愛の貴さ
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作成日時 : 2009/04/14 17:22
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今日は一日仕事は休みの日で、朝からブログを書いたり本を読んだりテレビを見たりしていたけれど雨のせいかやる気がいまひとつでまったりしてしまいました。
私はドイツの作家のレアンダーについて少しでも資料を揃えたいと思っていて、今日も「世界の子供」(世界文学社)という戦後すぐに出版されていた児童雑誌が手元に届いたのでした。この雑誌には「ふしぎなオルガン」というお話が紹介されていて、ふと思いたって岩波少年文庫の「ふしぎなオルガン」の中に収められた作品を読み返してみました。
「ふしぎなオルガン」「見えない王国」「錆びた騎士」「沼のなかのハイノ」「夢のブナの木」というお話は、男性が女性の献身的な真実の愛によって救済されるお話ですが、二人の愛が妻の死のあとに成就するという話もあり、男女の愛の成就がいかに難しい貴いものであるか、そういうことを感じてほろ苦い哀感を感じる大人のための童話なのだと思います。この童話を書いたレアンダーという人は高名な医者で、軍医として普仏戦争に参加し、フランスのパリ郊外のカーミンというところでなつかしいふるさとの子供達のためにこの童話を書いて送ったのです。原題は「フランスのカーミンのほとりの幻想」と言います。
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