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日本文芸家協会がGoogleに抗議声明 「日本の著作権者と出版社を大混乱に」

Googleブック検索をめぐる米国訴訟の和解合意の影響が日本の著作権者にも及ぶ問題で、日本文芸家協会はGoogleに抗議する声明を発表した。
2009年04月16日 09時53分 更新

 米インターネット検索大手「グーグル」の書籍全文検索をめぐり、米国内での著作権訴訟和解合意が日本の作家らにも影響するとされる問題で、日本文芸家協会は15日、「日本の著作権者と出版各社を大混乱に巻き込んだ」などとして、米グーグル社に対し、抗議声明を発表した。

 グーグルは書籍の全文をデジタル化し、ネット上で閲覧できるシステムを構築。著作権を侵害しているとして米国の出版社などが提訴していたが、昨年10月、(1)無断でデジタル化した書籍に対して解決金を支払う(2)今年1月5日以前に刊行された書籍などをデータベース化し、商用使用できる−などの内容で和解案に合意した。

 日本文芸家協会の声明文は、和解案が重大な内容であるにもかかわらず、日本での通知が一部新聞などに広告を1回掲載しただけだったことを指摘。「信じられないほどの日本の著作権者に対する軽視。相談窓口も設けられていない」などと、同社の姿勢を批判した。

 同協会では、「全世界の著作権者を米国の法律・手続きで拘束することは極めて不当」と反対の立場を示しているが、著作権者の利益を考慮して和解案には応じる方針。その上で、作品データの削除を要求するよう会員らに薦めている。グーグル書籍検索で表示される会員ら約4300人に、アンケートを送付。その結果を受けて今後、グーグル側と交渉を進める。

 一方、日本ペンクラブも同日、定例理事会で、グーグルに対して声明を出す方針を決めた。近く内容を発表するという。

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Google | 著作権 | Google Book Search | 出版 | 著作権侵害


[産経新聞]

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