今日の一枚
迷彩。
深刻なのは休刊でも老舗の雑誌がつぶれることでもなく、後継誌の予定がない事例が増えてきたことだと思う。後継誌があるならどんな雑誌が休刊しようがそれは新陳代謝であって、それをやるだけの体力なり活力なりが母体に残っていることの証明になる。
後継誌を作らないということは、刊行点数を増やすことで出版不況に対応してきた出版業界が、気力体力に不安を覚えた結果、方針を見直しはじめたことの先触れととらえることができる。「数撃ちゃ当たる」の乱造から「選択と集中」「経営の合理化」への転換である。
Permalink | トラックバック(1) | 08:26