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大阪・小4失跡1週間 有力手かがりなし、事件の恐れも(1/2ページ)

2009年4月14日16時55分

写真:聖香さんの情報提供を呼びかけるポスター聖香さんの情報提供を呼びかけるポスター

 大阪市西淀川区で、始業式を前に小学4年生の女児が自宅マンションから突然、姿を消した。母親が警察に家出人捜索願を出して、14日で1週間。大阪府警は事件や事故に巻き込まれたおそれもあるとみて、公開捜査に踏み切り、自宅周辺の捜索を続ける。だが、女児を目撃したという情報など、有力な手がかりは何もない。ドッジボール好きの明るい9歳の少女はどこへ行ったのか――。

 行方不明になっているのは、市立佃西小学校4年、松本聖香(せいか)さん(9)。

 西淀川区千舟2丁目の自宅マンションで、母親の美奈さん(34)と同居の男性、男性の息子(6)と4人で暮らしていた。

 美奈さんの西淀川署への説明によると、聖香さんは7日朝、美奈さんから「ぶらぶらしとったらあかん。勉強しなさい」としかられた。美奈さんは男性の息子の入学式に出席するため午前9時ごろ外出。聖香さんが家に残ったという。同午後0時半ごろ、美奈さんらが帰宅すると、聖香さんの姿は無かった。夕方になっても帰らず、同日夜、美奈さんが同署に相談し、同署は家出人捜索願を受理して捜査を始めた。1学期の始業式の前日だった。

 愛用の自転車もマンションに残されたままで、携帯電話も持たず、所持金は多くても1千円程度とみられている。

 近所の住民らによると、聖香さんは、野球やドッジボールが好きな活発な性格で、小学校で昨年10月にあった学芸会でも舞台で魔法使い役を演じていた。

 聖香さんは昨年末ごろ、美奈さんと同区内から今のマンションに転居してきたという。その後も以前住んでいた約1キロ先のマンション近くの公園や友人宅まで自転車で遊びに出かけることがあった。離れて暮らす双子の妹と一緒に、公園で遊ぶ姿もよく見かけられていたという。

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