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「らくらくホン」に似てるか訴訟 ドコモとSB、和解

2009年4月15日19時51分

 NTTドコモと富士通が、両社が開発した高齢者向け携帯電話「らくらくホン」に酷似した製品をソフトバンクモバイル(SBM)と東芝が売り出したとして、不正競争防止法に基づき製造・販売差し止めの仮処分命令を求めていた訴訟は15日、東京地裁で和解が成立した。

 争点となっていたのは、昨年3月にSBMが発売した「かんたん携帯821T」。三つの短縮ダイヤルボタンや十字キー、画面表記がすでに人気を集めていた「らくらくホン」シリーズに似ているとして、ドコモ側が発売直後に仮処分命令を申し立てた。

 関係者によると、19回目となったこの日の審理でSBM側が近く発売するかんたん携帯の後継機種で、ボタンの形などを酷似させないことなどで合意した。NTTドコモ広報部は「次機種について合意できたことは有意義だ」、SBM広報室は「ユーザーに影響のない形で解決できたことに満足している」とコメントしている。

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