居候の意の「寄食」ならぬ「奇食」という。変わった食べ物のことだ。「奇食ハンター」を自称する愛知県の会社員森村剛士さんが、本紙夕刊(八日付)で紹介されていた。
いかチョコ、納豆コーヒーゼリーサンド。名前からは想像もつかないような珍しい食べ物を求めて森村さんは各地に足を運び、通信販売で取り寄せる。
全国の奇食を掲載した自身のホームページも好評という。岡山のご当地グルメ、備前市日生町のカキ入りお好み焼き「カキオコ」とカキフライをトッピングした「カキフライソフト」も登場する。
森村さんは奇食のジャンルとして「奇抜な店主の奇想天外な発想」「食文化圏が異なる食べ物」のほかに「地域振興などで地元の特産を売るため」を挙げる。地元特産をアピールしようと、試行錯誤の中で異色のドッキングが生まれるといえよう。
近年、各地で意外な組み合わせの新商品が相次いでいるのがスイーツの世界だ。キャラメルに塩をきかせた塩味スイーツをはじめ、しょうゆやみそを使ったチョコやケーキなど、とにかく多彩。しかも素材は従来からあるものばかりだ。
地方には豊富な食材がある。大胆に組み合わせることで、新しい味が生まれるかもしれない。最初は抵抗があっても食べてみると口に合う。そんな意外性が話題を呼ぶ。