青森市の県保険医協会に加盟する市内の医療関係者らは15日、青森市長選に立候補している候補者3人に医療政策の緊急提言をした。協会は、市長選の公約や争点に医療問題が取り上げられていないとし、14日に「青森市の医療を語る会」を開いて提言をまとめた。
提言は(1)市民の医療負担の軽減(2)予防や検診など健康増進のための具体策(3)医師不足の解消(4)医療と福祉、介護ネットワークの構築(5)医療行政の情報公開の促進と議論の場づくり(6)市民生活や健康に直結した分野への予算の重点的配分--の6項目を基本とし、具体的な内容を盛り込んでいる。
協会は「市民病院などで医師不足や医療関係者の過重労働が深刻。緊急の対策を新市長にお願いしたい」としている。【鈴木久美】
毎日新聞 2009年4月17日 地方版