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2009年4月14日(火) 19:25 |
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ミツバチがいなくなる、農家が悲鳴
ミツバチがいなくなる、そんな現象が全国的に起こっています。
蜂蜜を採る養蜂業だけでなく、果物の受粉などにもミツバチは不可欠で、岡山・香川でもミツバチ失踪の影響が出始めています。 香川県高松市にある中田養蜂、セイヨウミツバチを800個の巣箱で飼育し、主に受粉用に農家へ出荷しています。 しかし、おととしからミツバチの数が激減し、普通なら巣箱一杯になるミツバチが半分ほどしかいなくなりました。 ミツバチの数が減る。全国的におきている現象です。 農水省の調査では、一年間で群れの数が一割減少、群れあたりのハチの数も激減しているといいます。 その影響が別の場所にも出始めています。 笠岡湾干拓地にあるイチゴ農家では、受粉にセイヨウミツバチを使っていますが、ハチの数が足りなくなってもなかなか補充できなくなりました。 花が咲いて受粉できるのはわずか3日、ミツバチがいなければイチゴはできませんが、全国的なミツバチ不足からハチの値段も上がっています。 ハチが減少する原因ははっきりわかっていません。 中田養蜂では、働き蜂を増やそうととりあえず女王蜂を増やす対策をはじめましたが、原因がわからないため、効果があるのかもわかりません。 なにかの自然環境の変化の兆候なのか突然始まったセイヨウミツバチの減少。 いまのところ有効な対策はわからないままです。
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