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2009/04/13 14:02 KST
「臨時政府は大韓民国のルーツ」李明博大統領


【ソウル13日聯合ニュース】大韓民国臨時政府が中国・上海に設立されてから90周年を迎え、13日にソウル・南山の白凡広場で記念式が開かれた。

 李明博(イ・ミョンバク)大統領はあいさつを通じ、臨時政府は「大韓民国」の称号を作っただけでなく、民主共和制の枠を作り光復(日本植民地からの解放)以降の建国の土台を整えたとし、「臨時政府は大韓民国のルーツであり、精神的な土台と言える」と述べた。

 特に、「臨時政府の樹立は3・1独立運動を支え民族の運命を自ら決定しようとする偉大な選択だった」としながら、臨時政府が主導した光復軍の活動などの独立運動は、韓民族が生きていることを世界中に知らしめたと評価した。続けて、憲法に明示されている通り、臨時政府の系統を受け継いだ大韓民国は産業化と民主化を成功裏に成し遂げ、その成果を土台に先進・一流国家に向かい力強く突き進んでいると強調した。

 李大統領が臨時政府の歴史的・民族的意味を強調した背景には、現政権が臨時政府の系統に背いたまま、建国だけに過度に意味を与えているのでは、とする一部の誤解と懸念を払しょくする狙いがあるとみられる。

記念式であいさつする李大統領=13日、ソウル(聯合ニュース)