県内ニュース
イブニング・シックス
新教育長「教職員の不祥事根絶へ具体策を」(04月14日)
今年度初めての県立学校長会議が開かれ、今月就任した遠藤俊博(えんどうとしひろ)教育長が教職員による不祥事の根絶を指示しました。会議には県立高校の校長など100人あまりが出席しました。この中で今月1日に就任した県の遠藤俊博(としひろ)教育長は、「ひとりひとりが真摯(しんし)に考え、早急に具体策を講じなくてはならない」と話し教職員による不祥事の根絶を強く訴えました。県内では昨年度、生徒に対するわいせつ行為や大学入試の手続きミスなど教職員による不祥事が相次ぎ、懲戒処分は59件にのぼりました。県教育委員会では再発防止に向けて今年度から、教育委員や教育庁の幹部職員が、現場の校長や教職員と面談する機会を設けることにしています。
教え子にわいせつ行為の元教師を在宅起訴(04月14日)
福島地方検察庁は、教え子の男子生徒にわいせつな行為をした疑いで書類送検されていた県立高校の元教諭について、きょう、在宅起訴したと発表しました。県青少年健全育成条例違反の罪で在宅起訴されたのは、相馬農業高校飯舘校の元・教諭紺野(こんの)広史(ひろふみ)被告30歳です。起訴状などによりますと紺野被告はことし1月、教え子の男子生徒2人に対して、自分の下半身を見せるなどのわいせつな行為をしたとされています。福島地方検察庁では、逃げ場がない教え子への行為は悪質と判断し、健全育成条例違反では異例の公判請求に踏み切りました。
奄美大島からアクアマリンにカツオ搬入(04月14日)
県内にもそろそろ初ガツオが水揚げがされる時期ですが、いわき市の水族館アクアマリンふくしまに一足早くカツオが届きました。アクアマリンふくしまでは展示している魚を季節ごとに補充していてきょうは、今月初めに鹿児島の奄美大島沖で捕獲されたカツオおよそ100匹が届きました。カツオはフェリーで東京まで運ばれたあと専用のトラックに乗せられていわきまでやってきました。6トンの水が入る大きな水槽をクレーンで吊り上げ、建物の中の大水槽に魚を移していきます。見学に来ていた中学生たちは、普段見ることが出来ない大がかりな作業を、興味深そうに見守っていました。水槽に移ったカツオはマグロの群れに混じって泳いでいましたが徐々に分かれてカツオだけの群れになっていくということです。
東北フリーブレイズのアジアリーグ参入決定(04月14日)
郡山市に本拠地を置くアイスホッケーのクラブチーム「東北フリーブレイズ」が、来シーズンから「アジアリーグ」に参入することが決まりました。「東北フリーブレイズ」はきょう会見を開き、アジア最高峰の国際リーグ「アジアリーグ」への参入決定を発表しました。「フリーブレイズ」はスポーツ用品販売大手の「ゼビオ」のグループ会社が去年11月に設立したチームです。東北から「アジアリーグ」に参戦するのは初めてで、来シーズンからは郡山市でも公式戦が行われます。フリーブレイズでは今年9月の開幕に向けてこれからチーム力の強化を図ることにしています。
台風で倒れた観音桜 新芽から再生に成功(04月14日)
おととし台風で倒れてしまった小野町の「観音桜」がよみがえることになりそうです。もう二度と見ることができないとあきらめていた桜を復活させたのは町長が偶然見つけた小さな新芽でした。小野町の天然記念物だった「観音桜」は樹齢550年と言われるエドヒガンザクラの巨木で、蛇がとぐろを巻いたような幹の形が珍しく、地元の人から愛されていました。しかし、おととし7月、県内に上陸した台風4号で木は根元から折れ、無残な姿となりました。なんとか子孫だけでも残したいと小野町は倒れた木の枝を県の研究機関に送って再生を試みましたが、苗木は全滅。もう、諦めかけていたところ、小野町の宍戸良三町長が去年5月、倒木から「新芽」が出ているのを偶然見つけました。県に依頼してもう一度再生に挑戦したところ、今では15本ほどの苗木が15センチから20センチにまで成長しました。倒木から出た芽が順調に育つのは非常に珍しいということで観音桜の生命力は町民に感動を与えています。宍戸町長は「本当にうれしい。これが同じ姿になるには550年かかるかもしれないが大切に育てたい」と話しています。苗木が植えられる状態に成長するまで「あと2年」。町では元の場所の近くに植えることを検討しています。
6月1日から県内全域でレジ袋有料に(04月14日)
6月1日からのレジ袋の有料化に向けて県内の主なスーパーと県が協定を結びました。この協定は県内全体でレジ袋の有料化を進めるために県などの行政機関と消費者団体、そして協力するスーパーが取り交わしたものです。レジ袋の有料化はすでにいわき市や喜多方市で始まっていますが、6月1日からは県内全域の13のスーパーのあわせて183店舗で一斉に行われます。きょうの締結式では福島市の小学生が要らなくなった服を再利用して作ったマイバックも披露されました。県全体でレジ袋の有料化に取り組むのは全国で7番目で、県では、ほかの小売店にも広げていきたいとしています。
セブンイレブン 生活用品31品目を値下げ(04月14日)
コンビニは、「便利だけれど値段は高め」というイメージが変わってきています。大手コンビニエンスストアのセブンイレブンは、生活用品31品目についてきょうから異例ともいえる値下げに踏み切りました。国内最大手のコンビニチェーンセブンイレブンでは、近所で買い物を済ませたい高齢者や、節約志向の強い主婦のニーズに応えるため日常的に使う生活用品を値下げすることにしました。対象となるのは洗剤や歯磨き粉など31品目。平均で15パーセント価格を下げてスーパーやドラッグストアの特売の値段に近づけたといいます。今回の生活用品の大幅な値下げはコンビニとしては異例とも言える動きで今後、ほかのコンビニやスーパーなどにも影響を与えることになりそうです。セブンイレブンの値下げはきょうから全国の店で始まっています。
GWの県内高速道路渋滞予測(04月13日)
今年のゴールデンウィーク期間中の高速道路はETC割引の影響で混雑しそうです。ネクスコ東日本ではETC限定の休日割引が導入された影響で今年のゴールデンウィークの交通量は例年より3割ほど増えると予想しています。下りのピークの来月2日には東北道の安達太良サービスエリア付近で最大40キロ。Uターンの来月5日には福島トンネル付近で同じく40キロの渋滞が予想されています。連休期間中の10キロ以上の渋滞はあわせて8回と予想されていて去年が1回だけだったのに比べて大幅に増えることになりそうです。
3月のソウル便は23%減(04月13日)
福島・ソウル便の先月の搭乗率は53・4%で前の月をおよそ23ポイント下回ったことがわかりました。アシアナ航空によりますと、先月の福島・ソウル便の平均搭乗率は53・4パーセントで、前の月を22・8ポイント下回りました。先月のソウル便は「福島発」の搭乗客は前の年より9割近く増えたものの、「ソウル発」は逆に、前の年よりおよそ9割減少し、落ち込みが目立ちました。これは円高の影響で引き続き韓国からのゴルフ客などが大幅に減っていることが原因だということです。福島・ソウル便は今月下旬からのゴールデンウィークにかけても空席が多いということですが、アシアナ航空では「韓国からのゴルフ客は今後持ち直しそうな動きがあり、6月以降は回復してくるのではないか」と見ています。
新学期非行防止キャンペーン(04月13日)
新学期を迎えた伊達市の高校で非行防止を呼びかけるキャンペーンが行われました。キャンペーンはこの時期が進学や進級による環境の変化で少年が非行に走ったり犯罪の被害にあったりしやすいことから伊達警察署が開いたものです。管内にある梁川高校では警察官や少年補導員が登校する生徒たちにチラシを配り、特に非行や犯罪のきっかけになるケースが指摘されている携帯電話の使い方について注意を呼びかけました。また、生徒が自転車を盗まれる被害を防ぐためワイヤーのカギを配って防犯意識を徹底するよう指導しました。警察によりますと伊達市内では去年、自転車の盗難事件が72件あり、被害者の4割は高校生だったということです。
ゴボウ偽装〜偽装は2年前からか(04月13日)
ゴボウの産地を偽装した疑いで南相馬市の食品加工販売会社の元社長が逮捕された事件で、警察は偽装は、発覚のおよそ2年前から行われていたと見ています。「原町パッケージセンター」の元・社長島(しま)秀正(ひでまさ)容疑者は去年3月から11月にかけて中国産のごぼうおよそ1,4トン、6千720袋を「茨城県産」と偽りおよそ61万円で販売した疑いが持たれています。警察では、偽装は少なくとも発覚の2年ほど前から行われていたと見ていて、仕入先は中国のほか台湾にもあったと見ています。また、島容疑者は、「偽装は2人の息子が始めた」と話していましたが、警察では、積極的に関与していたと見ていて今後、裏付けを進める方針です。
郡山市長選で再選 原氏が喜びの朝(04月13日)
きのう行なわれた郡山市長選挙で再選を果たした原正夫(はらまさお)さんがあらためて2期目に臨む決意を語りました。きのう投票が行なわれた郡山市長選挙は現職の原正夫さんが新人の品川万里(しながわまさと)さんに1万票あまりの差をつけ、2期目の当選を果たしました。投票率は51・54パーセントで過去2番目の低さでした。当選から一夜あけた原さんは郡山市本町(もとまち)の自宅で幸子(さちこ)夫人とともに喜びの朝を迎えました。昨夜は、遅くまで支持者へのあいさつ回りやテレビ番組への出演がありましたがけさは5時半ごろに目を覚まし、次々にかかってくるお祝いの電話を受けていたということです。また当選を報じる新聞の号外に目を通し、2期目に向けて決意を新たにしていました。原市長の2期目の任期は今月27日から4年間となっています。