2008年中に全国の警察が届け出を受けた医療事故は226件だったことが16日、警察庁のまとめで分かった。前年より20件(8.1%)減少したものの、00年に急増して以降、高い水準が続いている。一方、同年中に警察が業務上過失致死容疑などで送検した医療事故は79件。前年比13件(14.1%)減で、5年ぶりに80件を下回った。
昨年中の届け出の内訳は、医師や医療機関など「医療関係者から」が前年比4.1%減の186件で、全体の8割を占めている。被害者や遺族など「被害関係者から」は同11件減の32件、報道などによる「その他」は8件だった。(07:02)