男女共同参画などをテーマに国会議員と全国自治体の女性議員が集う「第5回 全国女性議員サミット in ぐんま」が11日、高崎市内のホテルで開かれた。約530人の参加者が、政界や社会への女性進出の問題点などを考えた。
98年からスタートした同サミットの今回のテーマは「チェンジ みんなが主役 社会を変える 日本を変える」。女性が進出することにより社会や産業構造、政策が変わることを訴える。
基調のシンポジウムでは、与野党7人の国会議員をパネリストに迎え、女性の政治への参画を推進するための課題を探った。
社民党の福島瑞穂党首は「女性が進出すると政策の優先課題も変わる。女性の政治文化を男性が取り入れるようにしていかなければならない」と述べた。
また、地元の小渕優子・少子化対策担当相は「日本では、男女共同参画は進んでいないのが現状。少子化問題を担当しているが、自らがその対策を行うことになった。おなかにいる子供は4カ月になった」と、第2子の出産予定に触れると、会場から拍手がわいた。
同サミットは12日も開催され、女性議員を増やす方法、子育て支援などテーマに6分科会に分かれて討議する。【庄司哲也】
毎日新聞 2009年4月12日 地方版