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【静岡】

新規受け入れ一時停止 県立こども病院の新生児集中治療室

2009年4月14日

『6月めど医師確保、再開』

 県立こども病院(静岡市葵区)の新生児未熟児科で医師7人のうち5人が異動したり、退職する意向を示している問題を受け、同病院の新生児集中治療室(NICU)は13日、静岡市外からの入院患者の新規受け入れの一時停止を始めた。 (藤川大樹)

 こども病院によると、西部は「聖隷浜松病院」(浜松市)、東部は「順天堂大学医学部付属静岡病院」(伊豆の国市)で診療してもらう。静岡市内の患者については、内科系(小児科)を中心とした他診療科のサポートなどにより、受け入れが可能という。

 病院側は「6月をめどに代わりの医師を確保し、診療を全面再開したい」としており、重症の新生児などを受け入れる「総合周産期母子医療センター」指定についても、県は当面は取り消さない方針。

 一方、外来診療は継続し、1500グラム超の外科系疾患、循環器系疾患の患者も受け入れる。既に入院している患者の診療も続ける。

 石川嘉延知事は13日の定例会見で「早期に医師の補充ができると期待している」と述べた。

 

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