佐賀新聞ひびのニュース

ホーム>佐賀新聞 ひびのニュース>萌えて佐賀―ゆるキャラの“春”到来

title2.gif
moete.gif

トップ 唐ワン体操 佐賀のゆるキャラ
↑今ココ↑ ↑動画で紹介↑ ↑画像&プロフィル↑

yurutop.jpg

 彦根城の「ひこにゃん」、奈良の「せんとくん」など、各地の「ご当地」マスコットキャラクターが”ゆるキャラ”として昨年大ブレーク。地域を超えて、日本中で愛される存在になった。一見アナログな着ぐるみを、全国に知らしめる原動力はインターネット。地域のキャラがネットを通じ、一夜にして全国の人気者になっている。

 佐賀県内にも地域やイベントの盛り上げ役として活躍するマスコットキャラクターが多数“生息”。「なぜどこでもマスコットキャラクターなの」と疑問がでるが、理由はもちろん宣伝。人気が出れば多くのメディアに取り上げられ、さらにはイメージアップにもつながる。

 例えば「ひこにゃん」の経済効果は、グッズ販売や彦根城を訪れた観光客の消費など174億円(滋賀大学調べ)に上る。自治体や企業にとっては「かわいい」だけでなくて、着ぐるみの原材料やデザイン費など少ない費用で大きな宣伝効果が得られる「おいしい存在」というのが本音だ。

 さらに昨今はインターネットの普及で、ご当地に行かなければ会えなかった地域のマスコットも身近な存在に。鳥栖市の「とっとちゃん」はネットの「2ちゃんねる」上にもスレッドが立つほど注目を集め、その「かわいさ」から字のみでキャラクターを描くアスキーアート(文字絵)も登場するなど、地域を超えた人気ぶりを見せる。

 さて今年はどのキャラが当たるのか。県内の“ゆるキャラ”マップの中からも、一躍メジャーで活躍するキャラクターが飛び出るかもね。

【写真】唐津観光大使として大活躍の「唐ワンくん」(後列中央)をねぎらおうと集まった県内外のご当地キャラクター=2008年12月20日、唐津市内