自閉症マニア・自閉症アスペルガー症候群研究所
医学的にきちんと診断を受けた自閉症・アスペルガー症候群について、研究し、 あらたに自閉症・アスペルガー症候群と診断を受けた当事者を募り、日々自閉症にどっぷり浸かるサイト。
自閉症の理解・啓発はどうあるべきか
[No.5] 2009/04/13 (Mon) 07:18
東京都教育庁指導部の主催で、4月2日東京都下の自閉症教育関係者が200名集まった。
どうもそこに集まったのは、今年、特別支援教室に移動になったばかりの教師が多いようだった。
小岩の養護学校と、青鳥養護学校の教員による発表が行われた。
発表の内容については、大いに物言いたいところだが、それはさておき、
せっぱ詰まった教師の一人から質問が出た。
「担任の自閉症の子どもなんですが、一人嫌いな子どもが居て、その子が自閉症の子どもの
嫌がることを言ってからかうんです。自閉症の子は、言われると思いっきり爪でひっかくんです。
何度も注意しているのですが、どうやったらひっかかなくなるでしょうか」
青鳥学園の教師が何とか答えようとしたが、答えを導き出す前に、後で答えるとひとまずうち切られた。
なんて事だ。これが、自閉症の教育を専門にする連中の集まりか?
自閉症の子どもは、他の児童のようにコミニュケーションがとれないからこそ自閉症だ。
相手が、「ばーか」と言ったら、同じ嫌な気持ちにさせる為に「ばーか」と言い返す。
これは、「定形発達」の子どもが出来るコミニュケーション方法だ。
相手が、わざと嫌なことを言う。自閉症の子どもは、同じように、相手が嫌がることを思いつかない。
しつこく、しつこく、相手が嫌がることを言う。 自閉症の子どもは決死の思いで、ひっかく事しか出来ない。
なぜ、こんな簡単な事すら分からないのだろう。
自閉症の子どもは、必死に相手をひっかくと言うことで、一生懸命訴えているのだ。
「自閉症の子どもにひっかくのを止めさせる方法はありますか?」なぜこの質問が、
「もう一人の子どもに、自閉症の子どもが嫌がることを言わないようにさせる方法がありますか?」
という方向に行かないか。
それは、自閉症の側が悪いと決めているからだ。
この日、私は、そこの会場で自分の身を以て、私の行動で、自閉症の有り様を見せたが、
それを見て、何か感じた人は居るだろうか。彼らに、そんな感性があるだろうか。 疑問だ。
どうもそこに集まったのは、今年、特別支援教室に移動になったばかりの教師が多いようだった。
小岩の養護学校と、青鳥養護学校の教員による発表が行われた。
発表の内容については、大いに物言いたいところだが、それはさておき、
せっぱ詰まった教師の一人から質問が出た。
「担任の自閉症の子どもなんですが、一人嫌いな子どもが居て、その子が自閉症の子どもの
嫌がることを言ってからかうんです。自閉症の子は、言われると思いっきり爪でひっかくんです。
何度も注意しているのですが、どうやったらひっかかなくなるでしょうか」
青鳥学園の教師が何とか答えようとしたが、答えを導き出す前に、後で答えるとひとまずうち切られた。
なんて事だ。これが、自閉症の教育を専門にする連中の集まりか?
自閉症の子どもは、他の児童のようにコミニュケーションがとれないからこそ自閉症だ。
相手が、「ばーか」と言ったら、同じ嫌な気持ちにさせる為に「ばーか」と言い返す。
これは、「定形発達」の子どもが出来るコミニュケーション方法だ。
相手が、わざと嫌なことを言う。自閉症の子どもは、同じように、相手が嫌がることを思いつかない。
しつこく、しつこく、相手が嫌がることを言う。 自閉症の子どもは決死の思いで、ひっかく事しか出来ない。
なぜ、こんな簡単な事すら分からないのだろう。
自閉症の子どもは、必死に相手をひっかくと言うことで、一生懸命訴えているのだ。
「自閉症の子どもにひっかくのを止めさせる方法はありますか?」なぜこの質問が、
「もう一人の子どもに、自閉症の子どもが嫌がることを言わないようにさせる方法がありますか?」
という方向に行かないか。
それは、自閉症の側が悪いと決めているからだ。
この日、私は、そこの会場で自分の身を以て、私の行動で、自閉症の有り様を見せたが、
それを見て、何か感じた人は居るだろうか。彼らに、そんな感性があるだろうか。 疑問だ。
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COMMENT
●NO TITLE
どうでしょうか。
うちの息子も去年は他害がひどかったですが、
相手の子の言動を変えてくれと頼んだことはないです。
先生がいる前でからかう子は、まだかわいいものですよ。
年齢を追うごとにもっと陰湿な、保護者の目の届かないところでの
からかいやいじめに遭うかもしれません。
大人になった時は、手を出した方が警察のお世話になります。
将来的にそういった環境に置かれる可能性を考えれば、
からかうのを止めさせるというのは、場当たり的ではないかと。
大人の前で行われるからかい行為は、された子に自分を守る方法を
教える学習の場にすべきと考えます。
もちろん、対処法は自閉症の子の苦手を考慮したものでなければならず、
個々の性格や細かい特性への配慮が必要です。
個人的には、短時間の質疑応答できっぱり答えを出すような先生なら、
むしろ疑問に思いますね。
「後で答える」と言われた内容がどのようなものだったのか、気になります。
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