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ラノ漫 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2009-03-21

[]伝説ゲーム知育玩具として復活:アレックス・ランドルフ「DOMEMO」






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旧版(左)と今回復刻された新版(右)。







ラ管連(ライトノベルサイト管理人連合ボードゲーム部の例会にゲスト参加してきました。「チケット トゥ ライド」(目的地を目指して路線を繋げていく鉄道ゲーム)や「お邪魔者」(敵グループを妨害して金塊を取り合うドワーフの穴掘りゲーム)をやらせてもらうかたわら、私が持っていって開帳したのが「ワードバスケット」カードを使ったしりとりゲーム)と今回紹介する「DOMEMO」です。






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「DOMEMO」のプレイ風景。






「DOMEMO」は1975年に発売され絶版になっていたゲームを、今回幻冬舎エデュケーションが復刻したものです。作者はアレックス・ランドルフ氏(故人)。「ガイスター」 「ハゲタカのえじき」 「チャオチャオ」など数多くの名作で知られる巨匠です。






さて肝心の遊び方ですが、ルールはとてもシンプル。「5枚(プレイ人数によっては7枚)ある自分の手札に描かれた数字を、推理して当てる」。基本はこれだけです。札の数は「1」(1枚)「2」(2枚)「3」(3枚)〜「7」(7枚)の全28枚。自分の手札以外の札はおおむね見ることができるので、相手の手札や言動を見て推理していきます。






一見確率論的な数当てゲームに見えるでしょう? でも実際にやってみると、このゲームの正体は心を読み合う心理戦であることがわかります。なにげない一言、さまよう視線、当てられた札を倒す時の手の動きなど、ほんのちょっとしたことから漏れる情報。逆に相手を罠に嵌めるために言動に織り込む嘘。あるいは出来の悪い嘘に偽装した本当。虚実を尽くした駆け引きがたまらないゲームです。人間って面白!!






その面白さから絶版になった後もルールのみが口伝で伝えられて遊ばれてきた伝説ゲーム。再び絶版になる前にぜひ一度お試しください。






おまけ

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いや、面白いけどそれはない。








DOMEMO (ドメモ)

DOMEMO (ドメモ)