国民新党の亀井静香代表代行は17日、民放の報道番組の収録で、小沢一郎民主党代表の進退について「今の状況で選挙すれば、民主党はさんたんたることになる」と指摘。「党のために身を捨てて今の空気を変えないと負ける」と述べ、次期衆院選への影響を考慮し代表を辞任すべきだとの考えを示した。
さらに亀井氏は記者団に対し、小沢氏と15日に会談し「100年に1度の経済危機の中で日本がどういう役割を果たすかという仕事は、あなたしかできない。代表を辞める、辞めないは一部に過ぎない」と辞任を進言したことを明らかにした。小沢氏の反応について、亀井氏は「真剣に聞いてくれた。小沢さんなりに理解してくれたと思う」と語った。【小山由宇】
毎日新聞 2009年4月17日 22時12分(最終更新 4月17日 23時21分)