えて出勤してくる。 そのオニギリを食べる姿は圧巻で、「食事」「食べる」といった表現からは程遠く、まさに「喰らう」といった表現が適切。そんな原人のようなB子がカワイイとかマジありえないから。 しかしまあ、そういったヤツの外見の異様さや性格の卑しさ、さらにはワイルドさが霞んでしまうほどの、もっとありえないB子の生態を紹介したいと思います。 いやね、B子のヤツ、生粋のアホなんですわ。 もうこれは天然ボケだとか、ちょっと頭の足りない子を演じてぶりっ子してるとかそういうのではなく、マジであり得ないくらいアホ。 以前にも「ペーパードライバー」のことを「ハイパードライバー」って発言していた事件は皆さんに報じたとは思いますが、そんなもの目じゃないくらいアホな発言が目白押しなんですよ、B子のヤツは。 ザ原人ことB子がお手紙を書いていたときのことです。 世話になった取引相手みたいなところにお礼の手紙を書いていました。この電子メール全盛の時代に便箋に手書きで手紙をしたためていました。そして、僕はその後ろで興味深くB子の書く手紙を読んでいたのです。 頭の悪そうな丸文字でお礼の手紙を書くB子。こんな、マウンテンゴリラと人間を交配させたような女性が長瀬愛みたいなキャワユイ文字を書いているというアンバランス。この不条理。ホント、世の中には神も仏もありゃしない。 しかしながら、そんなB子が繰り出すフォントの異様さ以上にクリティカルな文章がそこには記されていたのです。 ×「お変事ありがとうございます。」 ○「お返事ありがとうございます。」 変事「名詞」-変わった、悪いできごと。異変(新選国語辞典第六版) いやね、手紙の返事を下さってありがとうございますーとか書いてるつもりらしいのだけど、なぜかそこには光り輝く「変事」の文字。漢字しらなすぎ。 しかもまあ、それだけならまだいいほうで、さらに目を覆いたくなる痛恨の一撃がその下の文章に潜んでいました。 手紙を書いている取引先にB子さんは余程お世話になったのでしょう。かなり相手側もB子さんのことを気遣って親切にしてくれたようです。それに大変感謝しているB子さんは、その部分にも言及してお礼を述べているのです。 しかしながら、そこには ○「とても気遣っていただき、大変感謝しております」 ×「とても気違っていただき、大変感謝しております」 分かりやすいようにフォントを拡大すると ○気遣い(きづかい) ×気違い(きちがい) なんやねん、「とてもきちがっていただき」て。 なんか、相手方がとても正気とは思えないキチガイ沙汰をB子さんに対して行い、しかもそれに対して彼女は感謝している、とも受け取れる発言。やべーだろ、取引相手に「キチガイ」発言は。これはハッキリ言って受け取った側は困惑どころの騒ぎではありませんよ。一体どうなっちゃってるんだこれは。頭が悪いにも程がある。 でまあ、そんな頭の可哀想なB子の手紙を後ろで眺めつつ、それを封筒に入れて糊付けして、ポストに投函した後に指摘してあげました。「さっきの手紙、ありえない誤字がいっぱいあったよ」って。 そしたら、発情だか怒りだか知りませんが、「なんで早く教えてくれないんですかー!」といたく興奮したB子にグーで殴られました。いやな、親父に殴れれるより破壊力のあるパンチだった。世界を取れる右だった。 こんな風に、ありえないほどアホなB子。しかも、自分の間違いを棚に上げて僕に暴力をふるうという傍若無人ぶり。やつには日本国憲法も通じません。 そんなありえないB子ですので、ファンになるとか、実際にはカワイイとか美人とか、ましてや知的で聡明だとか想像するのはやめたほうが良いかと思います。僕の心からの忠告です。 5/14 オオカミ少年 むかし話たちがエライことになってるらしい。 桃太郎や金太郎などに代表される、いわゆるオトギ話と呼ばれる物語たち。当然ながら、子供達を対象として書かれているため、子供達に良い影響があるように書かれていることが多い。ちょっとした道徳教育として使われる、それがむかし話なのかもしれない。 そういった事情からか、大抵のむかし話は、ほとんどが見るのも恥ずかしいぐらいにベタベタの勧善懲悪である。悪い者が栄えたためしはなく、必ず良いものが幸福になるハッピーエンドを迎える。言い換えれば、この図式こそがむかし話には必要なものなのだ。 それを読んだ子供達は、悪いことをすると懲らしめられる、やはり人間は善でなくてはいけないんだ、などと妙に納得をするのだ。これはもう人間として最低限必要な教育を施されているのと同じではないだろうか。 しかしながら、最近ではそんなむかし話にもちょっとした異変があるようだ。最近発行された本を購入して読んでみると分かるのだが、とにかく凄まじいまでに改変がなされている。 桃太郎を例にとってみると、まず、犬猿キジたちは「お供」や「家来」といった表現から「仲間」といった表現に変えられている。子供達が家来やお供などという上下関係を意識してはいけないという配慮で、一緒に鬼を倒す仲間に変えられているのだ。ものすごい公平感、平等感がそこにはあるのです。もう、犬とかと桃太郎が対等な立場ですからね。 「お腰につけたキビ団子、仲間になってやるからひとつワタシにください」 僕が桃太郎だったら、こんな高飛車なこと言い出す犬がいようものなら間違いなく斬る。一刀両断にする。犬鍋にしたるわ。 そして、鬼との攻防戦においても、子供が真似をしたらいけないという配慮から「キジが鬼の目を突く」といった部分はカットされている。 そして、最後には鬼ををたおして沢山の財宝を手にした桃太郎一行なのだが、彼らはそれを本来の持ち主の元を回って全部返すのだ。鬼から奪った財宝を自分のものにするのは悪いこと。一歩間違えれば桃太郎だって盗賊みたいなものじゃねえか、という配慮から全ての財宝を持ち主に返す。そして、最後には殿様に褒美を貰ってめでたしめでたしとなるらしい。 なんというか、最近のあまりに過保護すぎる教育の弊害というかなんというか、あまりに神経質に子供への影響を配慮するあまり、古来から語り継がれてきたむかし話がメチャクチャになっているのだ。 運動会の徒競走で順位をつけない平等主義、おちこぼれを出さないために異常に簡素化された勉強内容、そして、酷く改竄されたむかし話。ちょっと現代の大人達は子供のことを舐めすぎてるのではないだろうか。子供への悪影響を過敏に考えるあまり、大切な本質を見落としてしまっているような気がする。 そのうち、運動会なんてのは皆で手を繋いでグランドを走るだけの種目になるかもしれないし、学校のテストなんて影も形もなくなるかもしれない。そして、むかし話なんてのは元のお話の破片すら残らないほど改変か加えられ続けるのかもしれない。 2020年くらいの頃の桃太郎は、まず、桃から生まれるという記述が削除される。これは、生まれながらに他人とは違うという差別意識を植え付けないため。下手したら人工授精等で生まれた子供に対する差別に繋がる恐れがあるからだ。そして、お爺さんとお婆さんはデフォルトだが、キチンとお父さんとお母さんも存在するようになる。そういった家庭の子供に配慮してのことだ。そして、鬼が島に鬼退治に行くのだが、キチンと保護者がついてくる。鬼が島に到着した桃太郎は、鬼相手に戦闘をするわけではなく円卓を囲んで国交正常化会談に臨む。核をちらつかせて交渉する鬼の瀬戸際外交に毅然と望む桃太郎。そして、鬼達に経済援助をするのと引き換えに、悪さをやめるという条約を取り交わし、調印式へ。日鬼友好条約の締結と共に、鬼と人間は共存して仲良く暮らすようになりました、めでたしめでたし。 こうなってくると、もはや何の話だか分かったものじゃない。近い将来、むかし話達は元のお話の跡形もないほどに毒にも薬にもならない内容に変貌している公算が高い。そんな素麺みたいな薄いお話たちが子供達の心に響くとは到底思えない。 浦島太郎も一寸法師もこぶとり爺さんもオオカミ少年の話だって、現代の大人達から見たら子供に悪影響のある内容を含んでいるかもしれない、けれどもその毒々しい内容にこそ本質があるのではないだろうか。それ自体に深い戒めが込められているのではないか。 例えば、オオカミ少年のお話。このお話は、ある羊飼いが退屈しのぎに「オオカミがきたぞー」と嘘をついて村人どもを混乱のるつぼに巻き込むといったもの。でまあ、いつもいつも嘘をついてる所に本当にオオカミがやってきちゃって「オオカミが来たぞー」とか叫ぶんだけど、村人達は信じない。「また嘘言ってるよ」なんて感じで助けようともしない。哀れ嘘つき羊飼いは自分の羊をオオカミに食い荒らされ、さらには自分にすらオオカミが襲いかかってきてしまい食べられてしまう、といったもの。 このお話では間違いなく「嘘をついていると肝心な時に誰にも信じてくれない」といった戒めを含んでいるのだと思います。そして、最後に羊飼い自身がオオカミに食べられるという残虐な結末から「嘘は自分の身に不幸をもたらす」といったことを教えているのだと思います。 しかしながら、最近出版されている「オオカミ少年」の話を見ると、やはり他のむかし話と同じで、子供への影響を配慮して残虐で暴力的な部分が極力カットされている。羊飼い自身が食べられるという衝撃のラストまで言及したものはほとんどなく、羊飼いの羊が次々と食べられるといった部分で終わっているものがほとんど。それならまだいい方で、中には間一髪救出に来た村人に助けられ、仲直りするといったものも。これでは何の戒めなのか分かったものじゃない。 「嘘をつくと肝心な時に誰も信じてくれない」「嘘をつくと自分の身に跳ね返ってきて酷い目にあう」といった戒めを含む物語が、いつのまにか「嘘をついても誰かが間一髪で助けてくれる」「いくら騙されても羊飼いを信じ続けた村人は素晴らしい」といったものに入れ替わってしまっている。これじゃあ逆に嘘をつくのを推奨しているようなものだ。 僕はいつも職場に遅刻した時の言い訳に「道端で妊婦が産気づいてまして、病院まで同行していて遅くなりました」とか「途中で過呼吸になってる老人がいて、一刻を争うので必死になってビニール袋かぶせてて遅刻しました」とか嘘ばっかりついてるわけ。 そんな嘘8000の遅刻の言い訳を使っているうちに、誰も僕の遅刻の言い訳を信じてくれなくなった。 でも、ある日のことなんだけど、普通に寝坊することなく目が覚めて、全然始業時間に間に合うように家を出たことがあった。それでまあ、今日は遅刻じゃないぞーと意気揚々と車を運転していた。 で、僕の通勤ルートにはいつも右折する道があるんだけど、その曲がった先の道ってのがムチャクチャ細いの。車一台通れるか通れないかって幅の道があるの。 それでまあ、そこを曲がろうかと思ったのだけど、見ると前方から原付がやってくるじゃない。爺さんが運転する原付がヘロヘロと20キロぐらいの速度で細い道をこっちに向かって走ってくるの。 さすがに、車一台分しかない道幅だから、ここで曲がってしまっては爺さん原付とすれ違うことはかなり困難と判断。爺さんが通過するまでジッと右折せずに停車していたんですよ、僕は。 まあ、時間に余裕があったからなんだけどね。いつもの遅刻にギリギリchopな状態だったら間違いなく爺さんを轢き殺す勢いで右折していたね。 それでまあ、爺さんの通過を今や遅しと待っているのだけど、爺さんがムチャクチャにトロいのな。ヘロヘロと不安定な状態で、歩いた方が速いんじゃねえの?って趣で走ってくるの。 それをまあ、少しイライラしながら待っていると、やっとこさ爺さん原付が僕の待機する角まで到着してさ、やっとこさ曲がれるぞーってウィンカー出してハンドルを切ろうとしたその瞬間ですよ。 待っていてくれてアリガトウ! っていう爺さんの意思表示だと思うんだけど、僕の前を通過する際に爺さんが片手を挙げたんだよね。サンキュってな感じで颯爽と左手を挙げた。 しかしながら、ただでさえヘロヘロだった爺さんのドライビン。当然ながらバイクを片手で運転するスキルなどないらしく、そのままバランスを失って転倒。グシャっと爺さん、バラバラになったんじゃねえの?ってな勢いで転倒。ものすごく派手に転倒。 それだけならよくある風景なんだけど、バイクで転倒するってな日常茶飯事なことで驚くべきことではないんだけど、打ち所が悪かったのか、転倒した爺さん、ピクリとも動きやがらねえの。車に轢かれたカエルみたいになって道路に横たわっていた。 おいおい、これは洒落にならねんじゃねえの? ってな勢いで、まあ僕自身は爺さんと全く接触してないから事故ではないんだけど、やっぱ心配だから車を降りて助けに行ったわけですよ。 するとまあ、爺さんは呼吸はしてるんだけど意識を失っている様子。 仕方ないから救急車呼んだりとかバイクを道の端に片したりとか色々やりましたよ。それでまあ、全然間に合う時間だったのに見事に遅刻。ビックリするぐらい遅刻。 それでまあ、職場についてから言い訳するじゃないですか。 「いやー、俺の目の前でバイクの爺さんが中国雑技団みたいになって転んでさ、意識ないから救急車呼んでたりしてたら遅刻したよ」 いつもの嘘言い訳とは違って、1000%真実な言い訳ですから自然と僕の声のトーンもあがります。 しかしながら、誰も信じてくれない。誰も聞く耳をもってくれない。「またアイツありえない嘘言ってるよ」といったツンドラのように冷ややかな目で見られる始末。 それどころかウンコ上司に呼ばれてこっぴどく怒られたからね。本当に真実を述べているのに「いい加減に嘘をつくのをやめないかっ!」とか激しく一喝された。こいつらの心は腐ってる。 それでまあ、僕が本当のことを述べているのに、誰も周りが信じてくれないって状況を憂いたりするのですけど、そこで僕は「オオカミ少年」の話を思い出すのですよ。 いつもいつも嘘ばかりついているからいけないんだ。いつも嘘の言い訳してるから本当の事を言っても誰も信じてくれない。これは自分の身から出た錆なんだ。物語りみたいにオオカミに食べられたりしないだけマシじゃないか。と妙に納得するわけです。 けれども、妙にマイルドになった「オオカミ少年」しか知らない子供はそうは思わない。確かに嘘をついてきたけど、なんで誰も信じてくれないんだ。人を信じないってすごく卑しいことだ。 とか、肝心の「オオカミ少年」がマイルドすぎて悲劇を迎えないことから、自分の行為を棚に上げて激しい勘違いをすることがあるのです。逆恨みとかしはじめて人間関係がギクシャクする事だってあるかもしれません。 子供への悪影響を考慮して改変が加え続けられ本質を失っていくむかし話たち。それ自体が逆に子供に悪影響を及ぼす可能性があるというこの矛盾。 残虐だろうが悪影響があろうが、物語には物語の持つ訴えかけたい何かがあるのだから、あまり改変するのはどうかなと思うのです。 でも、全然関係ないんですけど「オオカミ少年」のお話で思い出したのでひとつ。数日前の日記で書いた我が職場のチンポヘッド君ですが、なんかこの土日にさらに散髪をしたらしくウルフみたいになってました。 ウルフのようなワイルドヘアーでも、やっぱチンポヘッドはチンポヘッドで基本はしっかり押さえているんだけどな。 ブランニューチンポヘッドからオオカミチンポヘッドへの改変。そっちのほうがむかし話の改変よりも重大な問題だ。 --------------------- 全然関係ないですが、5/31(土)夕刻あたりから新宿にて東京オフを行います。すでに20人突破。どうなるのか見当もつきません。参加表明などはこちらからお願いします。
さてさて、連日連夜の出張シリーズだったのですが、なんとか落ち着きを取り戻しました。後は20日からの韓国シリーズと、その後の東京2連発を残すのみになりました。何かと更新が飛び飛びになるかと思いますが、本人も必死でやっておりますのでご理解の程をよろしくお願い致します。 それでもって、大阪出張のお話になるのですが、出張自体は別にこれといって特筆すべき部分はありませんでした。そのついでといっては何ですが、とあるサイトのオフ会に出席したお話でも軽やかに書こうかと思います。 ネットキチガイどもが夜の街に集い、「はじめまして」などと挨拶を交わしつつ、「そもそもWeb日記というものは」などと熱い議論をスパークさせるThe・オフ会なるものに参加してきたわけです。 それでまあ、ネットキチガイどもに囲まれて狂おしいほどのインターネット談義に華を咲かせていたわけですが、僕はというとそんな議論にはほとんど参加せず、酒に弱いことで有名な幹事の女性を飲ませることに集中していました。 「さあ、飲んで飲んで」 次々とコップに酒を注いでいくと、幹事の女性は面白いように飲み干していきました。みるみると顔が赤くなる彼女。今が一体どういう事態なのか分かってるのか分かっていないのか、とにかくアホの子のように飲み干していきました。 最初こそはその酔いっぷりが面白く、会場のムードも和気あいあいといった趣であったのですが、次第に事態は洒落にならない方向に。 酔いすぎてリミットを大幅に超えてしまった女性は、自分で立って歩くこともままならず前後不覚。おまけに訳の分からないことをうわごとのように繰り返しています。 それだけならまだ笑えるのですが、その女性の顔は赤から青へと変貌し、さらには担がれるようにしてトイレに行ってゲロを吐く始末。それに伴いオフ参加者の間では「あーあ、patoのヤツが幹事を酔い潰してオフ会をメチャクチャにしやがった、まだ二次会もあるのに」といったムードが蔓延。一気に雰囲気が悪くなります。 しかもまあ、まだ二次会を残しているというのに幹事である女性が「もう酔いすぎてヤバイ。タクシーで家に帰る」と言い出したものだからさあ大変。マジで僕がオフ会を破壊しつくしたような様相を呈してきました。 それでまあ、さすがに僕も山ほど飲ませた手前、その女性を放っておく訳にはいかないじゃないですか。酔いつぶれて家に帰るとまで言っている彼女を放置し、僕だけ皆と一緒に二次会とか行くなんて、鬼以上に鬼ではないですか。 だから、僕と酔いつぶれた彼女、そしてもう一人女性を加えてタクシーで彼女の家まで送って行ったわけですよ。しかも、深夜割増のタクシー代は僕負担で。まあ、狂ったように酒を飲ませたバチが当たったのでしょうな。 それでまあ、他の参加者は二次会のカラオケに行くのを尻目に、僕らはタクシーに乗ったわけですが、タクシーの中でも酔いつぶれた彼女はヘロヘロで訳のわからない状態。この状態ならきっと鼻に割り箸を突き刺してもバレないと思います。レイプしてもばれないと思います。 「飲みすぎた時はオロナミンCを飲むといいよ」 というタクシー運転手さんの訳の分からない助言を聞きつつ、何とか彼女の家に到着。鍵を開けてやりサンダルまで脱がせてやって寝かしつけました。 しかしながら、彼女は自分が幹事という身でありながらオフ会を途中で離脱して家で寝ているということに非常に責任を感じたらしく、 「ごめんなさい、ごめんなさい」 などとうわごとの様に繰り返しておりました。なんだかちょっと不気味だった。うん、病的ですらあった。 しかもまあ、「オフ参加者にメールで謝る」とか面倒なこと言い出しやがりまして、酔ってヘロヘロなくせに携帯電話を取り出してメールを打とうとするのです。さすがネットジャンキー、酔いつぶれて世界が回っていようともメールだけは忘れません。 しかしながら、自分で歩けないほど前後不覚な彼女です。当然ながら携帯電話でメールなんて打てるはずもなく、初めて携帯電話を見たアフリカの奥地の人みたいになってました。 でまあ、その横で看病していた僕は、楽しそうなカラオケ二次会に思いを馳せつつ、携帯メールで謝るなんてめんどくせえことしなくても・・・などと思ったものです。それでも、心優しき僕は悪ノリして酔わせたという負い目もありますので 「そんなにメールが打ちたいなら俺が打ってやるよ」 と、英国紳士のような優しさで言っておりました。この時の僕はすごく男前だったと思います。それでまあ、彼女の携帯電話を手にとり、彼女の代わりにメールを打つことを決意した次第でございます。 しかしまあ、婦女子の携帯電話を勝手に操作するというのは中々に興奮するものでございまして、携帯電話とは言うなればプライバシーの塊ではございませぬか。そんなプライバシーの代名詞である携帯電話を赤の他人である僕が見る。 これはもう、性器だとかクリトリスだとかを見る行為と何ら変わりがありません。異性の携帯電話を見るという行為は性行為と等しいポテンシャルがあるのです。 そんなこんなで、酔い潰れている彼女の傍らでハァハァと荒い息遣いで彼女の携帯電話を操作しておりましたところ 「まず、○○さんにメールして」 と、深い酩酊状態にある彼女が指示してきました。もちろん、○○さんとはオフ会参加者の一人ですから、当初の目的どおり「幹事なのに途中で抜けてごめんなさい」とメールを送るつもりでした。 とりあえず、慣れぬ機種の操作ですが、少し緊張しつつ興奮しながらも彼女の携帯電話を操作しました。まず、電話帳を開きます。 電話帳を開くと、交友関係の広い彼女らしく、その電話帳フォルダは細かく分類分けがされていました。よく覚えてませんが 「家族」 「会社関係」 「友達」 「ネット関係」 と細分化されたカテゴリーが。さすが、「ネット関係」フォルダがあるところなんかがネットジャンキーな彼女らしいな、などと納得します。 みなさんも、自分がネットキチガイかどうか不安な方は、自分で自分の携帯電話を見てみれば良いでしょう。そこに「ネット関連」などというカテゴリーがあるならば、あなたも立派にネットキチガイです。 ちなみに僕の携帯電話はといいますと、「一般」「ヌメラー」とかいう訳の分からないカテゴライズがなされています。 それはそうと肝心の彼女の携帯電話ですが、彼女はオフ会参加者の○○さんに謝りのメールを打ってくれと要求していたわけです。当然、その○○さんもオフ会参加者ですからネット関連に登録されている公算が高い。 僕は迷うことなく「ネット関連」の分類を開いたわけです。 ズラズラと表示される数多くの「彼女の中でネット関連の交友関係に分類される人物」の名前たち。さすが、ネットキチガイである彼女だけあってその数は多い。それに見たことある名前もいくつか。 「うーん、さすがネットキチガイ」 と、感嘆しながらも、女性のプライベートな部分に介在するという新しい興奮に目覚め、ハァハァと荒い息遣いで液晶画面を眺める。 指示された○○さんの名前を探してリストを読み進めていくと、そこには驚愕の真実が。 「○○さん」 「△△さん」 「××さん」 「おとん」 「おかん」 は? えーっと、ここは「ネット関連」のカテゴリだったはず。彼女の中で「ネット関連の交友関係に分類される人物」の名前が羅列されていなくてはおかしいはず。しかしながら、そこにはあろうことか、肉親である「父」と「母」を示す「おとん」と「おかん」の名前が。 まてまて、ビックリするのはまだ早い。もしかしたらこれは「おとん」とか「おかん」というハンドルネームの人かもしれないじゃないか。もしそうならば、そんなハンドルネームの人が「ネット関連」に分類されていても何ら不思議ではない。そうだ、そういうハンドルネームの人かもしれないじゃないか。 「この「おとん」と「おかん」って人は誰なの?」 とまあ、女性の浮気を疑う弱弱しい男のように携帯電話を片手に彼女に問いかけますと 「んー、本当のお父さんとお母さんだよ」 と、ほろ酔い気分で答える彼女。見ると、鼻から鼻くそが出ていました。それにすら気づかないほど彼女は酔っていました。 本当のお父さんとお母さんが「ネット関係」というカテゴリーに登録されている携帯電話。いくらネットジャンキーとはいえ、両親すらもネット関連とはちょっとやりすぎです。というか、ネットをメインに介在させた親子関係とかありえない・・・。 漠然とした疑問を抱えつつも、大阪の夜は更けていくのでした。 --------------------- 全然関係ないですが、5/31(土)夕刻あたりから新宿にて東京オフを行います。生娘率が非常に高いです。参加表明などはこちらからお願いします。 日帰りで東京出張という神をも恐れぬ蛮行を行ってまいりました。 広島-東京間日帰りとかマジありえない。朝に飛行機乗って夜にも飛行機乗って、すっかり疲れてしまいました。なんというか1日に2回も飛行機に乗ると精神的に疲れるね。 でまあ、東京では両国という場所に行ったのですよ。そこにある企業にウンコ上司と共に行ったのです。 両国といえば両国国技館に代表されるように大相撲で知られる街でして、駅を出た瞬間からモロンと相撲グッズショップやらチャンコ屋とかがありますからね。マジでモロ大相撲の街。 しかもまあ、両国国技館近くということで、その周辺には相撲部屋とか山のようにあるんですよ。普通に喫茶店とかは行ったら相撲取りさんが鬼のような勢いでケーキとか食べているのですよ。 そいでまあ、そんな相撲の街両国にある企業でプレゼンをして、さあてあとは帰るだけだって状態だったのですけど、ウンコ上司のヤツが 「せっかく両国に来たのだから、お相撲さんみたい」 とか駄々こね始めやがりまして。貴様はガキかと激しく罵りたい気分に駆られたわけです。 それでまあ、右も左も分からぬ両国の街を、相撲部屋を求めてウンコ上司とさ迷い歩いたわけですが、全く持って相撲部屋は見つからず、しかも迫り来る飛行機のフライト時間。とまあ、かなりあり得ない状態に。 ホント、隙あらば上司を殺したい気分だった。 おまけに、デフォルトのようにマズイラーメンも食わされました。 というわけで、肉体的にも精神的にも非常に疲れていますので、今日の日記はこの辺で。 明日は大阪出張です。 「patoさんの行動はいつも冷静で理知的で素敵です。きっとすごく知的な方なんだなと想像して憧れています、むふん」 さすがにココまで濡れ濡れのメールではないものの、たまにこういった内容の意見が届くことがあります。僕の行動を記した日記をどのように読んだら「冷静」「理知的」「知的」なんていう言葉が出てくるのか甚だ疑問です。 そりゃあ、僕だって人間ですから、少なからずとも多くの人が読む日記ではいい格好したいという卑しい気持ちがあります。ですから、自分を良く見せようと冷静、知的を装って書いている部分もあるのではないかと思うのです。 どこら辺が冷静で知的なのか僕には皆目見当もつきませんが、とにかくそういった偽りのpatoさんという部分はあると思うのです。 でも実際にNumeri日記で記されている数々の事件の当時は、それはそれはみっともないほどとりみだし、冷静さも知的さのカケラもない純粋なパニック状態であることが多々あるのです。 数年前の話です。 その当時、週刊少年ジャンプと週刊少年マガジンを少年と呼べる年齢ではないのにも関わらず毎週購入することに夢中だった僕。毎週二冊もあんな分厚いマンガ雑誌を買うものですから、二年も経てばアパートの部屋中がマンガ雑誌で溢れかえる状態になっていました。 さすがに、そんなカオス溢れる部屋では、おちおちレディも呼べないと判断した僕は掃除することを決意します。しかしながら、数々の思い出の詰まったマンガ雑誌を捨てることなど、ましてやチリ紙交換に出すことなど僕にはできるはずもなく、ただただ部屋の片隅にマンガ雑誌を積み重ねるだけでした。 200冊を越えるマンガ雑誌は、積み重ねるとビックリするほどの容量があり、天井まで届くマンガタワーが二本建設されました。本当に天井までビッシリと積み重ねられたジャンプやらマガジンやらの雑誌タワー。 収納上手な主婦なんかが見たら、それこそ発狂しそうなほど整理整頓方法としては間違っている手法ですが、それでも天井までのマンガの塔は壮観で、なかなか素敵な収納方法だと満足でございました。 その夜でした。 部屋を真っ暗にし、ゆっくりと布団の中で寝ていると部屋の片隅から有り得ない物音が。 ミシミシ・・・ なにかが軋んでいるような音と共に ドドドドドドドドドド 部屋の片隅に積み重ねられたマンガの塔が、その重みに耐えられず倒れてきたのです。もちろん、布団で安らかに眠る僕に向かって物凄い勢いで倒れてきました。 200冊を越えるマンガ雑誌の衝撃は凄まじく、轟音と共に倒れこんできた時は何が起こったのか分かりませんでした。 すでに夢うつつな状態に移行していた僕、何が起こったのか分からず、凄まじい轟音や衝撃に激しい勘違いをもよおし、「ついにきた大地震!」とパニックになり、一目散にアパート外へと非難したのです。 パンツ一丁で 何故か手にはマクラを抱えて 頭にはネグセバリバリ伝説で 何で他の皆は非難しないんだろうと疑問に思いながら。 全然冷静でも理知的でもない。どこら辺が冷静なのか激しく問い詰めたい気分。しかしながら、悲劇はこれだけで終わらなかったのでした。 大地震ではなく、マンガの塔が倒れてきただけだと理解した僕。しかしながらその倒れたマンガの塔の残骸を処理する気力は既になく、部屋の隅に乱雑に積み重ねておくのが精一杯の状態でした。 それから数日後のことです。 ちょうどその日は、部屋の畳の上などに落ちているチン毛を拾うことに熱中していた僕は、気持ち悪くなるほどのちぢれ毛をコレクトしていました。コレが全部自分のアンダーヘアーだとは信じられないほどの分量でございました。 それを灰皿に集め、ライターで燃やして天に還す儀式をしている時でした。チリチリとちぢれ毛が一層ちぢれる様を眺めていますと、 ガサガサ・・・ 壁面からただならぬ気配が。普通の独身男性の安アパートなんかだと、ここでゴキブリ様大登場となるわけですが、僕の部屋の場合はそんなヤワなものは出てきません。ゴキブリなんぞでは驚きもしません、そんなもんデフォルトで出てくる。 で、その時は何が出てきたのかというと「ムカデ」が出てきていました。普通に部屋でチン毛を燃やしているだけなのに、部屋の壁には「ムカデ」。ゴキブリとかヤワなクリーチャーではなく、百足と書いてムカデ。 さすがにこれには大パニック。まさにパニックルーム。 それでまあ、ゴキブリくらいなら平気なのですけど、さすがにムカデは気持ち悪いということで、駆除しようと必死でキンチョールなどを放射するのですが、ムカデにキンチョールは効かないらしく、逆に元気になる始末。 さらにパニックを増幅させた僕は、何か駆除する物はないかと部屋の中を見渡すと、そこにはチン毛を燃やしていたライターが。もうこれしかないと思いましたね。 キンチョール単体ではムカデに効かない。しかしながら、ライター単体でも効くはずもない。ならば、これら二つを組み合わせたらどうだろうか。そう、キンチョールとライターを組み合わせて即席の火炎放射器の完成です。 ライターで火をつけ、そこに向かってキンチョールを噴射。すると、キンチョールで噴霧される薬剤が一瞬にして火に包まれ、「ボワッ」とか物凄い炎が噴出されるのです。(危険ですので良い子は絶対に真似しないでください。ダメ、ゼッタイ) その火炎放射器の炎をムカデに向かって噴射したところ、さすがに効果てきめんで、「キーキー」とか言いながらムカデは燃え落ちていきました。 しかしながら、最初のキンチョールで元気になっていたムカデは、既に先日倒れたマンガの塔の残骸部分まで移動しており、火炎を放射した場所が非常にマズかった。普通にマンガ雑誌の山に向かって火炎を放射していましたからね。 当然ながらマンガ本の山に引火。 ボワッ とか見たこともないような炎が部屋の片隅で沸きあがっていました。 ギャーーース!!とか叫びながら大パニック。それでも炎は待ってくれません。物凄い勢いで畳やら部屋の壁紙やらを燃やしていきます。 あわわわわわわ もはやどうしていいのか判断できない僕は、火事にはマヨネーズを投げ込むと良いとか激しく間違った知識の下、炎に向かってマヨネーズを投入。 全然鎮火しやがらねえ なんとかテーブルの上に置いてあった1.5リットルのコーラを炎に振りかけ鎮火に成功しました。 しかしながら、灰と化したマンガ雑誌の山に、焼け焦げた畳、黒く変色した壁紙など途方もない現場だけが残されました。すげえ大家さんに怒られたもの。 とまあ、全く持って冷静でも知的でもない僕。こんなアホらしい事件でもNumeriに書く場合には少なからず虚栄心が働いて知的に書いてしまうものです。 当時、世界文学全集を買い漁ることに夢中だった僕は、部屋の片隅に文学全集を積み重ね読み漁って・・・ 部屋でインテリジェンスな口ヒゲを集めて燃やしていたところ・・・ 部屋の中にカワイイラビットが現れ・・・ 何故だか火が付いたので、落ち着いて高級ブランデーで鎮火しました・・・ いや、全然こんなこと書いてねえんだけど。むしろ、こんなこと書いていたら分かりにくくて仕方ねえんだけど。やっぱ僕には虚栄心などなくて、飾らないままカッコワルイエピソードを素で書いてると思うんだけど・・・。 やっぱり、僕の日記を読んで、どこら辺が冷静で知的なのか皆目わかりません。こんなバカ、他にはいないよ。メールを送ってきた人は、その辺の部分を詳しく教えてください。 --------------------- 全然関係ないですが、5/31(土)夕刻あたりから新宿にて東京オフを行います。生娘率が非常に高いです。参加表明などはこちらからお願いします。 5/8 となりのカブレラ カブレラが怖くて仕方ありません。 以前にも日記に書いたと思うのですが、我がアパートにこの4月から住み着くようになったブランニュー住人であるところの、ネオ女子大生。僕の部屋は二階で、彼女の部屋は一階であるわけなんですが、いつも朝方にはセクシャルな格好で通学する彼女をベランダから微笑ましく眺めていたりするんです。 最初こそは、地味目の「学生の本分は勉強ですからっ!」と言わんばかりの服装で通学していたネオ女子大生。少しばかり田舎っぽいスメルのするボーイッシュな格好は僕の好みだったものです。しかしながら、新生活開始から1ヶ月、親元を離れて生活していくうちに徐々に彼女は変貌を遂げて行ったのです。 一人暮らしの開放感でしょうか、妙にオシャレをしたい年頃なのでしょうか、次第にセクシャルなファッションに身を包むようになった彼女。今では全身性器と言わんばかりの男を知り尽くしたようなファッションに様変わりしていました。きっと、下着とかも浜崎ナントカみたいな豹柄に違いない。 さてさて、そんな風にすっかりと都会の絵の具に染まってしまった彼女。そんな彼女がアパートに男を引きずり込むようになるのに時間は必要としませんでした。 一人暮らしのネオ女子大生→セクシャルに変貌→男を連れ込んで変棒 とまあ、お決まりのゴールデンコースを歩んで行ったわけです。 僕が珍しくも昼時ぐらいにアパートへと帰宅した時のことでした。颯爽と車を運転して我がアパートの駐車場へと乗り付けると、そこでは何やら見慣れぬ光景が繰り広げられていました。 いつも変わることのないマイアパートの駐車場スペース。そこで何やら洗車をしている輩がいるのです。ネオ女子大生がバケツを持って忙しそうに車を洗う光景が。 しかしながら、彼女が洗っている車はいつもの白い軽自動車ではありませんでした。見慣れぬ黄色いムーブ。エアロパーツをゴテゴテに装備し、車高をガッコリと落とし、運転席の前の部分に毛皮みたいな敷物やらが置いてある車でした。車体が目の痛くなるほどの黄色というだけでも驚きなのに、これだけの改造車です。ハッキリ言って心臓が飛び出るかと思いました。 しかも、そのキチガイじみた黄色いムーブは、10番の駐車スペースで洗車をされていたのです。ええ、僕の駐車スペースは10番です。大家さんから定められた駐車スペースは10番、もう何年もここに車を停めている愛着のある場所です。 そんな僕の聖地ともいえる場所で黄色いムーブを洗車をするネオ女子大生。僕の故郷とも呼べる10番スペースがカーシャンプーだかワックスだか知りませんが、ジョルジョルと化学物質に汚染されていくのです。 いやな、これに怒らねえヤツは人間じゃねえ。 僕かて怒りましたよ。普段は温厚で菩薩のようだと多くの人に慕われるpatoさんですが、そりゃあもういたくご立腹しましたよ。貴様は誰のスペースで車を洗ってるんだと。誰の断りを得て黄色いムーブを洗ってるんだと。このアマ、レイプするぞ、といった趣で怒ったわけです。 運転していた車を8番スペースに駐車し、さあ、ネオ女子大生に向けて怒りをぶちまけるぞと車を降りようとした瞬間ですよ。 ヌッ とかいう擬態語を奏でて、黄色いムーブの影から大男が現われやがったのですよ。なんか身長188ある僕よりも大きくて、横幅もかなりあるマッスルマン。黄色いムーブがミニカーに見えるほどの大男が洗車ブラシ持って必死で磨いてるの。 いやな、ソイツがムチャクチャな勢いでカブレラに似てるんだわ。まるでカブレラの生まれ変わりといった勢いで似てるの。すげえ怖い。腕なんか丸太のようにぶっとくて、そこら辺の女性のウエストぐらいありそうな勢いだったからね。しかも、休日のくつろぎスタイルなのかイギリスの旗の模様の短パンはいてた。 結局ね、このカブレラは、ネオ女子大生が連れ込んだ男だったわけですよ。そいでもって、見慣れぬ黄色いムーブってのはカブレラの愛車だったわけなんですよ。 あれか、貴様らは平日の昼間っからカップル仲良く洗車か。しかも人の駐車スペースを泡だらけにして洗車か、なかなかトリッキーなことしてるじゃねえか。などと憤るのですが、これでは怒るわけにはいきません。 読者の皆さんもよくご存知のとおり、僕は歴史的なチキン野郎です。相手がひ弱なネオ女子大生だけなら、「モルァァァァ!!人のスペースで洗車してるんじゃねえぇぇ」などと拉致監禁しそうな勢いで怒るのですが、カブレラがいるとなると話は別。怖くて怖くてとてもじゃないが怒れません。 そいでまあ、すっかり意気消沈してしまい、8番スペースに車を停めたままスゴスゴと自室に戻ろうとすると、後ろから僕に話しかけるカブレラの声が。 「あれ?もしかして10番に停めてる方っすか?」 とかすげえ気さくな感じで話しかけてくるの。マッスルボマーカブレラが非常に気さくな感じで優しく話しかけてきやがるの。 「ええ、そうなんですけど、いいですよ。そこで洗ってもらって」 とか、僕もさっきまでの怒りが嘘のように親切に場所を譲ったりするんです。 「ホントにすいません、終わったらちゃんと泡を流しておきますから」 とか平身低頭なカブレラ。その恐ろしげな風貌が嘘に思えるほど穏やかで気さくなイイヤツです、コイツ。でまあ、そんな様子を黄色いムーブにワックスかけながら微笑ましく見守るネオ女子大生、といった非常に心温まる光景がアパートの駐車場で繰り広げられていたわけです。 なんとまあ、ネオ女子大生が連れ込んだ男が、とてもじゃないがカタギが乗るような車ではないバリバリ改造した黄色いムーブ乗り、さらにはカブレラに激似、とあり得ない状態。 どこをどうやったら、あんな危険度マックスな男を捕まえられるんだろう、と疑問に思いながらも、でもまあ、話してみると気さくでイイヤツだしな、などと妙に納得してその日は終わったのです。 それからは、僕に気遣ってか僕の10番スペースの隣である9番スペースに黄色いムーブを停めるようになったカブレラ。もう毎晩のようにネオ女子大生の部屋に通っているらしく、いつもいつも9番には黄色いムーブが停めてありました。 なかなかお盛んなことで などと僕も微笑ましくその隣に停めてある黄色いムーブを眺めていたのですが、そんな折にとてつもない事件が起こったのです。 いつものように10番スペースに車を停め、9番スペースの黄色いムーブを横目に我が部屋へと帰ろうとしたその時でした。 ヌッ と、またもやムーブの影から現われる大男、そう、カブレラでした。イキナリ真夜中に、しかも人気のない駐車場でこんな大男に出会うとビックリします。 それでもまあ、彼は気さくでイイヤツなので、僕も 「あ、こんばんはー」 とか軽やかに挨拶をするのですが、カブレラのヤツ 「モルアアアアアア!!!ぶっ殺す!!!」 とかムチャクチャ怒ってるんです。カブレラ激似の筋肉男が会うなり怒りマックスですからね、オシッコちびりそうになった。しかも、何やら手には金属バットとか持ってて、まんまカブレラ。 「殺す!殺す!」 とか、仕事を終えて帰宅した僕に向かって吼えてるんですよ。まさに慟哭といった趣で獣のように吼えていました。 僕もまあ、理由も分からず金属バットで殴られて殺されてもかなわないじゃないですか。まだおセックスとかしたいし、アナルセックスとか体感したい、まだまだ死ぬわけにはいかんのですよ。 けれども、マトリックスみたいな動きでバットを振りかぶるカブレラは止められそうにない。もう止まらない。ノンストップカブレラですよ。 「ちょちょちょ、ちょっとまってくださいよ、なんでそんな怒ってるんですか」 とか僕もチキンなりに必死に彼をなだめるのだけど、もうカブレラはとまらない。鼻息も荒く「ハフーハフー」といった勢いでバットを振りかぶっている。 あ、俺ってば、殺されちゃうのかな。このまま何も分からずに怒り狂ったカブレラにバットをフルスイングされて殺されちゃうのかな。 とか全てを諦めかけた時ですよ。 「キサマ、オレノ、クルマニ、キズ、ツケタ」 とか言い出すではないですか。何でカタコトやねんと。オマエいくらカブレラに激似とはいえ日本人やん。この間も「あれ?もしかして10番に停めてる方っすか?」とか流暢な日本語で言ってたじゃない。 どうにも話を聞くと、僕が車を乗り降りする際にドアを開けるじゃないですか、その開けたドアがカブレラの命ともいえる黄色いムーブにぶつかり傷がついたと。そういうことで怒ってるらしいのです。 それでまあ、実際に傷がついたムーブを見せてもらったのですが、確かにムーブの運転席のドアには何かがぶつかったような傷がちょこんと。しかしまあ、こんな傷ごときで殺されては割が合いません。 「いや、僕がつけた傷なら申し訳ないんですけど・・・」 と言いかけたその瞬間でした。僕はとんでもないことに気がついたのです。 分かりやすく図解すると、僕の車とカブレラムーブの位置関係はこんな感じ。
どういうことだかわかりますか? ええ、そうです。傷のあった場所と僕の車の運転席は明らかに場所が逆。つまりは、僕が運転席側からドアを開けて彼の車に傷を付けたとは考えにくい。助手席のドアなんてほとんど開けないしな。 ちょっと考えれば僕が犯人でないことが分かりそうなものなのに、憤怒して怒り狂うカブレラ。しかも、元々住人ではないカブレラは9番スペースに車を停める権利すら有してないのですがね。 でまあ、とにかくその場はネオ女子大生に諌められて「ハフーハフー」と鼻息も荒く言いつつも部屋に帰ったカブレラ。 それからというもの、僕とすれ違うたびに殺しそうな眼光で睨みつけてくるわ、意味不明に真夜中に10番スペースの前でバットの素振りをしてるわと、かなり恐怖にさらされています。 自分で家賃を払ってアパートに住んでいるというのに、非住人であるカブレラの恐怖で生きた心地がしないマイアパート。本当に世の中ってのは矛盾の塊みたいなものです。 しかも、今朝、車に乗ろうとマイカーの場所まで言ったら、カブレラの黄色いムーブのエアロパーツがゴソッと外されていました。見るも無残に外され、黄色いムーブが丸裸。たぶん、この辺は治安が悪いので、その辺のクソガキにパーツだけを盗まれたのだと思います。 車にちょっと傷がついただけで冷静さを欠き、バットを持って無実の僕を殺そうとしたカブレラ。エアロパーツが無くなったことを知ったらどれだけ暴れるか考えただけでも恐ろしい。下手したらアパートごと破壊するんじゃねえか。 明日の更新がなかったら、僕は怒り狂ったカブレラに頭を振り抜かれて死んだと思ってください。 また明日、更新できることを祈って。 --------------------- 全然関係ないですが、5/31(土)夕刻あたりから新宿にて東京オフを行います。詳細はまだ決定してませんが、参加表明などはこちらからお願いします。 フォームメールやなんかでpatoさんに対して数々の質問を頂くことがあります。僕のようなクサレ外道に質問してしまうほど興味があるのかってのが甚だ疑問なのですが、それでも数多くの質問が寄せられているのもまた事実。 本当なら一つ一つ返事のメールを書いて質問内容に答えるのが礼儀というものなのでしょうが、さすがに数が多すぎてそれもできそうにありません。ですから、今日は一気にそれらの質問に答えてみたいと思います。 これまでに寄せられた数多くの質問、ヌメラーさん有志達の協力を得てメッセンジャーで寄せられた質問にバシバシと答えてみようと思います。まあ、いわゆる手抜きってヤツです。 というわけで、どうぞ。 Q. patoさんは本当に童貞なのですか? A. 童貞です Q. 今まで何人とやったことあるのですか? Q. いつも更新にかける時間は? Q. 失恋の回数は? A. 二桁は越えるんじゃないですか Q. 女性の年齢のストライクゾーンは? Q. 年上の美人と年下のあまり可愛くない子どちらを選ぶ? Q. セーラー服とブレザーはどっち? Q. SですかMですか A. 生粋のSです Q. サイトやっていて一番嬉しかったことはなんですか? Q. 今流行のアンテナとか使わないのですか? A. 本邦初公開、Numeriアンテナ Q. 白装束集団にひとこと Q. ネゲットしたいサイト管理人はいますか? Q. 恋愛対象としてB子さんはありですか? A. なしです Q. 一番好きな映画は? Q. 金返せと思った映画は? A. 水の旅人 Q. 好きな女性のタイプは? A. ほっぺが赤い人 Q. 最近更新頻度が低いのはどうしてですか? A. 大崎のせい Q. 芸能人で誰に似ていると思いますか? Q. 一番最初に買ったCDは? Q. Numeriってどんなサイトだと思いますか? Q. 今一番興味があることはなんですか? A. 生理の痕跡 Q. Numeri公式ソングで一番好きなのは? Q. キライなアーティストは? A. ビーズ Q. その理由は? A. 11枚一気にシングル出すから Q. 今後ブレイクすると思われるアイドルは? Q. 好きな雑誌は? A. ヤンマガ Q. 好きなエロマンガ作家は? A. 遊人 Q. 早苗ちゃんは最近どうですか? Q. ヘルスズキ君の性病は治ったのですか? Q. 野球はどこのファンですか? A. もちろん、広島カープ Q. バレーボールは? A. もちろん、JTサンダース(広島) Q. 足のサイズ教えてください Q. 今までの経験人数は? Q. どういう時にネタが浮かぶのですか? Q. 恐いものはなんですか? Q. 文章を書く上で気をつけていることは? A. オチをつける と、このように回答しつつ、オチがないまま終了。
宮部君は、ビックリするぐらい出っ歯だった。 骨っぽい丸顔だった宮部君は、こう言っては何だが、死神博士のような風貌だった。そしてビックリするほどの出っ歯。骨っぽい丸顔と出っ歯が相まって、それはさながらドクロや骸骨のような趣だった。むしろ、そのまんまドクロと言うのが似つかわしいほど。 小学生ぐらい子供というのは残酷なもので、少しでも平均値と異なる外見や特徴は格好のやり玉に挙げられる。現に当時の宮部君も、クラス中の人間から「ドクロ出っ歯」だとか「キン骨マン」だとか呼ばれていた。特徴的な外見を持つ人間は、子供の世界では人権を与えれない。 クラスの皆に囃し立てられる宮部君は、何も言い返すでもなく、ただただ黙って悲しそうな目をしていた。 ある年の参観日。 多くの母親達が蛾のような色彩の洋服を身にまとい、とんでもない臭いをプンプンと教室中に充満させる中、珍しくウチの母親も参観に来ていた。普段からほとんど参観日に来なかった母だったが、この日だけは珍しく来ていた。 その時の参観授業の内容は、社会科かなんかだったと思うのだが、ちょうど班学習をすることになっていた。机をかためて6個ぐらいのブロックに割り、班の中で社会的な事柄について議論して発表する手筈になっていた。 沢山の父母が教室の隅で見守る中、宮部君と同じ班だった僕は一生懸命に議論していた。珍しく参観にやって来た母に良いところを見せようと、普段の5倍くらいの真面目さで声を張り上げていた。 班の中でヒートする議論。僕だけが母に良い所を見せようと奮起しているのではなく、班員全員が同じ想いだった。誰もがいつも以上に頑固に自分の意見を譲らない。特に宮部君のヒートぶりは凄まじく、何が彼をココまで追い込んでいるのか疑問に思うほど意固地に自分の意見を譲らなかった。 顔を真っ赤にして僕を言い負かそうとする宮部君。ドクロ出っ歯が醜いほど醜悪な顔をして僕の意見を否定していく。しかも聞いているうちに宮部君の意見の方が正論っぽく感じられてきてしまった。言い換えると、宮部君に言い負かされたいた僕は、もはや何も言い返せず、ただただ地団駄を踏むだけだった。 そして、無性に宮部君のことが憎らしく思えてしまった僕は、声を大にして言ってしまった。沢山の父母が見守る授業参観のシーンで、言ってはならないことを言ってしまったのだ。 「うるせえ!黙ってろ!この出っ歯!」 正当な議論で言い負かされ、半ば投げやりに相手の身体的特徴に言及する。議論の内容とは全く関係ない次元で宮部君の出っ歯を口汚く罵る。今思い出しても赤面してしまうほどのみっともなさだ。 教室中に響き渡る僕の罵倒の声。凍りつく宮部君に班員達、そして父母達と担任。和やかな参観授業が一瞬にして最悪のムードに豹変した。 その日の放課後、下校した僕は怒りのアフガンと化した母に烈火のごとく折檻された。「人の体のことをバカにするような子供に育てた覚えはない」「宮部君がどんな気持ちだかわかってるのか」と、修羅の形相の母に泣くほど叱られた。「お前も出っ歯にしてやる」などと意味不明にペンチを手にし半狂乱になって怒る母に追い掛け回されたものである。何が彼女をそこまで宮部君に駆り立てていたのか。 あの時、僕が罵倒したあの時の宮部君の悲しそうな瞳が今でも忘れられない。一体、宮部君はどんな気持ちだったのだろうか。普段から冗談半分で出っ歯を指摘されていた宮部君だったが、あの時の表情はいつも以上に悲しげだった。 僕は普段から、自分は変態だとかブサイクだとか言っているし、周りからもそのように指摘されて笑顔で応えていたりする。それ自体は本当のことだから別に構わないと思うけど、さすがに真面目な議論をしている時にそれを出されると参ってしまう。 真面目に、真剣に自分の意見を主張しているのに、それが聞き入れられない。挙句の果てには議論相手に「うるせえ、ブサイクは黙ってろ!」と切り捨てられたらどうだろうか。議論とは全く関係ない部分で、自分の外見的特長を切り捨てられる。 きっと、悔しいやら悲しいやら歯がゆいやらで泣いてしまうかもしれない。 自分がやられて嫌なことは人にはしない、それは最も基本的で大切な信念ではないかと思う。だから、あの日以来、真剣な場面で人の身体的特徴には言及しないと心に誓った。それは人間として普通にできて当たり前なのだけど、宮部君の悲しそうな表情に誓って僕はやらないと心に決めた。 けれども、僕は別に正義の人でも聖人でもなんでもない。だから、面白いものだったらいくらでも言及するし、ネタにもする。それはある意味仕方がないことだと思っているから、普通にやる。逆も然りで、やられても仕方がない。ただ、真面目な場面ではゼッタイにやらないと心に決めているだけ。 しかし、そんな遠い日の宮部君の誓いを根底から覆しそうな男がいる。 我が職場の同僚であるチンポヘッド君。マッシュルームカットだかなんだかしらねえけど、とにかくキューティクルがたっぷり乗ったチンコみたいな髪型してるヤツがいるの。コイツが宮部君の誓いを破壊せずにはいられないほどの破壊力を秘めてやがる。 彼が普通に亀頭みたいな頭しやがってからに、真面目な顔して話しかけてくるもんだから、笑いをこらえるのに必死で真面目な話ができない。 「ちょっとpatoさん、この書類なんですけど・・・」 「ぷぷぷっ・・・な、なに?」 「ですから、この欄の記述が・・・」 「ぷぷぷっ・・・そ、そうね、ぷぷぷ」 とまあ終始こんな調子。さすがに宮部君に誓って「君、頭がチンポみたいだよ」とは議論中には指摘しないものの、おかしすぎて議論にならない。真面目な顔してチンコと議論する気にならない。 議論しながら必死に笑いを堪えるだけの僕。議論中に笑わない、指摘しないと必死に堪える僕、そう全ては宮部君のために。 しかしながら、いつも議論をするたびに小刻みに震えているためか、さすがにチンコヘッドも様子がおかしいことに気が付いたらしく、 「patoさん、何で僕と真面目に話をしてくれないんっすか」 とか言い出す始末。そんなもん、「キミの頭がチンコだから」とは言えるはずもなく、ただただ震えるだけの僕。しかしながら、さすがに笑いっぱなしってのも失礼な話なので、 「うん、ちょっとそのビートルズみたいなヘアースタイルがね・・・」 とまあ、かなり気を使って、抑え目に抑え目に指摘。コレぐらいのソフティな指摘ならきっと宮部君も許してくれるはず。 それを受けてチンポヘッド君は、 「そうですか、じゃあ、今度の休みに散髪に行ってきます」 と、僕の気持ちを理解してくれた様子。ありがとう、チンポヘッド君。 そして休み明け。 休み前は伸びきったチンポヘッドで、指摘せずにはいられなかったヘアースタイル。分かりやすく図解すると
こんなカンジ。さすがに、こんな歩くセクハラみたいなヘアーをした人と真剣にトークするほどのスキルは持ち合わせていない。僕はずっと心の中で彼に新しいヘアースタイルにして欲しいと切望していた。さすれば、真剣にお話しすることもできる。だから、遠回りながら彼に指摘することができてちょっとホッとしている。 そして、休み明け。ついに散髪を行ったチンポヘッド君が出勤してくる。いや、もう散髪してチンポヘッドではないのだから、そう呼ぶのは失礼だろう。とにかく、彼の新しい門出を祝福してあげる気分一杯で出迎えた。そう、今度こそ真剣に色々と議論しようではないか。 「おはようございまーす」 そういって元気良くオフィスへと登場した元チンポヘッド君は、 亀頭の形をしたまま短くなっていた。 変わってない、変わってないよチンポヘッド君。 これじゃあ、エレクトしてたチンポが萎えただけじゃない。エレクトしても萎えててもチンポヘッドはチンポヘッド。 「さあ、これで真剣に話してくれますね、patoさん」 ブランニューチンポヘッドを抱えた彼が得意げに言う。 「ごめん、短くしてもチンポみたいだから、笑いを堪えられない」 真剣な話をしながらも、耐えかねてついに指摘してしまった。宮部君との誓いを忘れてついに指摘してしまった。それほど彼のチンポヘッドの破壊力は絶大。 「ぶははははは、短いチンポヘッド」 タガが外れたように笑う僕。 たぶんきっと、僕はあの授業参観の日から何も成長していないのかもしれない。 ごめんなさい、宮部君。 5/5 偽名 人は、後ろめたい行動をしている時ほど本当のことを喋らない。 コンビニで買い物を済ませて歩いていたところ、店の裏手から話し声が聞こえてきた。なんだろうと少し視線をやると、年の頃は僕より少し上だろうか、恰幅の良いオタッキーな青年が携帯電話に向かって話をしていた。 「えーっと、今日はエミリちゃん出てますか?」 「あ、そうですか」 「じゃあ、何時からならいけますかね?」 「うーん、どうしようかな・・・」 「他にいい子います?」 「できれば若くて巨乳でサービスのいい子を・・・」 「あ、じゃあ、そのミクちゃんにしちゃおうかな」 「ええ、じゃあ9時からミクちゃん予約で」 どうやら、青年は風俗店に電話しているらしく、必死でギャルを予約していた。そして、ついにはエミリちゃんを諦め、若くて巨乳でサービスの良いミクちゃんを予約することに決めたようだ。 ったく、こんな場所で風俗の予約するなよな とか思うのだが、そのオタッキー青年は電話口でとんでもないことを言い出す。 おそらく、予約をした青年は店側から「お名前をよろしいですか?」と名前を聞かれたのだと思う。やはり、予約するにも客の名前なんかは必要だから、店側としては聞くのは当然のことだ。 以前に風俗店の経営者の方と話をした時に聞いたのだが、こういった予約の客が使う名前は圧倒的に「佐藤」と「田中」が多いらしい。やはり、みんなどこか風俗店に後ろめたい部分を感じており、なかなか本名は名乗れないようだ。そして偽名を名乗るうちにありきたりな「佐藤」や「田中」という名前を使ってしまう。 さてさて、コンビニの裏手で見かけたミクちゃんを9時から予約したと思われるオタッキー青年。彼が電話口でどんな偽名を名乗ったかというと 「ジャック・ビル・ヌーヴです」 いくらなんでもそれはやりすぎ。偽名すぎ。F1ドライバーじゃねえか。 青年は、電話を切ると、9時まであまり時間がないということから、鬼のような速さで車に乗り込んで走り去っていった。まさに修羅のような速さで大車輪の如きドライビング。 「ああ、だからジャック・ビル・ヌーブなのか」 満天の星空の元、なぜだか妙に納得しながら家路へとつきました。 5/4 グッピー 貧乏な家庭に育った僕にとって、熱帯魚は永遠の憧れだった。 家中の色彩が全て茶系だった我が家、古いタンスに古いテレビ、寝たきりの爺さんまで全てが茶色だった。単一色で彩られた我が家を恥ずかしく思い、沢山の色を欲していた。そう、僕にとっての熱帯魚は、まさしく色とりどりのカラフルさへの憧れだった。 大きな大きな水槽がライトで照らされ、水面と水槽の壁面に反射してカクテル光線のように降り注ぐ。水槽の底には色とりどりの砂利やらビー玉やらが敷き詰められ水槽の中を賑やかにする。そして、極めつけは色とりどりの色彩を放つ熱帯魚達。それは、まさにカラフルさのワンダーランドだった。そう、貧乏な少年は、熱帯魚の水槽に無限の宇宙を見出していた。 しかしながら、いくら熱帯魚に憧れようとも、貧乏な我が家では買えるはずもない。熱帯魚が買えないのはもちろんのこと、水槽やらライトやら、下手したら敷き詰めるビー玉すら買えないかもしれない。到底実現不可能な夢であることは分かりきっていた。というか、夢が叶ったとしても、畳部屋しかない我が家に熱帯魚は不釣合いだ。 僕は子供の頃からずっとそうなのだが、自分では実現不可能な願いを他の誰かに頼って実現させようとする傾向がある。少年時代の熱帯魚を欲した僕も、また他の誰かを頼ってその願いを実現させようとするのだった。 僕の思い出話に幾度となく登場する御曹司。我が家の近所に豪邸を構える財閥の御曹司。彼は僕とクラスメートだったのだが、僕とは対照的に何不自由なく過ごしていた。彼はいつも僕の横にいて、貧しいが故に叶えられない欲望をその財力で擬似的に叶えさせてくれた。 時にはファミコンをプレイさせてもらったり、自転車にちょっとだけ乗らせてもらったり。性格的には嫌なヤツで、できれば友達になんかなりたくないヤツだったけど、その財力だけは大好きだった。 そして、今回の「色とりどりの多彩さを有する熱帯魚」に対する欲望を御曹司を利用して叶えようとするのだった。いや、正確に言えば、もうその願いは最初から叶えられていた。 実は、御曹司の家には最初からデフォルトで、大きな大きな熱帯魚の水槽があったのだ。何故だか知らないが、トイレの横の洗面所に大きな水槽が置かれていた。まあ、この洗面所も、僕ら庶民では想像もつかないほどゴージャスで広々としていて、とても熱帯魚が似合う構えになっている。これが我がウサギ小屋の洗面所だったら、置いた端からガンガンと熱帯魚が死んでいきそうだ。似合わなさ過ぎる。 そんなこなんで、御曹司のものとはいえ、洗面所に置かれた熱帯魚の水槽を見る僕は、とても満足だった。まるで自分の物であるかのように錯覚し、右へ左へと泳ぐ数十匹のグッピーやらテトラナントカやらを満足気に眺めていた。 さすがに御曹司の豪邸である。熱帯魚といえども妥協は許さない。今の時代のプラズマワイドテレビ三台分はあろうかという大きさの水槽に、綺麗なライト光線。もちろん水草だって生えてるし、石に混じって意味不明にモアイ像とかまで沈んでた。そいでもって、ゴボゴボと泡が出るやつもあるし、水槽の上部には濾過器まで備えてやがる。ここまで立派な設備に多彩な熱帯魚だと、自分のものではないとはいえ誇らしい気分になってくる。 「うんうん、元気に泳いでるな、俺の熱帯魚達」 などと、他人の熱帯魚ながら非常に大満足。自分の熱帯魚でもないのに大満足。御曹司の家に行って、トイレに行くたびに満足な気持ちに浸っておりました。 でもね、思うわけですよ。カラフルで多彩な熱帯魚達を眺めて満足な気分に浸っていても、所詮は御曹司の所有物。やっぱり僕の物ではないんですよ。いくら満足な気分に浸っても意味を成さない。満足になればなるほど不憫な気持ちにすらなる。 それにですね、やっぱ自分の熱帯魚とかだったら自由に餌をあげたりとかできるではないですか。好きなときに水槽に餌を投げ入れ、楽しそうに餌を奪い合う熱帯魚達を眺めて満足な気分に浸る、そういう貴族みたいな気持ちになれるじゃないですか。 でもね、「餌やり」ってのは許されてなかったのですよ。御曹司のヤツが小憎たらしい顔して「熱帯魚ってのはナイーブなんだから、勝手に餌とかやるなよ、死ぬんだから」とか知った風な口聞きやがるんですよ。もうね、固く固く餌やりを禁止されていたのです。 でも、やっぱ人間って禁止されればされるほど、それがタブーであればあるほどやりたくなるではないですか。なんというか、言い知れぬ背徳感というかなんというか。とにかく禁止された行為ほどやりたくなる。 でね、御曹司の家に行って、トイレに行くたびに餌を入れたろう入れたろうと企んでいたわけですよ。なんというか、僕の心の中で天使と悪魔が「いいじゃん、入れちゃえ入れちゃえ、バレねえよ」とか「入れちゃダメよ、熱帯魚が死んじゃうわ」とか戦っていたわけなんです。 それでもまあ、やっぱ御曹司の教えに背くってのはかなりヤバイことでしたから、なんとか耐え忍んでいたわけなんですよ。やっぱ、御曹司に逆らっちゃマズい、ゼッタイにマズい、と自分に言い聞かせていたわけです。 でもね、その思いが爆発してしまった。 抑圧された想いが爆発すると、人間ってのは途方もない行動に出てしまう。 ちょうどその日も、熱狂的にファミコンに熱中する御曹司を尻目に、「トイレ行ってくるわ」とか断ってトイレに行ったわけなんですよ。で、洗面所の前を通るといつものように大きな大きな熱帯魚の水槽が目に入ってくるわけです。 グッ・・・、餌をあげたい・・・、でもやっぱりダメだ。 心の中に襲い掛かる欲望をなんとか抑え、トイレへと駆け込む僕。そして用を足す。その瞬間ですよ。用を足して安心したためか急に僕の心が緩んだんですよ。 熱帯魚に餌をあげたい、俺のかわいい熱帯魚達に餌をあげたい 激しく見当違いな想いが爆発してしまったのです。そして、もう次の瞬間にはトイレから飛び出し、洗面所にある熱帯魚の水槽の前に立っていました。 御曹司が何と言おうが・・・僕は熱帯魚に餌をあげる。それが僕の使命だから。 またもや激しく見当違いをし、水槽の横にあった熱帯魚の餌らしき缶を握り締め、そして、ちょっと背伸びしつつ水槽の上部へと手を差し出し、その缶をまぶしました。 パラパラパラ 黄色っぽい粉体が水面に落下し、シュワーと水面を走るように拡がっていきました。 うんうん、これを僕のかわいい熱帯魚達が食べてくれるに違いない。ありがとう、優しい飼い主さんとかお礼を言いながら餌をついばむ魚達。そこにあるのはペットと飼い主の信頼関係ですよ。もう僕はね、その瞬間には世界で一番優しい目をして、僕のあげた餌をついばむ魚達を見守っていましたよ。 しかし、その瞬間でした。 モァアー 何か様子が変なんです。明らかに何かが変なんです。 なんというか、普通は熱帯魚とかの餌って固体じゃないですか。固体のまま沈降していき、それを魚がついばむってスタイルではないですか。でもね、僕が水槽にまぶした黄色い固体も最初は固体だったのですけど、なんだか時間がたつに連れて水に溶けていってるんですよ。 もうね、見る見ると、信じられないスピードで水が黄色に濁っていくの。まさにモァアーという形容詞がふさわしいほど信じられないスピードで濁っていくの。あんなに透き通っていた水が、見る見るとまっ黄色に。 あわわわわわ・・・これは明らかに餌じゃない。餌ではない別の「何か」を入れてしまった。とか非常に焦っていると ぷかぁ とかいう音がふさわしいほど、次々と天に召された魚達が浮いてくるの。我先に我先にと先を競って浮いてくるグッピーやらなんやら死骸たち。明らかに死んだ魚のような目をしてたよ。 ぐわー、なっじゃこりゃ。ちょっとまぶしただけで水槽内の熱帯魚を全滅させるほどの凄まじいほど破壊力。なんなんだ、この黄色い粉は。魔法の粉か、毒薬か、と先ほど自分がまぶした缶のラベルを見てみると 「コンソメ」 とか書いてありました。 いや、なんで洗面所にコンソメがあるねん。明らかにおかしいじゃない。明らかにおかしいじゃない。なんでトイレの前の洗面所に、熱帯魚の水槽の横にコンソメがあるねん。 もうね、大量のコンソメが溶け込んだ水槽の水は見るからに美味しそうで、良い匂いを放っていた。まさにコンソメスープ。もちろん具はグッピーやら何やらの小魚たち。水草もなんか野菜みたいで美味しそうだった。 とにかく、御曹司にだけはバレてはマズイと思い、浮いてる熱帯魚の死骸たちを備え付けてあった網で回収し、ビニール袋に入れて持ち帰りました。現場には異様に黄色くなったコンソメ味の水槽の水だけが残り、泡をブクブクするヤツが空しくコンソメスープを泡立てていました。 結局、御曹司にバレはしなかったものの、家に帰って回収した熱帯魚の死骸を見ながら思いましたよ。こんなもの死んでしまえばただの小魚じゃねえかと。 ずっとずっと、色とりどりの多彩さに憧れて熱帯魚を欲していた僕。それが皮肉にも、色とりどりのコンソメスープの具として手に入れることに成功しました。 いつだって僕は望んだ物を少し曲がった形で手に入れてしまう。手に入れられることは手に入れられるんだけど、やっぱ曲がった形で手に入れても全然嬉しくないな。ビニール袋に入った、少しコンソメ臭のする具たちを眺めて、そう思うのでした。 それにしても、なんで洗面所にコンソメがあったのか今でも疑問だ。金持ちのすることはわからん。 職場のボウリング大会でした。職場の人間全員が出払って部署対抗でボウリング大会。豪華商品なんか出たりなんかして、部署の威信や意地がぶつかり合う灼熱のボウリング大会。 ホント、世界では未だに紛争が続いている国や、明日食う食事にも困っているストレートチルドレンやらが溢れている国があるというのに、僕らは呑気に球投げ。たった一本のワクチンで助かる命もあるというのに、アホ面下げてボウリング。どうなってんだ、俺達。 いやね、僕かてボウリングは大好きですよ。嬉しくって小躍りしちゃう勢いで喜んだりしますよ。もうボウリング、大チュキ!ってなもんですよ。 でもね、「職場の」ボウリングってのがありえない。むしろあってはならない。だって、職場で行くってことは上司とかいるんだぜ。死ぬほど負けず嫌い、勝てば官軍っていうほどになんでもありの上司。ヤツなら勝つためにはレーンに爆弾だって仕掛けかねない。そんなウンコ上司の元で部署対抗ボウリングとかありえない。 きっと、ガーターとか出そうものなら激しく叱責され、酷い拷問にかけられるに違いない。そいでもって、僕のせいで負けようものなら、次の日にはオフィスに僕のデスクはない。それほどに上司は「部署対抗」という言葉に燃えてる。 そんなわけもあって、「やりたくねー」とかなりテンションも下がり気味にボウリング場へと向かったわけですよ。かなり重い足取りで向かったわけですわ。 そしたらもう、集合時間の30分前だっていうのに、我が部署のメンバーは全員集結してましたからね。上司を囲んで円陣とか組んでましたから。みんなちょっと殺気立ってた。「いいか、死ぬ気でピンを倒していけ!」とか偉そうに言う上司。もう、テンションも下がる下がる、大盛下がり大会。どう死ぬ気になってもピンは倒れないと思うんだけど。 そいでまあ、我が部署のメンバーも3人ずつになって各レーンに散らばるわけではないですか。さすがに部署全員が同じレーンではプレイできませんから。で、僕のレーンに割り振られた三人といえば、 B子 大崎 僕 なんやねん、このメンバー。このメンバー割りは俺を殺す気か。 ここでちょっと、ライトヌメラーの方のためにメンバー紹介を。 B子(びーこ)[人名]-patoさんの職場のマッスル事務員。女性でありながらヘラクレスのような体躯を誇る。高校時代は陸上部で砲丸投げをしていて県の記録を持ってるらしいという事情通からの情報アリ。(Numeri辞典第四版より) 大崎(おおさき)[人名]-4月から我が職場にヘッドハンティングされてきたニューカマー。かなりのやり手でナイスガイ。patoさんより年上。patoさんの仕事上のパートナー。仕事に妥協を許さないタイプ。最近更新頻度が落ち気味なのはコイツのせい(Numeri辞典第四版より) とまあ、こんなメンバー。 僕だってホントはもっと仲良し同僚と和気あいあいとボウリングをやりたかったのに、こんな修羅みたいなレーンに割り振られてしまった。もう大崎のヤツなんか「絶対勝つぞ!」とか目が血走ってるし、みてらんない。 それでまあ、いよいよゲーム開始となるわけなんですが、その時ですよ。ゲーム開始前に投げる順番とか三人でゴソゴソ決めてた時に隣のレーンから 「ちょっと、あの人かっこよくない?」(語尾上げ気味) とかなんとかいうセリフが聞こえてきたわけですわ。それでまあ、一瞬、僕のことを指して「カッコイイ」とか言われてるかもしれないと期待して、バシュッと大車輪の勢いで声がした方を見たんです。 すると、そこには頭の弱そうな女子大生と思わしき四人組がキャッキャッと老人ホームのお遊戯みたいに球投げをしてました。明らかにパーマを失敗したっぽい女子大生が、 「あの人、かっこよくない?」(語尾上げ気味) とか球投げしながら言うてるんですわ。もちろん、僕の方ではなく大崎の方を見ながら潤んだ瞳で言うてるの。トローンと大崎を見ながらカッコイイ、カッコイイと。ちなみに、僕の方見ながら何かヒソヒソ言って大笑いしてました。 もうね、お前らレイプするぞと。お前らだって頭が弱いなりにボウリングをしにきてるんだろうが。だったら、隣のレーンに余所見なんかせずに黙って球投げしてろや。人のことカッコイイカッコワルイ言う前に、もっと速い速度で球を投げろや。 とまあ、ゲーム前から怒り滅却、怒りのアフガンですよ。 でもね、ここで女子大生に対して怒りを燃やすのは人間として間違ってる。カッコイイ、カッコワルイ言われるのは事実なのだから仕方がない。その部分で怒るのはジェントルメンとして間違っている。 でまあ、女子大生には怒りを燃やさず、大崎に対して怒りを燃やしたわけですよ。コイツと一緒に居るから、「あの人はカッコイイのに、一緒にいる人は変態っぽい」とか陰口叩かれるんですよ。全ては大崎の存在が悪い。 大体ですね、大崎のヤツは、外見はイケメンでナイスガイだわ短髪で今風の髪型だわ仕事もイケイケ、スポーツ万能、色黒、貯金上手と非の打ち所がない。それだけでも打ち首もんだっていうのに、おまけに料理上手らいいですからね。一体オマエは何のために生きてるんだと、僕ら非モテに絶望という名の引導を渡すために生きてるのかと真剣に問いたくなるわ。 それでまあ、外見やら料理やら仕事やら色黒では勝ち目がないですから、せめてボウリングぐらいではヤツに勝ちたい、とか闘志を燃やし始める僕。こう見えても僕はちょっとボウリングは得意ですから、大崎には勝てると思うのですよ。仕事や外見は全然ダメだけど。 もうそうなってくると、部署対抗とか上司の叱咤激励とかどうでもよくて、ただただ大崎に勝つために球を投げようと誓うわけですよ。 で、勝負を始める前に大崎のヤツに聞いたわけですよ 「大崎さん、ボウリングは上手なの?」 勝負に勝つには、まず相手のことを知ることが大切です。相手がどれくらいの力量で、どれだけ強いのかを知って対策を立てれば百戦危うからず。もう僕は職場の親睦大会とかかなぐり捨てて、勝負師として動き出していました。 そいでもって、大崎の答えは 「いやー、ボウリングはちょっと苦手なんだよねー」 とか言いながらバックからマイボールを出す大崎。なんですか、そのマーブルチョコみたいなマイボールは。わざわざ持ってきたんですか、アンタは。ムチャクチャ玄人じゃねえか。ボウリング玄人じゃねえか。 「他のスポーツは得意なんだけど、ボーリングだけはねー」 そう言いながら大崎のヤツ、手にプロテクターみたいなヤツつけてました。子供の頃に流行したアームナントカみたいなヤツ。手にはめるプラスティックせいのヤツでさ、ボタン押したらビュンビュンとか音がして、チカチカとチープなランプが光るヤツあったじゃない。あれみてえなプロテクターつけてるのよ、大崎のヤツが。 もう、玄人とか以前にコイツはプロじゃねえかと。ハッキリ言って、ムチャクチャやる気です、大崎のヤツ。 そして、いよいよ始まった、男の意地とプライドを賭けたボウリング対決。もう部署とか関係なくて僕の中では「僕(非モテ代表)VS大崎(ヤリチン代表)」の図式。僕達のレーンだけ熱く燃え上がってたね。ゴウゴウと空気に闘志が混ざって渦を巻いてた。ゼッタイに大崎を負かしてやる。 颯爽と、まるで鶴のようなフォームで投げる大崎。プロテクターから繰り出されるマイボールが唸りを上げてピンへと襲いかかる。 ガシャコーン!! もちろんストライク。なんの苦もなく10本のピンが倒れる。それを受けても大崎は喜ぶでもなく「ストライクで当然」といった表情。非常にムカツク。 でまあ、僕の投球の番になるんだけど、なんていうか、こういう時って全てが空回りするのな。ボウリングってのはメンタルなスポーツだから、ゼッタイコイツには勝ってやる!とか恨み辛みを持って鼻息を荒くして投げても空しいほど空回りするだけ。 でまあ、前半戦は当然のようにストライク・スペアを取っていく大崎に、ものの見事に空回りする僕という、見るも無残な展開に。前半戦の結果はこちら
もうね、前半戦終わって110対52。ほぼダブルスコアで負けてますからね。ありえねえ、ありえねえ。大崎のヤツ、スペアとストライクしかださねえんだもん。マーブルチョコみたいなマイボール投げやがってガシガシとピンを倒していくの。その反面、僕の方は全然倒れない、このレーン傾いてるんじゃねえかと言うほどに倒れない。 もうね、誰もが負けたと思った。誰もが、やっぱり非モテは何をやってもヤリチンには敵わないんだって会場には溜息すら漏れていた。っていうか、勝負心を燃やしてたのは僕だけなんだけどな。 けれどもまあ、ここまで見事に離されると、なにか清々しい気にすらなってくる。好敵手と河原で殴り合って、「へへへ、お前やるな」「オマエこそ」とか照れくさそうに言いそうな雰囲気になってくる。全然勝負になってねーんだけどそういう気分になってくる。 でもまあ、もう負けても良いや、なにも大崎のヤツをボウリングで負かさんでもエロビデオとかオナニーの際の手の動きとかで負かせば良いや、って諦めかけたその瞬間だった。 「さあ!いくよ!ワン、ツー、スリー!」 ボウリング場内にけたたましく鳴り響く松浦亜弥の「桃色片思い」。爆音で松浦が流れ、ピンク色の画面がレーン設置のモニターに映し出される。なんか誰かが場内に設置されてるジュークボックスでかけたみたい。 ぐおおおおおおおおおおおお!!1 あややーー!!1 なんでか分からないけど、この「桃色片思い」にいたく発奮した僕。頭の中では安西先生が出てきて「諦めたらそこで試合終了だよ」とかボウリングのボール持って言ってた。 負けるかー、大崎のボケがー! と心の中で叫びながら球を投げる僕は、明らかに確変に突入していた。もう、前半戦がウソのように活き活きとした球を投げていた。ちょっと体の色が赤くなってたかもしれん。 それでまあ、ガッコンガッコンとピンを倒していく僕。そんな僕に押されたのか思うように投げられない大崎。試合が終了してどうなっていたかと言うと
6連続ストライクッ!! 6連続ストライクッ!! ダブルターキー!! 大逆転勝利!! 圧勝という名の美酒。 なんだ、大崎のヤロウもたいしたことねえな。プロテクター装備にマイボール使用で負けてちゃ世話ねえよな。俺なんてボウリング場のボールにシューズ、おまけに靴下の色が左右違うんだぜ、そんな輩に完全装備で負けてちゃ世話ねえよな。 とまあ、大人げもなく大喜び。大崎のヤツは顔では必死に冷静な振りしてたけど明らかに悔しそうだった。そりゃ、こんなバラエティ番組みたいな負け方したら悔しいわな。 いやー、それにしても爽快、爽快。と勝利の美酒に酔いしれながら同一レーンでプレイしていたB子のスコアを見てみると
負けてました なんですか、女の子で180とか。ありえない、ありえない。 大体ですね、B子のヤツ、女の子なのに15ポンドのボール(店で一番重い逸品)を投げてましたからね。しかも信じられないスピードで。ピンが砕け散りそうになってたもの。まさに、もののけボーリング。ケモノが球を投げとる。 そのご自慢のマッスルから繰り出される「かいな力」でビュンビュン投げるB子。B子の投げた球が通った後はペンペン草一本生えない、そんな趣だった。きっと、彼女はどっかのバイオテクノロジーが生み出した人間兵器に違いない。そう確信したね。 結局、B子には負けはしたものの、見事に大崎を打ち負かした僕。非モテだって頑張ればヤリチンを倒せるんだ、と全国の同士の励みになればと思っております。僕、頑張ったよ。非モテだってやればできるんだよ。 ちなみに、そんな個人的な勝負は置いといて、部署対抗マッチの方はどうなったかというと、女性ながら180とかいうスコアを叩き出したB子がMVPを獲得しましたが、総合成績では二位と惜しい結果に終わりました。プロボーラーみたいな4人組を擁する他の部署が優勝しました。 僕やB子、それに大崎が頑張ったというのに何で総合得点で負けたかというと、上司が54とかいう小学生みたいなスコアだった、それが主な原因です。 一番威張って意気込んでたヤツが一番足を引っ張っているという結末に。 明日は朝早く職場に行って、上司のデスクを隠そうかと思います。 「他人の不幸は蜜の味」 とまではいかなくても、他人の不幸話で笑ってしまうことがある。 今朝の話。 平和に山菜取ってて熊に襲われたら恐いよなー そんなのを超越して笑ってしまう出来事が。 その、熊襲撃ニュースを伝えるレポーターが、 熊谷さんだった。 熊のニュースに熊谷さんて。 でも、それが人間の本質。
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
NUMERIはかなりフリーリンクです。無断転載、無断改変、無断紹介なんでもどうぞ。 IE6.0で動作確認しています。その他のブラウザではキ○ガイみたいなレイアウトになってるかもしれません。 |
[Back to TOP] |