マイクロソフトは10日、4月15日に公開を予定している月例セキュリティ更新プログラム(修正パッチ)の事前情報を公開した。今回は、合計8件の修正パッチの提供が予定されている。脆弱性の最大深刻度は、4段階で最も高い“緊急”が5件、上から2番目の“重要”が2件、上から3番目の“警告”が1件。
“緊急”の修正パッチは、WindowsおよびWord関連が1件、Windows関連が2件、Internet Explorer(IE)関連が1件、Excel関連が1件。
WindowsおよびWord関連の修正パッチは、Windows XP/2000およびWindows Server 2003、Word 2002/2000が対象。脆弱性の深刻度は、Word 2000のみが“緊急”で、他は一段低い“重要”となっている。
Windows関連の2件の修正パッチのうち、1件はWindows Vista/XP/2000およびWindows Server 2008/2003と、現在サポートされているすべてのOSが対象となる修正パッチ。深刻度はいずれのOSでも“緊急”。もう1件の修正パッチはDirect Xに関連するもので、対象ソフトはDirect X 9.0および8.1。深刻度はどちらのバージョンでも“緊急”。
IE関連の修正パッチは、IE 7/6/5が対象で、深刻度はいずれのバージョンでも“緊急”とされている。
Excel関連の修正パッチは、Excel 2007/2003/2002/2000、Excel Viewer、2007ファイル形式用互換機能パック、Office 2008 for Mac、Office 2004 for Macが対象。脆弱性の深刻度は、Excel 2000のみが“緊急”で、他は一段低い“重要”となっている。
このほか、深刻度“重要”の修正パッチとして、Windows関連の1件と企業向けセキュリティ製品「Forefront」関連の1件、深刻度“重要”の修正パッチとしてWindows関連の1件が提供される。
関連情報
■URL
マイクロソフト セキュリティ情報の事前通知 2009年4月
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/ms09-apr.mspx
( 三柳英樹 )
2009/04/10 13:17
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