虹の寺小屋：自死遺児らの学習支援、１４日から　あしなが育英会、参加者募集　／兵庫

　阪神大震災などで親を亡くした子の心のケア施設、あしなが育英会神戸レインボーハウスが１４日から、遺児らの学習を支援する「虹の寺小屋」を始める。参加する子どもたちを募集している。
　同育英会が高校１〜２年生の奨学生の母親を対象に、昨年末から今年１月に実施した調査では、母親の失業率が９％を超えるなど、景気低迷の中で苦しい遺児家庭の実態が浮き彫りになった。
　同育英会は、家計悪化が学力低下に結びつかないように学習支援を計画した。小学校教員ＯＢや教員を志望している大学生が国語と算数を中心に、教科書や宿題を使って個別指導する。
　毎週火曜日の午後４時半から１時間半、レインボーハウスで。神戸、芦屋、西宮に在住し、病気や災害、自殺で親を亡くすか、親が後遺障害１〜３級を負った小学生が対象。参加費は無料で１５人募集する。問い合わせはレインボーハウス（０７８・４５３・２４１８）【川口裕之】
〔神戸版〕

４月１２日朝刊

【関連ニュース】
イタリア地震：断層の規模、長さ２０キロと解析…名古屋大
ひと：功刀純子さん　日本女性初のユニセフ東京事務所代表
ＪＲ西：１日平均利用者１１％減　２月の山陽新幹線
ジュンク堂書店：大日本印刷が子会社化…株式５１％取得
備える：帰宅困難者対策／１４　トイレ不足、下水管を利用