土岐市のホームページのURL(アドレス)に何者かが書き込みを行ったため、11日午前1時25分から12日午前10時50分までの間、ホームページを閲覧できない状態になっていたことが13日分かった。同市では、防御対策を取った上で修復したが、この間に268件(重複含む)がアクセスできなかった。
同市によると、被害を受けたのは公開ウェブサーバーで、トップページの表示用インデックスファイル。利用者から「ホームページが見られない」と通報があり、調べたところアドレス後半に外部から書き込みがされていた。このアドレスにアクセスすると、ラテン語で「ページが正しく表示されません」と書かれた暗い静止画面が表示され、ホームページに入れなくなった。別サイトへの誘導や不正プログラムの埋め込み、ウイルスなどは確認されなかった。
同市では安全対策が不十分だったとして、再発防止のための防御策を施した。【小林哲夫】
毎日新聞 2009年4月14日 地方版