ラジオで不適切な発言をしたとして、所属事務所の松竹芸能から無期限謹慎処分を受けたタレント、北野誠(50)。騒動のきっかけとなった大阪・ABCラジオ「誠のサイキック青年団」を先月、降板したときと同様、レギュラー出演していたテレビ、ラジオから次々と静かに姿を消している。
13日のテレビ朝日系の朝の情報番組「やじうまプラス」では、月曜のゲストコメンテーターだった北野の姿はなく、漫画家の石坂啓さん(53)と交代。番組ホームページでも既に北野は「いなかったこと」に。降板は松竹芸能の申し出によるものだという。
大阪ローカルの深夜ラジオ「誠のサイキック青年団」の中で、特定の著名人を根拠なく傷つけたことが原因とされているが、放送に関わったスタッフの間では、「人物名を明かすこと自体、先方に迷惑がかかるので…」と依然、箝口令が敷かれている状況だ。
番組をよく知る在阪ライターが背景を明かす。「きっかけとなる舌禍は何かあったのだろうが、発端は番組の一部リスナーによる“チクリ”だったようだ。長い番組リスナーならだれもが知ってるが、北野はラジオのオンエアでは毒舌を抑え気味で、政治家や芸能人を批判するときはヒントしかしゃべらない。その“答え合わせ”は、有料の番組イベントで行う。お金を払ってくれたファンへのリップサービスでオフレコ話を披露する。それを克明にメモして、放送局幹部や東京の芸能プロダクションに“ご注進”するヤカラがいたということ」
一方、インターネット上では、ファンが、北野を降板に追い込んだ“原因探し”に躍起だが、オタキング(オタク王)として知られる作家、岡田斗司夫氏(50)は自身のブログで、北野の身を心配しつつ、ファンに沈静化を呼びかけた。
≪誠さんびいきの心が先走りすぎて、変に邪推や攻撃的な文章をブログにあげると、せっかくの彼の周囲の味方や理解者が動きにくい状況を作ってしまうかもしれない≫とした上で、≪一番確実なのは、「北野誠の商品価値を上げる」「数字で具体的に評価を出す」ように行動することじゃないかな。北野誠の書籍をamazonで買うとか≫と親身のアドバイスを寄せている。
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