タクシンの復権は永遠にない
トミカ ロングタイプトミカ No.121 日野プロフィア タンクローリー 価格:¥ 945(税込) 発売日:2008-12-27 |
タクシン赤シャツ軍団の最大の失敗は、貧乏人が多く済むディンデェン団地の入口にガス運搬のタンクローリー置いてバリケードにした事だ、という意見が多いんだが、ガス運搬車というと、ペブリ通りの大惨事を思い出すわけです。もう20年も前なんだが、高速から出てきたローリーが曲がり際に横転して、天然ガスをぶちまけて、周辺が火の海になった。通行人など300人が死んだと言われるんだが、その会社がタクシンの親戚の会社ですね。その会社の、同じくガスを満載したローリーをバリケードに使ったというので、大惨事を記憶しているバンコク市民の怒りが沸騰したわけです。おいら、日本にいたので大惨事そのものは見てないんだが、事務所の近所なので話はよく聞かされます。まぁ、今回の騒動でタクシンの復権は永遠になくなったと言えそうだ。
342 :オー様と名無し:2009/04/14(火) 17:55:25 ID:Yl0GyY/A0
ネーションのコラムニストが正しいと仮定すれば、タクシンの目的は、国王陛下からの特別恩赦だったようだ。
私の個人的な想像も入るが、ASEANの会議を妨害するという脅迫で交渉の第一歩だったが、政府が、交渉に乗ってこなかったので、ASEAN会場に突入し、中止させた。
アピシットを赤シャツが拘束すると脅迫し、首相の車に暴行をするも、交渉には乗ってこなかった。
アリスマンが逆に逮捕されてしまった。
そこで、作戦は第二段階に入った。
赤シャツの反政府運動をたき付け、1976年の学生弾圧の時に暴れまくった右翼「赤い猛牛」の戦略を継承する武闘派退役軍人とその配下たちによるバンコクでの道路封鎖やアピシット首相の車への襲撃。
バスやガス運搬車などを使っての道路封鎖や警察への暴行。こうしたテロを行うので、危険を畏れ家族を事前に国外に避難させた。
治安維持のために、国王陛下への仲裁を願い出るも、作戦を事前に察知していたと思われる政府は、そのような動きは無視し、軍による鎮圧にでる。
タクシンの失敗は、テロ行為の行きすぎで市民の反感を買ったこと、軍の統制がとれていて、軍が挑発に乗ってこず、流血に至らなかったこと。
マスコミもタクシン側の流すデマには冷静だった。
特に大失敗だったのは、あのガス運搬車だろう。
バンコク市民は、ペプリ通りで起きたガス運搬車爆発の惨事をまだ鮮明に覚えている。まして、ガス運搬車を置いたのが貧困層が住んでいるディンデーンの団地前では、国民のための民主主義の大儀がたたない。
そして、そのガス運搬車の持ち主が、タクシンの従兄弟であったから、もう情けないくらい愚かな作戦だった。
今日の集会の終わりでも、赤シャツの内部が分裂していることがわかった。
投降してきたリーダーと参加者は、穏健派と見ることができそうだが、最後まで戦うという武闘派もいる。
が、穏健派の数のバックがなければ、武闘派は孤立し、ますます国民からの支持を失ってゆくだろう。
タクシンの個人の目的のためには、金で動くモノを駒として使うという本質がよく見えた。
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