下書き


1・どんな絵にするか考える。

  描きたい絵のイメージを少しだけ形にします。
  紙の隅にでも小さくメモをして置けば、
  頭の中でイメージしていた絵と描きあがった絵が全然違う!って事が減ると思います。
  正直、人に見せるようなものではありませんので
  自分が分かればOKなくらいの線で描きます。

  今回は練習用素材として線画をアップする事を考えて
  『簡単な絵、塗りやすい絵』というテーマでそれに沿ったラフを描きます。

  ある程度、絵を描いていると構図に悩む事が多くなるので
  普段から思いついた構図をメモっておくと便利です。


2・ラフを描く。

  上で描いた構図案を元に大まかなラフを描きます。
  バランスが悪くなるのを防ぐ為、あまり描き込まずにササッと描きましょう。
  顔を描く時は顔だけを見る…とかやると、バランスが悪くなりがちです。気をつけましょう。
  絵全体を見て、頭の大きさ、肩幅や腕の長さに気を付けて描くと良いと思います。

  今回の場合は、上の構図案が比較的描き込んであったので、再利用。
  スキャナで取り込んで、200%拡大して印刷した後、これを下敷きに下絵を描きます。
  印刷する時に線を濃くしておけば、印刷した紙の上に、真っ白な紙を乗せれば絵が透けます。
  ご家庭にトレース台がある場合は、普通に光で透かしながら描きましょう。

  絵は大きく描くよりも、小さく描いた方がバランスが取り易いので、利用出来る時はどんどん利用して行くと吉。

※トレース台とは、中に蛍光灯が仕込まれている箱。
 これがあると、下絵等の紙に光を当てて線を透かしながら絵を描けるので便利。
  
  

3・おかしな所が無いかチェック。

  鏡に映したり、紙を透かせたりして、絵を反転した状態で、デッサン狂いがないかチェックします。
  おかしいと感じたら分かる範囲で直していきます。

  他にも遠くから見てデッサン狂いをチェックする方法もあります。
  また、スキャナで取り込んで、絵を縮小して見るのも1つの手です。


5・下書き完成。

  こんな感じで一応、下書きが完成しました。
  時間に余裕があればさらに1晩寝かせて、見直しをすると、ミスやデッサン狂いに気付く事があります。
  3ヶ月くらい寝かせると、直す所がいっぱいになります。(´д`;)


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