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呪いつづけて10周年……新たに始動した “『呪怨』プロジェクト2009”の記者発表でアッキーナを襲った恐怖とは?! |
1999年に制作され、あまりの恐ろしさに口コミで話題となり、伝説と化したビデオ版『呪怨』。その誕生から10周年となる今年、原点の恐怖に回帰した新たな『呪怨』が公開されることを記念して、 “『呪怨』プロジェクト2009”記者発表が行われた。会場では、映画『呪怨 白い老女』『呪怨 黒い少女』の監督と出演者たちが登壇したほか、Wii向けタイトル「恐怖体感 呪怨」の発表も行われた。
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『呪怨』は、この世に強い怨念を残して死んだ佐伯伽椰子が、その呪いによって多くの人々を巻き込んでいくというホラー作品。ビデオ版の人気の高さから映画化。さらにはハリウッドでリメイク版が製作され、日本人監督の作品としては初となる全米興行収入1位を獲得したことでも話題を呼んだ。
『呪怨』10周年を迎える今年、新たに『呪怨 白い老女』『呪怨 黒い少女』という2作品が劇場公開される(6月27日より新宿バルト9/梅田ブルク7にて同時上映)。南明奈と鈴木裕樹を主役に迎えた『呪怨 白い老女』では、一家惨殺事件の被害者が、かつての親友である“あかね(南明奈)”のもとに姿を現すところから物語が動いていく。そして加護亜依と瀬戸康史が主演する『呪怨 黒い少女』では、生まれてくることのできなかった者の恨みが少女を蝕み、やがて周囲の人々を呪っていくという物語が描かれる。
 | (写真左:一瀬隆重 氏 / 写真右:清水崇 氏) |
発表会では、まず始めに『呪怨』シリーズで監督を務めた清水崇氏と、プロデューサーの一瀬隆重氏が登壇し、「僕自身が怖がりだったから、そこから発想が生まれて、それを煮詰めることで『呪怨』が生まれました。こんなにシリーズ化され、世界観が広がっていくとは思っていませんでした」(清水)、「清水監督の短編を見せてもらったのがきっかけで『呪怨』の企画がスタートしました。ビデオ版が全然売れず悩んでいましたが、レンタル店での回転率が異常なことになり、それが話題になって映画版も製作された不思議な作品です」(一瀬)とコメント。また、最新作で起用した三宅隆太監督と安里麻里監督に関しては、「候補の監督は数十人居ましたが、その中から『呪怨』にふさわしい脚本を書いた2人が勝ち残りました」(一瀬)、「2人の作品は観ていたし、親交もあったので安心して任せられました。僕がやっていた『呪怨』ではなくて、新しいものにしてほしいと託しました」(清水)と、選考時の裏話を披露してくれた。
次に『呪怨 白い老女』『呪怨 黒い少女』の監督と出演者たちが登壇。「リメイクでもない、続編でもない、ネオ『呪怨』をどうやったら作ることができるのか?というのが最大の課題でした」(三宅)、「『呪怨』はすごく有名な映画だし、初ホラーなので自分にできるかという不安もありましたが、頑張りました」(南明奈)、「『呪怨』シリーズに参加できたことを心から光栄に思います。楽しんで撮影できたので、仕上がりにも期待してください」(鈴木裕樹)、「『呪怨』には“白い子供”が登場しますが、今回は“黒い少女”というまた違ったキャラクターを使って怖さを追求しました」(安里)、「台本を読んだ時に、本当に『呪怨』という作品に出るんだと実感してうれしかったし、現場に行くのも楽しみになりました」(瀬戸康史)、「映画はすごく怖いんですけど、とても深い内容になっているので、公開を楽しみにしてください」(中村ゆり)と、それぞれがコメントした。
“『呪怨』プロジェクト2009”では、ついにゲームの世界にまでその恐怖を広げることになる。それが、AQインタラクティブより2009年夏に発売が予定されている、Wii向けホラーゲーム「恐怖体感 呪怨」だ。プレイヤーは、Wiiリモコンを懐中電灯に見立てて、不気味な廃墟をさ迷うことになる。発表会では、エグゼクティブプロデューサーのビル・リッチ氏と吉原正訓氏が登壇し、「ゲームを開発するに当たり、いろいろなホラー映画を観ましたが、その中で『呪怨』がWiiで開発するゲームの題材にふさわしいと考え、プロジェクトをスタートさせました」(ビル)、「このゲームでは、とある一家を襲う惨劇をオムニバス形式で体験することができます。また、2人目のプレイヤーが脅かし役としてゲームに参加できる“イタズラ機能”も搭載しています」(吉原)と、ゲーム開発の経緯と内容に関してコメントした。まるでその空間に吸い込まれるような臨場感あふれるグラフィックや、清水氏が監修する恐怖演出は必見だ。すべての呪いの起源となった“佐伯邸”も忠実に再現されるとのことなので、『呪怨』ファンは発売を楽しみにしておこう。
 |  |  | 「恐怖体感 呪怨」 | | 写真左:ビル・リッチ氏 / 写真右:吉原正訓氏 |
この「恐怖体感 呪怨」をいち早くプレイできる“先行恐怖体感イベント”が、5月9日に開催されることも決定した。募集人数は40組80名。受付は“恐怖体感 呪怨 公式ブログ”にて行われるとのことなので、発売が待ちきれないという人は応募してみよう。
なお、記者発表の最後には、フォトセッションの時間が設けられていたのだが、なんとそこに“白い老女”が乱入し、映画の出演者たちを凍りつかせるというハプニングイベントが用意されていた。本気で驚いている南明奈さんの表情に注目してほしい。 (編集部:島津)
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