六月二十一日に第一回公開試験が行われる「なにわなんでも大阪検定」(大阪商工会議所主催)の公式テキスト「大阪の教科書」(創元社、A5判、三百二十ページ、千九百九十五円)の販売が九日から、書店、インターネット書店で始まった。
「大阪の教科書」を手に受験を呼び掛ける橋爪教授=9日午後、大阪市中央区 |
同テキストは、大阪検定企画会議座長の橋爪紳也大阪府立大特別教授が監修。国語、社会、体育、芸術など学校の教科書に模した構成で、大阪の歴史、言葉、食べ物をはじめ、埋もれた文化資源やスポーツ、サブカルチャーなど、広く大阪の魅力を伝える内容となっている。
同日、大阪市中央区の大阪商工会議所で記者会見を行った橋爪教授は「資格を取るためではなく、大阪の誇りを取り戻すために勉強してほしい」と強調。発行元である創元社の松浦利彦課長は「(この本で)ステレオタイプの大阪を払拭(ふっしょく)してほしい」と受験を呼び掛けた。
検定試験の申し込みは五月十三日までで、「受験案内書(申込書付)」による郵送、もしくは大阪検定公式ホームページ(http://www.osaka−kentei.com)から申し込む。受験案内書は大阪商工会議所、大阪府、大阪市、堺市関連施設などに置くほか、同テキスト販売書店でも配布する。
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