2009年4月17日 22時45分更新
千葉市の自動車部品販売会社が不正に改造した車にうその保安基準適合証を交付するなどしていたとして、関東運輸局は17日、この会社に対し、指定自動車整備事業の指定を2年間取り消す行政処分を行いました。
行政処分を受けたのは、東京・江東区にある「オートバックスセブン」の子会社で、千葉市稲毛区山王町の「オートバックスベネフィット」です。
関東運輸局によりますと、この会社は、自社の店舗「スーパーオートバックス千葉長沼店」で去年6月から半年間に、乗用車に車体からはみ出すほどの幅広いタイヤを取り付けたり、車高を極端に低くするなど不正に改造した乗用車に、国の基準を満たしているといううその保安基準適合証を交付したりした道路運送車両法違反があわせて5件見つかったということです。このため関東運輸局は17日、この会社に対し、指定自動車整備事業の指定を取り消す行政処分を行い、会社は今月20日から2年間、車検業務が行えなくなりました。親会社にあたるオートバックスセブンによりますと、社内監査で不正が見つかったということで「関係者に迷惑をかけて申し訳ありません。今後、グループをあげて再発防止に努めたい」と話しています。