春の全国交通安全運動期間中、宮崎市で、死亡ひき逃げ事件が発生しました。警察では、現場に残された車の破片などをもとに、逃げた車の行方を追っています。12日午後9時半ごろ、宮崎市青島1丁目の県道で、通行人から、「道路に人が倒れている」と110番通報がありました。警察が現場に駆けつけたところ、いずれも宮崎市新別府町の今村重文さんと、仁田脇定和さんの2人が倒れていて、今村さんは頭などを強く打ち、約4時間後に死亡。また、仁田脇さんも、顔の骨を折るなどの大けがをしました。また、現場には、2人のうち、いずれかが使用していたとみられる、壊れた車いすがあったということです。現場は、見通しの良い片側1車線の直線道路で、警察の調べによりますと、車いすに、ひき逃げした車のものと思われる白い塗料が付着していたほか、現場には、車のものとみられる破片も、落ちていたということです。警察では、ひき逃げ事件として捜査しています。
国道220号線の国による改良事業が、一時凍結された問題で、地元の宮崎市や日南市などが、13日、事業再開を目指し、東国原知事らに要望活動を行いました。13日は、日南市の阪元市長職務執行者や、宮崎市の井上副市長らが県庁を訪れ、東国原知事に対し、国道220号線改良事業の凍結解除を国に働きかけるよう、要望しました。国土交通省は、事業の一時凍結について、費用対効果が低いことを理由に挙げていますが、東国原知事は、この点について、次のように述べました。(東国原知事)「災害時とか救急医療時とか、そういったものの便益を新しく基準として入れていただくと、強く国交省に言っていきたい」この後、一行は、国道を管轄する宮崎河川国道事務所も訪れ、事業の凍結解除を訴えました。これに対し、伊藤高所長は、「国道220号線の必要性は認識している。事業を再評価する委員会に、必要性を訴える資料を準備したい」と述べました。
全国から注目を集める、2人の知事の会談です。大阪府の橋下知事が、13日県庁を訪れ、東国原知事と会談しました。「宮崎を視察したい」と、12日から、プライベートで来県している橋下知事。13日は、県庁で東国原知事と会談し、直轄事業負担金の問題や、ふるさと納税などについて、意見を交わしました。高い人気もあって、中央政界からも動向が注目されている2人は、12日夜も、3時間にわたって、会食したということです。東国原知事は、会談の内容について、報道陣に次のように説明しました。(東国原知事)「愚痴の言い合いみたいな・・・立場同じですから、問題意識共有してますし、政策課題とか行政課題ってそんなに変わらないですからね」
MRTで放送している全国ネットの情報番組で、「宮崎特集」が放送されることになり、13日、その収録が、みやざき物産館で行われ、東国原知事もゲスト出演しました。MRTなど、TBS系列で放送されている、お昼の情報番組「ひるおび」では、ゴールデンウィーク期間中に、宮崎の特産品などをシリーズで、紹介することになりました。13日は、その収録の一部が、みやざき物産館で行われ、東国原知事が出演。地鶏などの特産品や、宮崎の代表的な観光地を、全国に向けてPRしました。13日収録された番組は、5月4日から7日に、MRTを含む、全国ネットで放送されます。
県内企業の新入社員たちが、社会人としてのマナーなどを学ぶセミナーが、宮崎市で開かれました。13日の講座には、宮崎市などの企業23社の新入社員、約60人が参加。敬語の使い方や、電話対応のマナーなどを、2人一組になって練習しました。(参加した新入社員は)「言葉使いが難しいので、身にしみるように、毎日使って覚えていきたい」「接客業なので、笑顔とか気をつけて挨拶とかも元気よくしていきたい」参加者たちは、講師の話を熱心にメモにとるなどして、社会人としての基本を学んでいました。
都城市では、新社会人たちが、自衛隊の駐屯地で研修です。これは、企業からの要望を受けて、都城駐屯地が毎年実施しているもので、今回は19人が参加しています。都城駐屯地の隊内生活体験は、2泊3日の日程で、新入社員たちが自衛隊流の訓練を通して、礼儀作法やチームワークなどを学びます。
確約書問題で、県議会が紛糾しました。この問題をめぐり、中村議員と、川添議員は、13日の全員協議会で、取り交わした文書について、「確約書ではない、文書は、既に処分し、公開できない」と釈明しました。この問題は、3月18日、県議会の選挙区を16から15にする自民党案が、賛成多数で可決された際、自民党の中村幸一会長と無所属の会の川添博議員が、採決前に「自民党案に異存はない」と、確約書を交わしていたとされるものです。この問題について、社民党などが、説明を求めたため、県議会では、13日、幹事長会が断続的に開かれ、対応をめぐって紛糾しました。そして、午後4時、ようやく、全員協議会が開かれ、中村会長ら2人が、一連の問題について説明。この中で、中村会長らは、騒動を起こしたことについて、謝罪したものの、取り交わした書面については、「確約書ではなく、密約でもない」などと、釈明しました。
3月経営破たんした、SFCG、旧商工ファンドのトラブルに対応しようと、無料の電話相談が宮崎市で行われました。これは、13日、全国一斉に実施されたもので、県内では、「SFCGが破たんしていて、支払い方法がわからない」などといった相談が、あわせて10件、寄せられたということです。SFCGをめぐっては、契約者に過払い金を返還しないなどのトラブルも多発していて、弁護士会では、「自分で悩まずに、相談してほしい」と話しています。
日南市で、小学校の全ての新1年生に、スケッチブックがプレゼントされました。これは、王子製紙日南工場が、地域の教育に貢献しようと、毎年行っているもので、13日は、市内で児童数が最も多い吾田東小学校で、贈呈式が行われました。式では、王子製紙の大原寛信事務部長が、1年生の代表3人にスケッチブックを手渡すと、笑顔で、「ありがとうございました」とお礼を述べていました。贈られたスケッチブックは、王子製紙日南工場で生産した紙を使用しているということです。
去年9月、宮崎刑務所内で、男性職員に暴行し、全治5か月の大けがを負わせた男性受刑者が、宮崎地方検察庁に書類送検されました。これまでの調べに対し、男性受刑者は、「職員から面接を受けている際に、反感を持ち、殴った。」と話しているということです。宮崎刑務所の村尾守康所長は、「受刑者の心情などを把握しながら、再発防止に努めたい。」としています。
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