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田中康夫氏、小沢氏擁護論を寄稿 民主広報紙に

2009年4月14日0時48分

 新党日本の田中康夫代表が民主党広報紙「プレス民主」の17日号に寄稿し、違法献金事件で進退問題が浮上している小沢代表の擁護論を展開する。民主党内では「衆院選への影響次第」と、条件付きの続投容認論が主流だが、田中氏は「最終決戦に小沢代表とともに奮迅します」と全面支援の構えだ。

 両氏は参院での統一会派結成に07年に合意。その後も会食をしたり、公設秘書逮捕後には田中氏が小沢氏を訪ねて助言を重ねたりするなど、親交が深い。

 寄稿は、民主党が「検察への反論などを掲載する」として求めたのがきっかけ。「人事と予算、法案のあり方を一新し得る小沢一郎が率いる政権交代は御用学者の学界、記者クラブの報界を含む『政官財学報』のムラ社会に恐怖だ」「オザワン(小沢氏)抜きの政権なら連中はほくそ笑む」と「ヤッシー節」全開だ。

 連合などと協力できず、民主党県連支持候補が敗れた秋田県知事選も逆手に、「オザワンのマネジメント(調整)力とキャスティング(人事)力が来る総選挙でも必要不可欠」と訴える。(藤田直央)

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