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性的接待:警察幹部、娯楽施設の取締帳消しの見返りに

 違法な成人向けゲームセンターへの取り締まりを帳消しにする見返りとして、ルームサロン(高級個室バー)で性的な接待を受けた疑いが持たれている警察の幹部に対し、事前拘束令状(容疑者の身柄を確保できていない状態で捜査機関が裁判所に請求する令状)が請求された。京畿地方警察庁第2庁舎(議政府市)の広域捜査隊は12日、坡州警察署幹部のパク容疑者(51)に対し、違法なゲームセンターへの取り締まりを帳消しにする見返りとして、接待を受けていた容疑で事前拘束令状を請求した、と発表した。また、パク容疑者を接待した容疑で、キム容疑者(46)に対する逮捕状を請求するとともに、京畿道坡州市金村洞で成人向けゲームセンターを経営しているイム容疑者(43)と、パク容疑者への接待を指示した疑いが持たれているゲームセンター経営会社のイ社長(47)を逮捕した。

 坡州警察署幹部のパク容疑者は、イ容疑者が今年2月から、射幸性をあおる違法な成人向けゲーム機50台を設置したゲームセンターを経営していることを知りながら、同署のゲームセンター取り締まり係に対し、取り締まりを保留するよう指示するなど、犯罪行為を黙認していた疑いが持たれているという。警察の捜査によると、パク容疑者はイ容疑者の高校の後輩であるキム容疑者を通じ、計18回にわたって酒席で600万ウォン(約45万円)相当の接待を受けていたことが分かった。なお、警察はパク容疑者を今月11日付で職務から外した。

 また、警察はパク容疑者のほかにも、警察官がわいろや接待を受けていないかどうかについて調べを進めている、と発表した。

議政府=イ・ジェジュン記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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