しかし、線画を描き、スキャナで取込んでも、それが綺麗でなければ色を塗るのは難しいのです。無駄なやり直しも増えます。
そこで今回は、紙に描いた線画をPCで清書する方法を紹介させていただきます。
まず、スキャナで線画を取込みます。
これをGIMPで開きます。
次に新規レイヤーを作成します。
新レイヤーの名前はそのまま線画でokです。
塗りつぶし方法は透明にして置いてください。
こうして、新規レイヤーが取込んだ線画の上に作成されました。
もし仮に下に作成された場合は、画面にあるレイヤーをマウスでドラッグすれば、上下を変えることができます。
まず、作業に入る前に、現在選択されているレイヤーが、新しく作成された線画レイヤーであることを確認してください。
パスツール(←リンク記事参照)で線画をなぞります。
目的のポイントをクリックすると、その点を結ぶようにパスが引かれます。
パスをマウスでドラッグすると、パスを曲げることが出来ます。
少しコツが必要ですが、慣れるまで練習してみてください。
非常に重要なツールです。
パスが思ったとおり線画の上に乗ったら、メインウィンドウの“パスをストローク描画”というボタンを選択します。
線の幅は各絵のサイズで決めてください。
“ストローク”ボタンを押すと、このようにパスのラインを引いてくれます。
パスツール以外…(例えば消しゴムツール)を選択してしまうと、今までのパスは消えてしまうので注意してください。
(復帰させる方法もありますが、それは後日…)
同様にして透明な“線画”レイヤーにパスを使って元絵をなぞっていきます。
さて、ここで元絵を非表示にして見ましょう。
(今回は見易さを考えて、元絵と線画レイヤーの他に白のみのレイヤーを追加しています。)
線の端の部分が太くて、少しみっともない感じがします。
そこで消しゴムツールを使います。
この太い線の先を削るように消しゴムで消すと…
このように線の雰囲気を変えることができます。
これを何度も繰り返して、線画を完成させます。
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