2009-04-06
■[編集]作家のための倹約講座(1):文芸美術国民健康保険のすすめ
オーウェルの「1984年」を読みながらだと、出すのをすっかり忘れていた憎らしい消費税課税事業者届出書も謹直な表情を崩さずに書ける不思議。BIG BROTHER IS WATCHING YOU!
さて。今日はマンガ家さんや小説家さんなど、フリーのクリエイター向けの健康保険の話をしたいと思います。
JAniCA(日本アニメーター・演出協会)という団体がありまして、文字通りアニメクリエイターのための団体なのですが、少し前にこちらが準会員の枠を作りました。これによりマンガ家、小説家、ライター、イラストレーター等の近隣業界の人間も入会してその恩恵にあずかれるようになりました(編集者は「アニメ雑誌編集者」と書かれていますが、アニメ化した作品にかかわりのある本を作ったことがあれば入れる模様。とりあえず私は入れました)。
ここからが本題。JAniCAの有料会員になると特典として文芸美術国民健康保険組合に加入できるようになります。この保険は所得の額にかかわりなく保険料が均等で、かつ保険料を低めに設定してあるのが特徴です。保険料は現在月額13,500円。準会員の会費は月額3,000円です。国民健康保険料はけっこう高額なので、今の仕事でそこそこやっていけている人はおおむね保険料を安くできると思います。こちらで保険料の大雑把な比較ができますので、興味がある方はお試しください。
保険料をおさえつつアニメ業界関係者の支援にもなるこの制度。ぜひご活用ください。
#日本漫画家協会も同じ組合に加盟しているんだけれども、入会の条件が厳しすぎてお話にならないんですよね……。
キーボードを枕にしつつ威嚇するこはくさん。