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ラノ漫 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2008-09-19

[]柏木梓日吉かおり再評価の試み:月吉ヒロキ「痕」第3話


電撃黒マ王の5号目が発売になりました。今回は「痕」一本にしぼって少し話をします。


第2話が千鶴さん回だったのに対して、第3話は四姉妹の残りの3人の回になっています。中でも次女の梓と後輩のかおりが前半のメインです。


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梓さん(左)とかおりさん(右)


この2人、原作ではあまり良い扱いを受けていません。理由ははっきりしていまして、生まれた時代がたいへんよろしくないのです。


今風の分類をするなら梓はツンデレ、かおりは百合になります。これらの属性業界界隈で市民権を得たのは、百合2001年以降、ツンデレだと2005年前後になります。ところが「痕」の発売は1996年なのです。


20世紀末ごろは、気が強い娘さんは(少なくともこの業界界隈においては)あまり人気がありませんでした。Leafビジュアルノベル3部作は気が強いヒロインは皆巨乳なのですが、これは「気が強い」ことがマイナスであるため、マイナス分を補填するための措置であるという話があります(ごめんなさい。出典忘れました)。


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四姉妹の中では人気投票最下位だった梓さん


百合もいわゆる「マリみてブーム」(2001年以降)以前は今よりも性的なイメージが強く、性的な絡みなら女同士よりも男女のほうが好まれたため、あまり人気がありませんでした。


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前世紀のガチレズの遺風を遺すかおりさん


そんなこんなで時代の逆風のあおりを受けまくっていた2人ですが、今改めて見直してみると結構、いやかなりかわいいんじゃないかと思うのです。そこで今回は2人のことを見直してみようじゃないか、再評価しようじゃないかと月吉さんと話し合いましてマンガを作ってみました。


原作を知っている人も知らない人も、今回のマンガを見ていいなと感じていただけたら嬉しいです。




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