こちらのSatoshi Ogata氏のHPにインストールから運用までがしっかりと紹介されている。
→ http://home.att.ne.jp/apple/wizard/wincvs/
以下は、自分の利用方法を一例として示すためにまとめたもの。
詳細については上記をはじめとする有用なレポートが既にネット上に
あるのでそちらを参照されたい。
WinCVSで新規のモジュール(プロジェクト)を簡単に作成する方法を
まとめる。WinCVSがインストール済みであること、リポジトリが
作成済みであること、ネットワークは利用しないことを前提とする。
- プロジェクトを入れておくための空のフォルダを作成する。
実際の場所はチェックアウト時に指定するので、このフォルダは
どこに作ってもよい(tempが適当)。
- 予め、登録することが決まっているファイルを一つ
フォルダ内にコピーしておく。まだ決まっていない場合は
空のテキストファイルでよいので、最低一つのファイルを
フォルダ内に入れておく。
- WinCVSを起動
- WinCVSのメニューからインポートを選択
- 先ほど作成したフォルダを選択
- インポートするファイルの種類選択が出てくる。
テキストファイルならテキスト、バイナリならバイナリに
なっているか確認し、問題なければ「続行」を押す
- インポートウィンドウが表示されるので、
ベンダーに自分の名前など、リリースに最初のリリースで
あることを示すような名前を入れてOKを押す
*「CVS はコード 0 で終了しました」というメッセージ
が表示されたら、新しいモジュールの登録が完了する。
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先ほど登録したモジュールをチェックアウトする。
- 作成からチェックアウトを選択
- チェックアウトのフォームでは、先ほど登録した
モジュールの名前(osaru)と、チェックアウト先のフォルダを
選択。ここでは開発用フォルダをDドライブの「\Personal\jphone\osaru\」
としたいので、「D:\Personal\jphone」を選択しておく
*「CVS はコード 0 で終了しました」というメッセージ
が表示されたら、チェックアウトが完了する。うまくいけば
下記のようにチェック付きのフォルダがWinCVSで確認できる。
*tempなどに作成したインポートに利用したフォルダは
不要なので削除する。
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プロジェクトに必要になったファイルを、チェックアウトした
フォルダにコピーした後に追加していく。
- プロジェクトに必要なファイルをコピーした後、
まずはテキストファイルを選択して「追加」を押す
- 選択しているファイルのどこかで右クリックをして
表示されるポップアップメニューから「格納(Commit)」を
選択する。コメントはその名の通りそれを格納した状態や
変更理由を記録しておくもので、「初期登録」などと
記入しておけばよい。
- 次に、バイナリファイルを登録する。バイナリファイル
をテキストファイルと同様に選択し、「追加」のとなりの「バイナリ
ファイルの追加」を押す
- テキストファイルと同様にコミットする
- フォルダを登録したい場合は、プロジェクトフォルダ内に
フォルダを作成しておき、それをテキストファイルと同様に追加する
(コミットは不要)
*上記を繰り返して、プロジェクトに必要なファイルやフォルダを
すべてCVSに登録していく。
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プロジェクトが出来上がったら運用を開始する。ここではネットワーク
を利用しない個人プロジェクトの例を示しているので、ログインなど
は行わない。
- エディットしたいファイルを選択して「編集を開始」を押して編集可能にする
↓
- 変更が加わるとファイルが赤いマークになる。
更新を反映させる場合は、赤くなったファイルを選択して
右クリックして「格納」を選択する
- 加えた変更の理由を記述しておく。変更箇所は差分などで
把握できるので、ここではそれを行った理由を記述しておく
基本的にはこれを繰り返して開発を行っていく。
c:\cvsrootのバックアップは毎日にとることを
お薦めする。
更新(Update)の設定によって、コミットしたどの時点の
ファイルへも状態を戻すことが出来る。このため、気軽に
改造を行うことが出来るようになる。
共同作業に限らず、個人開発でもCVSは大変有用である。
是非とも導入をお薦めする。
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