さらに色を塗る

  

1・黒色部分を塗る

  肌と同じ要領で黒色部分を塗っていきます。
  新規レイヤーを作成したら、ベース色で該当箇所を塗りつぶします。
  それから、すでに塗ってある、肌色部分にはみ出してしまったベース色を
  消しゴムツールで丁寧に消していきます。

  消しゴムで消すのが面倒な箇所は自由選択ツールを使います。
  背景を選択した状態で、削除したい箇所をクリックすれば、クリックした線の内側が選択されます。
  同じ様にShiftキーを押しながら、クリックすれば、どんどん選択範囲が足されていきます。
  次に、消したいレイヤーを選択してから、キーボードの”BackSpace”を押して削除しましょう。

  この時、選択しきれなかった部分が残ってしまうので、
  選択を解除(Ctri+D)してから消しゴムツールで消しましょう。

  自由選択ツールを使う際には、必ずオプションタブをクリックして
  アンチエイリアスにチェックを入れてください。
  また、上手く選択が出来ない時はココの数値を変えましょう。

※塗る順番はいつも適当です。
 一応、濃い色からとか、範囲の広い所からとか、ちょっと優先する場合も有りますが
 どこから塗っても、まぁ、大丈夫だと思います。

 

2・色を調節する

  続いて影色を塗ります。ここも最初に塗った肌色と同様に進めてください。

  上の様に、適当な色を選択して、いざ着色してみましたら、イメージと違ったという場合は
  色々な方法で色を変えることが出来ます。その中から簡単な方法を3つ。

  1つは不透明度を変える方法。色が濃すぎた場合に有効です。
  ただしベース色ではなく、影色やハイライトにし使用してください。
  ベースの不透明度を変えてしまうと、後々泣くことになります。

  2つ目はメニューバー⇒イメージ⇒色調補正⇒色相・彩度で色を調節する方法。
  選択してあるレイヤーの色のみを、変える事が出来ます。ベース色でも使ってOK。
  文字で説明するのは難しいので、実際に弄って試してみてください。中々便利です。

  3つ目は、色を丸々塗り替えてしまう方法。
  色を変えたいレイヤーをCtrlキーを押しながらクリック、範囲を選択します。
  ここで新規レイヤーを作成、塗り変えたい色を選択して、塗りつぶしツールで塗りつぶせば完成です。
  カラーピッカーから色を選ばないと落ち着かない!って人はこれで色を変えましょう。

  

3・とにかく塗る

  どんどん塗っていきましょうー。
  新規レイヤー→塗る→結合…を繰り返して1色ずつ塗っていきます。

 

4・ラインを入れる

  服などに模様がある場合は、該当箇所を塗った後に、模様を入れます。

  今回の場合は、赤い服の袖に黒のラインを入れるので、赤色のレイヤーは肌色等のレイヤーと
  結合せずに、その上に1枚新規レイヤーを作成します。(上図参照)
  次にCtrlキーを押しながら、赤レイヤーをクリック。選択範囲を作成します。
  それから、新規レイヤーにラインを描いて、今まで通り彩色しました。


5・ベースが白い場合の着色
 
  ベースの色が白の場合、塗っても背景の白と混ざって分かり辛いです。
  そこで、最初は関係ない色(今回はピンク)でベースを塗り(上図 A)
  その後、ピンクに塗ったレイヤーをCtrlキーを押しながらクリック。
  新たに新規レイヤーを作り、それに塗りつぶしツールで白に塗りつぶせばOK。(上図 B)
  あとは、普通に影を塗り、(上図 C)ラインや模様があれば書き込み仕上げましょう。(上図 D)

※これは塗っても見辛い色(主線と似てる色等)にも効果的です。


6・残りも仕上げる

  残りの猫耳、髪も塗ってしまいます。
  髪のハイライトについては、次ページへ。
  髪にハイライトを入れる場合は、髪のレイヤーは
  他のレイヤーと結合させないでください。⇒レイヤーの状態


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