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NIKKEI NET

更新: 2009/04/17 02:10

UBS、1―3月期に2兆円の資金流出 守秘義務緩和を嫌気

 【ジュネーブ=藤田剛】スイス金融大手のUBSは15日に開いた株主総会で、2009年1―3月期に資産管理部門から230億スイスフラン(約2兆円)の資金が流出したことを明らかにした。米政府の要請を受け、2月にUBSが顧客情報を例外的に開示した後に大半が流出しており、脱税目的で資産をスイスに移していた海外顧客がスイス政府による銀行守秘義務の緩和を嫌気したとみられる。

 UBSは同時に09年1―3月期決算の最終損益が20億スイスフランの赤字になったもようだと発表した。赤字は2四半期連続。顧客の資金流出のほか、米国の信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)の損失処理や保有株の下落が響いた。

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