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スポーツ4月13日23時44分更新
滝で修行のボクサー死亡 亀田選手と対戦予定も


 小松則幸さん
 13日午後6時25分ごろ、大津市葛川坊村町の比良山系三ノ滝で、精神修行に来ていた「グリーンツダボクシングクラブ」(大阪市)所属のプロボクサー小松則幸さん(29)=大阪府寝屋川市松屋町=が滝の底に沈んでいるのを、捜索中の消防隊員が見つけた。

 大津北署によると、引き上げられたが、死亡が確認された。午後4時15分ごろ、同行していたクラブの関係者らが「滝付近で姿が見えなくなった」と地元の住民を通じて通報した。滝のそばに小松さんの上着が残されており、同署は誤って滝つぼに落ちたとみて、詳しい状況を調べている。

 小松さんは元東洋太平洋フライ級王者で、5月には「亀田3兄弟」の次男、亀田大毅選手との対戦が予定されていた。

 クラブによると、小松さんは修行のため、11日から京都市内の寺に座禅を組みに行っていたという。小松さんにアドバイスをしていた関係者は「あまりのショックで言葉にならない」と話している。

 クラブは井岡弘樹選手ら3人の世界王者のほか、多数の日本、東洋太平洋王者を輩出した関西を代表するボクシングジム。

 小松さんは1997年にプロデビューし、2002年に東洋太平洋フライ級の王座に就いた。05年には世界ボクシング評議会(WBC)フライ級に世界初挑戦したが、TKOで敗れた。通算戦績は36戦24勝(10KO)6敗6分けだった。

(初版:4月13日21時58分)
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