2009-04-08
■[編集]作家のための倹約講座(2):小規模企業共済をイチオシします
「ファイアボール」第1話のネタ元と聞いて「銀河ヒッチハイク・ガイド」を読書中。モンティ・パイソンの国のSFは凄えなあと感心させられる、英国ジョーク満載の愉快な作品です。面白い。
さて。今日は前回よりも対象を広く取った、強力な節税効果のある制度を紹介します。その名は小規模企業共済制度。小規模な企業(個人事業主も含む)の経営者の退職金代わりに設けられている共済制度です。運営しているのは独立行政法人 中小企業基盤整備機構。主な特徴は以下の通り。
・毎月積み立てたお金を、事業を廃止したり会社を解散したときに利子をつけて受け取れる制度。
・掛け金は月額最低1,000円から70,000円まで、500円刻みで自由に設定可能。途中で増額・減額いずれも可能。
・掛け金を全額所得から控除できる。
・受け取るお金は退職所得扱い(一括受取)か公的年金等の雑所得扱い(分割受取)となり、税制面で優遇される。
・掛け金の7割程度を限度にした貸付制度あり。
お金を入れる時も受け取る時も税制面で大きなメリット(こちらを参照下さい)があり、掛け金は預貯金とは比較にならない高利回り(こちらでシミュレーションできます)で運用されるという、節税と貯金が同時にできるお得な制度です。
私は掛け金を限度額の月額7万円に設定していますが、これにより控除額が84万円、所得税と住民税合わせて25〜30万円の節税になっています。生命保険を後回しにしてでも入っておけと言いたい制度です。
加入資格者で未加入の方はぜひ一度ご検討ください。
野良さんがいっぱい。