大盛り北海道

大盛り北海道

文字サイズ変更
ブックマーク
Yahoo!ブックマークに登録
はてなブックマークに登録
Buzzurlブックマークに登録
livedoor Clipに登録
この記事を印刷

丘珠空港:全日空系 5路線の撤退を検討

 全日本空輸の子会社のエアーニッポンネットワーク(A-net)が丘珠空港(札幌市東区)発着の全5路線を今年度中に廃止し、新千歳空港(千歳市)発着にすべて切り替える検討をしていることが14日明らかになった。丘珠空港は、同社の利用者が約9割を占め、撤退すれば同空港の運営に大きな影響がでることになる。(21面に関連記事)

 全日空広報室などによると、撤退を検討しているのは札幌と函館、釧路、中標津、女満別、稚内を結ぶ5路線14往復。06年度の5路線の平均搭乗率は63%だったが、08年度は59%に減少し、収益改善が課題となっていた。

 丘珠空港から新千歳空港発着に切り替えた場合、東京や関西と結ぶ主要路線からの乗り継ぎがしやすくなり、道外利用者の増加につながるほか、欠航が多かった冬季の就航率向上を見込めるという。

 全日空は経営改善策の一環として地方路線の見直しを進めており、今年1月ごろから丘珠空港撤退を検討していた。3月23日に道と札幌市に撤退の検討を伝えたという。

 第3セクターの空港ビルの収入は約75%がA-net分。札幌市の上田文雄市長は「撤退は空港の存亡にかかわる」と述べ、路線の存続を強く求めた。

 同空港の07年度の乗客は約37万人。A-netのほか、日本航空系の北海道エアシステムが函館、釧路の2路線5往復を運航している。【金子淳】

毎日新聞 2009年4月14日 22時15分

大盛り北海道 アーカイブ一覧

 

北海道で毎日新聞新朝刊スタートしました

郷土料理百選
地域体験イベント検索

特集企画

おすすめ情報