(cache) 金元工作員への面会要請届かず 外相、担当者を厳重注意 - 47NEWS(よんななニュース)
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  •  初めての面会後、記者会見に臨む金賢姫元工作員(左)と拉致被害者田口八重子さんの長男飯塚耕一郎さん=3月、釜山市内(共同)

    金元工作員への面会要請届かず  外相、担当者を厳重注意

     北朝鮮に拉致された田口八重子さんの長男、飯塚耕一郎さん(32)が2004年2月に金賢姫元工作員にあてて書いた面会を求める手紙が仲介役の外務省の不手際で、元工作員に届かず、放置されていたことが14日、分かった。河村建夫官房長官が記者会見で明らかにした。

     中曽根弘文外相は、外務省の対応に問題があったとして担当者を厳重注意。14日午前の閣議後に麻生太郎首相にも事実関係を報告した。

     河村氏らの説明によると、飯塚さんは「一片でも母の面影を焼き付けたい」との心情をつづった手紙を書き、外務省の斎木昭隆アジア大洋州局審議官(現アジア大洋州局長)に手渡した。外務省は、在日韓国大使館を通じて韓国政府に手紙を預け受け渡しを依頼したが、しばらく後に「届けられない」と韓国側から連絡があった。

     河村氏は「飯塚家にはその事実を伝えた」と釈明。しかし、手紙は外務省北東アジア課で保管されたままになっていた。今年3月11日に飯塚さんと金元工作員が面会した際に、金元工作員が手紙を受け取っていないと発言、翌12日に返却された。

     河村氏は「返却が遅れたのは申し訳なかった。今後は十分な配慮をしながら、飯塚家の気持ちを体した行政をしたい」と陳謝した。

      【共同通信】
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